肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

誕生日

2012-11-24 17:55:52 | 日記

22日に誕生日を迎えました。
ぞろ目の44歳になってしまいました。
あっという間に歳って取ってしまうんだなぁとつくづく感じてしまいます。
特に30過ぎてか、35過ぎてからでしょうか。。。
また母の病気が分かってからの1年8カ月。
この時は毎日が長く感じたりしていましたが今思うとあの辛かった日々はたった1年8カ月だった
のかと思い、時間というのは本当に全く違う感じ方をするのですね。

母が病気を知り入院をしている時に病棟にある団欒室?にある本に肺がんの本がいくつかありました。
どこの病院もそうでしょうが入院患者さんが読んだ本を置いていったものが沢山あるのです。
それを母はみんなが帰った後に手にとって読んだようでした。
ステージ3の5年後の生存率が16カ月とか2年とかを見て自分の余命の様なものを
感じたのかもしれません。
先生達はずっと余命はひとそれぞれだからと母の性格も考えて教えてはくれませんでしたが
ホスピスに行くと決め診断書を預かった時に封がしていなくその時に3カ月~6カ月と知ったのでした。

涙のきっかけはどこにでも転がっています。
こうやって思い出したらすぐに涙が出てしまう。
テレビで病気で苦しんでいる人を見たり、楽しそうな親子を見かけたり、一緒に買った洋服を
この冬衣替えをした時に出てきた時だったり、ありとあらゆる所に母の存在を感じます。
去年の今頃は母とまだ話をしていたのだと思いどうして今は会えないのか、話せないのかを
不思議な気持ちでいます。
やっぱり今も母が居ない実感はありません。