「茶席」のお話。 先日、新潟市内のデパート「伊勢丹」で開催された、≪五大流派≫による“茶席”を楽しんできた。このデパートに集まった≪五大流派≫とは、「江戸千家」、「石州流」、「宗徧流」、「表千家」、「裏千家」の五つの流派。私達が訪れた日は金曜日に当たっており、「宗徧流」の“茶席”を訪れることになった。
まず、茶室に入り、畳の上で正座をして待っていると「お菓子」が運ばれてくる。この「お菓子」は、京都府の“鶴屋亀寿庵”の生菓子で、名前を≪落葉≫という。“あずき”を菓子で作られた紅葉した色の“葉っぱ”で包んであるもの。これを美味しくいただくと、次に「お茶」が運ばれてくる。「お茶」は、やはり京都府宇治市にある“上林春松本店”の≪幸の白≫という抹茶。
濃い緑色で少し苦いが、美味しい。飲み終わると、茶会における最上位の客である「正客」が、部屋の“床の間”にある「掛け軸」や「生け花」、お茶を点てる時に使った「釜」や「茶筅」、「茶碗」などについて、いろいろと尋ねられた。これらの質問を受けて、主催者がこの「掛け軸」を書いた人や「茶碗」の制作者の氏名、そして文化的、歴史的な背景などをひとつひとつ懇切丁寧に説明してくれる。
この“茶席”での会話のやり取りが、日本の文化などを知る機会でもあり、興味深いものがある。それにしてもお茶の作法は、奥が深い。また、足もしびれる。
「茶席」
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