肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

母の様子

2011-11-29 18:19:39 | ホスピス

昨日は朝からずっと刺繍をしていました。
どうしても一日で仕上げたくて慣れないのを説明書を見ながらで朝方の3時半まで掛かかり仕上げました。
しかし、今日持って行くのを忘れました。。。(いつも)
途中、お昼や夕飯は食べましたがそれ以外はずっと針を刺していたので何となく左手が腱鞘炎ぽいです。
楽しみの無い部屋に淋しい時のお守り代わりにと母の側に置きたくて作りました。
後は額に入れて渡します。
2度程、父に電話をして母の様子を聞きました。
とても辛いようでしんどいしんどいと繰り返し苦しそうで先生が何度も薬を調整してくれました。
ベットの上に座ると倒れてしまいフォークを持って食事をしようとするとそのまま後ろにも
倒れてしまうので座椅子を用意して貰ったそうです。
耳鼻科の先生も見に来てくれたのですが喉や鼻を見たのですが痰なども無く悪い場所が無いそうです。
少し腫れているのでその為に異物感を感じるのかもしれないとの事でした。
今の状態で吸引やネブライザーをすると逆に痛めてしまうので止めになりました。
やはり気持ちからの部分も大きいようです。
先生は何度も何度も前の病院の薬より悪いものは止めて状態が良くなる物しか使っていないよと
母に安心して貰う為に細かく説明して言っていたそうです。
父はそのまま帰らず母の様子を見る為に泊りました

今日は午前中に前の病院からMRIやレントゲン、先生の診断書などを取りに行きホスピスに向かいました。
ホスピスの先生は本当に良く見て下さっていますが頭の写真が9月のなので変化が分からず
どうにも出来ない部分もあるようです。
肺や血液などでは悪くなっていないのでやはりMRIが早く見たいのです。
でも担当の先生は今日は居ないので明日見て下さり母の状態をやっと把握出来ると思います。
病室に入ると母はとても静かで穏やかでした。
苦しくないようで朝からゆったりとまどろんだ感じみたいです。
後から他の先生が様子を見に来てくれた時に苦しく無い?と聞かれ母が楽だと答えたら初めて○○さんの
楽になったと聞いたよと嬉しそうに笑ってくれました。
ずっと苦しくてホスピスに入ったのになんでこんなに苦しいの?とずっと言っていました。
先生達も良く分かっていて本当に辛かったよね、大変だったよね、今日は楽に過ごせて良かったと言って
出て行かれました。

明日は先生からのお話があります。
多分、1カ月で別人の様に変わった脳の転移を見たらびっくりすると思います。
でも何か希望や安心感につながる事を言われたいです。


睡魔

2011-11-27 17:42:07 | ホスピス

昨日の事もあり母が心配でした。
昼過ぎに行くと叔母が来ていました。
母は寝ていました。
叔母の話によるとずっと寝たままの様で一度トイレに行ったけれどまたすぐに寝たそうです。
その後1時間経っても寝ていました。
その頃に父が来ました。
荷物をガサガサと音を立てて片づけをしていたら母が目を覚ましました。

ホッとしましたがろれつが回っていません。
何を話しているか分からない状態です。
声も小さく口元に耳を近付けないと分から無い状態でした。
どんな薬を使っているのか心配になりました。
母は手の治療をまだやって貰っていないと言ったのでナースコールしました。

看護婦さんが来てこれからやるのだと言われまいた。
昨日の様子を聞くと夜は寝れたようですが朝起きてから不安が大きくなり薬が出たそうです。
先生もお休みだったのですが顔を出してくれたそうです。
その時に母がどうしたいかを聞きゆっくり休みたいとの希望でソラナックスとリリカ
安定する注射を打ったそうです。
その為に寝ているそうです。
場所にも慣れず不安も大きいのでゆっくり休む事も大事と看護婦さんが言いました。
心配する薬の量では無いので安心してくださいと言われホッとしました。
止めていたリリカもやはり気管や痺れなどで苦しんでいるので再開しました。
リリカも眠気が出るそうです。

今日は父が泊ります。
夜になったら母の気持ちは父がいて少しは違うと良いなと思います。
そして明日、一緒に話が出来たら嬉しいです。

主治医の見解

2011-11-26 19:04:51 | ホスピス

今日は休みなので息子とホスピスに行きました。
行くと母はとても辛そうにしていました。
喉に張り付いた痰が取れず苦しくて苦しくて時に叫んでしまう程。
しばらくしたら先生が来てくれました。
私が来た事で新たに昨日からの様子と血液検査の話をまた詳しくしてくれました。
先生は今の母は検査の結果は悪くなく白血球は正常、CRPも0で癌によってでは無く
精神的に参っているせいが大きいと話しました。
精神的に参ると喉のあたりに異物感を感じたり副作用でも喉にくるそうです。
時間を掛けて詳しく話してくれる先生には本当に感謝しています。
先生や看護婦さん達も昨日私が居なくなってからも色んな話を聞いてくれたみたいで
外国に20か所も行ったりお料理をいつも人にもてなしたり色んな趣味をしていたそうですね、
なんでも出来て活動的に楽しんだ方の方が何も自分で出来なくなる状態は本当に辛いんです。
辛いお気持ち分かりますよ。
そうゆう気持ちからの症状の方からでしょうから何でも遠慮なく言って下さいね、
そうしないと分からない事がいっぱいありますからねとお話して下さいました。
母の辛い気持ちをここまで言って分かってくれた先生は居なくて涙が出てしまいました。

夕方帰るまでに先生は土曜日にかかわらず何度も何度も来てくれました。
痰が辛いと、どうしようも無く辛い、死んでしまいたいなど漏らす母にすぐに対処してくれ
鼻などの通りが良くなるようにミントの香りが効いた塗り薬の処方を作ってくれました。
我慢出来ない状況を見に来てくれ薬剤の処方を早くする様にもしてくれました。
ムコソルバンが効かないからと止めたのが状態を悪くしているのかもと母が言ったので
持って来て預けていた薬を飲ませて欲しいと言ったらすぐに対応してくれました。
ムコダインの方が効くだろうとまた処方を出してくれました。

気持ちも不安で不安でいっぱいになり、あぁーパパ助けてと叫ぶ様になり夜になって一人になれないかもしれない
母でしたが看護婦さんが今日は朝に下剤を飲んだのでデパスを飲んでいなかったから
飲んでみようと言ってくれデパスの変わりに処方して貰ったソラナックスを飲みました。
デパスよりも強く長く効くらしくムコソルバンと一緒に飲んだらすごく落ち着き寝られるようになりました。
その為に帰るのを悩んでいた父も一度帰る事にしました。
母も帰っていいよとまで言え薬が効いたのだと思い少し安心しました。
看護婦さんにお願いをして帰宅しました。

・・・独り言・・・
せまい駐車場で車を磨ってしまいすっごく気分が落ちてしまった私は殆ど無言で運転して帰宅しました。
実は2日続けて。本当に何て運が悪いんだろうと落ち込み全然楽しい気持ちになれません。。。あ~あ。

土曜日の様子

2011-11-25 19:35:06 | ホスピス

今日は用事がありホスピスにいけませんでした。
その為に夜になってから父に電話をしました。
実家にも携帯にも出なくて心配していました。
それが1時間位あったのですが携帯から電話が来ました。
ポケットに入れていて分からなかったそうです。
困ります。。

父は今日も泊りです。
母の様子を聞くと今までに無い位に息苦しいみたいです。
先生が何度も来てくれ薬の調整や点滴などで対応してくれているみたいです。
今も先生の声が電話の側から聞こえます。
タルセバをやめた事よりも緊張や不安などの影響からかも知れないとの事でした。
とにかく、落ち着いて欲しいだけです。
良くして下さる先生で良かったですが明日、母の顔を見るまで心配です。

ホスピス

2011-11-25 19:13:44 | ホスピス

昨日の木曜日、朝9時に実家に母を迎えに行きました。
父と一緒に兄も来ました。
車で30分程でホスピスに付きました。
少し広めの部屋ですがベットがとても狭くて母は嫌がって何度も落ちそう、寝返りが出来ない、
手が伸ばせないと言っていまいした。
部屋には洗面所とトイレ、小さめのタンス、病院にあるようなテレビ冷蔵庫セット、一人用のソファです。
10時になると担当の看護婦さんが挨拶に来ました。
担当は2人いるそうです。
主治医の他に2人の先生も顔を出しました。
ボランティアの方が小さなお花達を挿した一輪ざしを持って来てくれました。
窓からの景色は残念ながら目隠しの為のコンクリの壁でしたが花を植えたりしていました。
日は良く当たり部屋の中はとても熱い状態になるほどです。

午前中に撮ったレントゲンと血液検査の結果が出たので先生に呼ばれました。
結果は血液検査では栄養状態が少し悪いのと後はわずかな数値の上下だけで心配は無く
レントゲンでは気管に腫瘍が圧迫している為に息苦しくなっていました。
母が飲んでいる薬の量に先生さえもびっくりしていました。
これでは飲むのだけでも大変だから少し整理をしましょうと言いました。
余り効いていないミノマイシンやリリカなど様子を見ながら調整していってくれます。
母の状態に対しても細かく聞いて下さりタルセバをやめても自己免疫が上がり症状が良く
なったり止まったりする人もいるんですよと。
ただ楽観はできませんがと言いましたが心が軽くなりました。