1か月以上巣ごもり状態で鳥撮りには行けていません。そこで、撮り貯めた写真の整理をしつつ・・・
この冬は北関東でウスハヤブサが話題となりましたが、ハヤブサ(学名 Falco peregrinus)の亜種について自分の撮った写真から私なりにまとめてみました。
3種の亜種をできるだけオスの同じようなシーンで比べてみました。
〈全体の姿〉
①鳥撮りを始めた2013年からずっと撮り続けている神奈川県内の亜種「ハヤブサ」(Falco peregrinus japonensis)です。
10年の間、代替わりがありますが、毎年営巣・子育てがみられます。
②2021年、北関東で撮った亜種「オオハヤブサ」(Falco peregrinus pealei)
「ハヤブサ」に比べ、頭の黒い部分が大きく黒い頭巾をかぶったように見えます。また、胸から腹への縞紋が太く見えます。
③この冬、地元多摩川で撮った亜種「シベリアハヤブサ」(Falco peregrinus harterti)と言われる個体。
「ハヤブサ」に比べ胸から腹にかけてオレンジ色が見える。縞紋は「オオハヤブサ」同様、短く太い。ただハヤブサのひげ(頭から目の下への黒い模様)は「ハヤブサ」とあまり変わらない。
〈正面顔〉
①「ハヤブサ」ハヤブサのひげ比較の基準です。
②「オオハヤブサ」
明らかに黒い頭巾をかぶったように見えます。胸から腹はややオレンジ色が見られる。
③「シベリアハヤブサ」?
正面から見ても「ハヤブサ」とあまり変わりがありません。
〈飛翔姿〉
①「ハヤブサ」基準
②「オオハヤブサ」
縞紋が明らかに太い。
③「シベリアハヤブサ」?
縞紋は太く、「オオハヤブサ」と区別ができないほど。胸から腹の体色はオレンジ色が見られる。
結論・・・
②は「オオハヤブサ」で間違いないと思います。
問題は③で*太い縞紋*オレンジがかった胸から腹・・・では「ハヤブサ」とは違うものの、*ハヤブサのひげ・・・が決め手に欠け、「シベリアハヤブサ」とは同定できず。
ただ、「ハヤブサ」を長く見て来た経験値から、*オスにしては体が大きいこと。*縞紋の太さ・・・から「ハヤブサ」とは違う!という印象が強いです。鳥さんには個体差があるので難しいですね。疑わしきは同定できず!にしておきます。
この冬は北関東でウスハヤブサが話題となりましたが、ハヤブサ(学名 Falco peregrinus)の亜種について自分の撮った写真から私なりにまとめてみました。
3種の亜種をできるだけオスの同じようなシーンで比べてみました。
〈全体の姿〉
①鳥撮りを始めた2013年からずっと撮り続けている神奈川県内の亜種「ハヤブサ」(Falco peregrinus japonensis)です。
10年の間、代替わりがありますが、毎年営巣・子育てがみられます。
②2021年、北関東で撮った亜種「オオハヤブサ」(Falco peregrinus pealei)
「ハヤブサ」に比べ、頭の黒い部分が大きく黒い頭巾をかぶったように見えます。また、胸から腹への縞紋が太く見えます。
③この冬、地元多摩川で撮った亜種「シベリアハヤブサ」(Falco peregrinus harterti)と言われる個体。
「ハヤブサ」に比べ胸から腹にかけてオレンジ色が見える。縞紋は「オオハヤブサ」同様、短く太い。ただハヤブサのひげ(頭から目の下への黒い模様)は「ハヤブサ」とあまり変わらない。
〈正面顔〉
①「ハヤブサ」ハヤブサのひげ比較の基準です。
②「オオハヤブサ」
明らかに黒い頭巾をかぶったように見えます。胸から腹はややオレンジ色が見られる。
③「シベリアハヤブサ」?
正面から見ても「ハヤブサ」とあまり変わりがありません。
〈飛翔姿〉
①「ハヤブサ」基準
②「オオハヤブサ」
縞紋が明らかに太い。
③「シベリアハヤブサ」?
縞紋は太く、「オオハヤブサ」と区別ができないほど。胸から腹の体色はオレンジ色が見られる。
結論・・・
②は「オオハヤブサ」で間違いないと思います。
問題は③で*太い縞紋*オレンジがかった胸から腹・・・では「ハヤブサ」とは違うものの、*ハヤブサのひげ・・・が決め手に欠け、「シベリアハヤブサ」とは同定できず。
ただ、「ハヤブサ」を長く見て来た経験値から、*オスにしては体が大きいこと。*縞紋の太さ・・・から「ハヤブサ」とは違う!という印象が強いです。鳥さんには個体差があるので難しいですね。疑わしきは同定できず!にしておきます。
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