

ソロモン諸島 ガダルカナル島 採集紀行 その7 (最終回)
島谷 光二
2015年1月16日(金) BARANA村の森元ポイント ※15時に参加者で戦没者慰霊碑に黙とう
5日目となり最後の採集日なので、先輩の森元さんの白い花のポイントで1日採集することにした。
8時には、ポイントに着く。
30分もしないうちにアオメガネアゲハ♂は白い花に止まる。
森元さんは慎重にネットに入れる。
その後、先輩は10時くらいまで、現れるアオメガネトリバネの♂をネットする。
「島谷さん、長竿でとってくれ!」なんとアオメガネ♀が白い花に来ていた。
ネットすると大きい新鮮な美麗な♀で、森元さんのビックな採集品となった。

椰子の実ジュースで乾杯。
2015年1月17日(土) ホニアナ空港から成田へ ※寒暖の気温差40℃

ホニアナ空港。
朝10時にホニアラ空港を立ち、ポートモレスビーで乗り継ぎ19時に成田へ、森元さんは羽田近くのホテル、私は成田のホテルに泊まる。
18日(日)の便は、千歳空港が雪の為、欠航となり、成田にもう一泊して19日に大雪の札幌に帰る。
連日35℃近い気温のガダルカナルでトリバネアゲハを採集したのが夢の世界のように思えた。
○ソロモン諸島ガダルカナル島で採集したビクトリアトリバネアゲハとアオメガネトリバネアゲハ

トリバネアゲハの発生時期に当たったのは幸いした。しかし、白い花の咲く樹木が少なく、あるいは、すでに咲き終わりで、限られたポイントに訪花したり吸蜜でとまったものを採集した。
このほか林道をゆったりと滑空する♀を数頭確認できたが採集できなかった。
ビクトリアの♂は、赤いネットに突然飛び込んできた。飛んでいる姿を見ていない。赤ネット威力あり!
○ ガダルカナル島のチョウ

ガダルカナル島特産種も採集できたが、多くは破損していた。 トラフタテハ、シロオビチャイロタテハ、マダラ類も数種採集できた。 発生のタイミングであれば、林道の湿気の多いところに無数のチョウが乱舞するらしい。
シジメ・セセリは、冷凍庫の中で私に展翅されるのを待っている。
終わり。
この紀行文は ウスバキ No 108 に掲載されたものですが とても好評であったため 本ブログにも再録したものです。
ウスバキは 500 部ほどの発行部数ですが 本ブログでも多くの方々にみていただきありがとうございました。


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