
東京港野鳥公園では昨年9月来、野鳥マニアの間で大変なことになっています。
東京で初めて見られる「タカサゴモズ」が住みついているのです。関東では16年前に横浜で観察された記録があるだけの珍しい鳥で、東南アジアや中国南部に生息し、どういうわけかこの野鳥公園に迷い込んで来たようです。
冬羽根に衣替えして、越冬。公園側も普段は冬場にヨシ原のヨシを刈り取ってしまうようですが、「タカサゴモズ」の生息環境を守るため、ヨシの刈り取りを今年は行っていません。
そんなわけで、いつ行ってもこのヨシ原を見渡せる観察小屋は野鳥マニアがいっぱい・・・
広いヨシ原にわずか20cm足らずの小鳥を探すわけですから、皆、凄い望遠レンズのカメラを揃えています。それこそ、車が買えるくらいの凄いレンズが並んでいます。
私はと言えば・・・子供用自転車をいかに車並みの性能にするか?いろいろ工夫をこらしています。

Nikonのミラーレスカメラに500mmのミラーレンズをつけると、1350mmの望遠になります。
この焦点距離はかなり強力です!
ミラーレンズの構造はよくわかりませんが、鏡で光を集め、レンズで拡大するようで、いわばパラボラアンテナのような構造ではないでしょうか?
このレンズの最大の長所は、なんと言ってもコンパクトなことです。
1000mmを超える望遠レンズとなると、大砲のように大きく、重たくなりますが、このコンパクトさは驚異的です。
短所は、絞りがF8と暗く固定式であること。ピント調整の動き幅が非常に小さく、ピント合わせが難しい。画像にシャープさがない。・・・などが挙げられます。
また、リング状の「ボケ」は好き嫌いが別れるところですが、私はこの独特の味が好きですね。

これは、そのミラーレンズで撮った「ジョウビタキ」ですが、バックのボケがいい感じで撮れたと思っています。

これは、50m以上離れた「ノスリ」の写真ですが、大きく捉えることができました。
バックのボケは、ちょっとうるさいかな?
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