パップのライブラリー・・・

趣味の野鳥撮影を中心に季節の風景や心象を、徒然に・・・心の赴くまま・・・写真と言の葉遊びで・・・

一期一会・・・鳥撮りの記 174 クマタカ

2016-11-29 21:58:43 | クマタカ
今日は、有給休暇を取って森の王者クマタカ詣で・・・
紅葉をバックにクマタカの飛翔姿を撮りたくて、まだ間に合うだろう!と天気予報を気にしつつ、かねてから予定の行動。

ところで・・・タカとワシの区別って、わかる人はまずいないんじゃないでしょうか?
実は、生物分類上はタカもワシも区別がなく、いずれもタカ目タカ科の鳥さんなんです。
大型のものをワシと呼び、中・小型のものをタカと呼んでいるだけなのです。
それじゃ、大型と中型の境はどこなんだ?・・・ということですが・・・これは私の私見ですが、このクマタカがその境に当たるのではないか?と思っています。クマタカは全長72~80cm、翼を広げると140~160cm。オオタカは50~56cm、110~130cmですので、大きさの差は歴然です。世界標準ではクマタカは立派なワシに相当するようで、初めてクマタカを目にしたとき、思わず心の中で声に出してしまいました。「デカッ!」
山岳森林の食物連鎖の頂点にあるクマタカ・・・風格と存在感を感じさせる大型のタカです。

他の猛禽類は、通常毎年春から夏にかけて繁殖し、複数の卵からヒナを育てます。ヒナは巣立ち後、自分で餌をとることができるようになったら、親元を離れ独り立ちして行きますが、クマタカの繁殖は多くは隔年ごと、しかも卵は1つだけのようです。
つまり、それだけ繁殖数、即ち個体数が少ない・・・ってことなのですね!

クマタカの幼鳥がモミの木の上に・・・
この子は昨年生まれた幼鳥です。来年、親鳥の産卵、子育てが期待できますが・・・そうなると、この子を見ることができるのは来年の春までですね!




飛び出しの瞬間!


今日、クマタカは3回しか姿を見せてくれませんでした。
午前中、最初に現れた成鳥。残念ながら、午前中は曇り空!




最後は午後1時ころ・・・
今日は紅葉をバックには飛んでくれず!空を飛ぶばかり・・・
かろうじて紅葉っぽいところを飛んだシーン。


遠い空の上・・・
よく見ると咀嚢(そのう)が大きく膨らんでいます。餌を食べたばかり・・・ですね。


前回はクマタカの他、カケスやジョウビタキなどその他の鳥さんも頻繁に現れて退屈なく過ごせたのですが、今日は全く他の鳥さんの登場はなし!
こんなことも珍しいことです。釣りでいえば、本命以外、外道(げどう)が全く来ない!ってこと・・・
この外道・・・外道とは言いながらも、おまけのような、プラスアルファのような・・・結構うれしいもので・・・
今日は本命のクマタカももう一歩・・・って感じだっただけに、外道なしは輪をかけて寂しい結果でした。

NIKON D500
AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR+1.4テレコン 700mm(35mm換算1050mm)
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