北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2017年度のカバイロシジミ、オオイチモンジの初見日

2018-01-31 21:32:47 | カバイロシジミ
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2017年度の、カバイロシジミ、オオイチモンジの初見日



2017-6-23 (金) 曇のち晴れ 22度C



朝10時、近郊の山へ出かけリンゴシジミ、エゾシロチョウ、シロオビヒメヒカゲなどと遊んだ。



昼食後、毎年カバイロシジミの多い農道へむかうと、発生初期とおもわれるカバイロシジミ1♂、今年初見の個体を発見し撮影。




続いて入った林道では 思いがけずオオイチ1♂発見し 撮影した。



今日が 2017年度 オオイチモンジ 初見日となった。




羽化したばかりの美麗個体で、みていて溜息がでるほど美しい。










撮影後、つい採集してしまった。





今年、あれほど多かったミヤマカラスアゲハ春型は はや姿を消してしまった。





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日帰り温泉入浴とゼフィルスの採卵。

2018-01-26 12:00:28 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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日帰り温泉入浴とゼフィルスの採卵。

201X-11-4  (月) 快晴 のち曇り 一時雨

この日、F 氏をさそって みんなで 北見市郊外の温泉へ昼食付き入浴へいった。


昼食はいろいろなお手頃メニューがあり 私は山菜ソバと焼きおにぎり。


昼食後、私はF 氏と二人でフォレスターで近くの林道にキハダ幼木探しにいったが発見できず。


林道の奥へは、倒木のため途中で通れず引き返した。


帰路、林道沿いのミズナラ倒木からアイノミドリ15卵 エゾミドリ5卵 採集。


エゾヤマザクラから メスアカミドリ2卵 ハンノキからミドリシジミ8卵採集。


エゾヤマザクラからメスアカミドリシジミ採卵中。


メスアカミドリシジミ越冬卵2卵。



ハンノキからミドリシジミ採卵中。



ミドリシジミ2卵。



ミズナラ倒木でゼフ卵を探しているところ。





エゾミドリシジミ5卵。



エゾミドリシジミ2卵。




アイノミドリシジミ2卵。


アイノミドリシジミ2卵。



アイノミドリシジミ1卵。



この林道はゼフィルスの採卵によいかもしれない。 


かって各種ゼフィルスを何百何千と夢中で飼育した時期もあったがその後は完全に飽きてしまい最近は採卵はしたことがなかった。


この日はキハダ幼木さがしに入っただけなので、採卵はこれまで。


林道沿いの渓流は毛針でさぐったが 魚信なし。


どこまでもダラダラ川でたまりがない。


また温泉にもどり温泉に入った。


すぐに肌がツルツルになるアルカリ泉みたいで お湯は透明、暖まる。


なかなか良い温泉で、この日男湯はけっこう混んでいた。



ツルウメモドキは 鹿よけネットにあちこちでツルを張って広がり大繁殖していた。








 
林道で 採ってきたツルウメモドキを玄関に飾った。





 PS 散歩はEね さん。 いつも楽しくみさせていただいています。  もしかして クロヒカゲを ヒカゲチョウ として紹介していませんか。

   ちょっと気になったので……..。





 


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リンゴシジミの卵の色は2種類

2018-01-21 11:29:01 | リンゴシジミ
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リンゴシジミの卵の色は2種類

これまであまり気にしたことはなかったのだが、リンゴシジミの越冬卵の色は少なくとも2種類あることに気づいた。 


エゾノウワミズザクラが一般的にリンゴシジミの人工採卵に用いられるが、これに産まれた卵は例外なく白い。








一方、2017年はスモモを用いたが、これに産卵されたものは暗褐色であった。




食樹の種類によって卵の色調がかわるのかどうか、単なる偶然なのか今後注意して見てゆきたいとおもう。



拡大観察してみるとスモモに産まれた暗褐色調のリンゴシジミの卵は饅頭型で中央が浅くくぼみ、表面はあまりするどくない短い突起でおおわれている。













梅に発生したリンゴシジミ幼虫。さて梅に産卵されたリンゴシジミ卵の色はどんなだろうか。






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ヒメチャマダラセセリが希少種指定とは

2018-01-19 18:42:10 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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ヒメチャマダラセセリが希少種指定とは



2018年1月19日(金)北海道新聞朝刊





ヒメチャマダラセセリはすでに国の指定する天然記念物でもともと採集禁止なのに、なにを今さら希少種指定なのだろうかと法律関係にはまったく素人ながら素朴な違和感をおぼえました。


そこでネットレベルですが多少の情報を得て考察してみました。見当違いな考察になっていれば、ぜひご指摘ください。


国内希少野生動植物種 および 緊急指定種 とは

絶滅のおそれがあり、人為的な影響により減少が見られる種で種の保存法上の規制対象となるもの と考えられます。


これは文部省の指定する特別天然記念物とはまったく異なる概念の指定のようです。


この指定はあらゆる希少生物を対象にしていますが以下は、今回の蝶に限った話になります。


要するに、ヒメチャマダラセセリを採集したり現在所持している標本を無断で展示したり他人に譲渡したり販売したりしたら 種の保存法 を適用して、厳しい罰則を科すからな 覚悟しろ といった脅し効果を期待する措置と考えればよいと思います。



人為的な影響 とはヒメチャマダラセセリの場合でいえば、ずばり成虫、幼虫、卵を採集する密猟者 を指すものと言えます。



ただ、今どき多大なる危険を冒してまで、こんなやたらと地味な(ある意味チンケな)蝶を密猟する人がいるのか、もしいたとしても蝶の減少原因が単に密猟者によるものだけなのかといった疑問もあります。



私はかねてより、象さんを射殺して象牙をさばく密猟者を念頭に考えられたような法的措置を、まったく別次元の生物である蝶にも適用しようというのは噴飯ものみたいな気もしていました。


みそもくそもいっしょ といった感じ。ある意味では 徳川綱吉の 生類憐れみの令  にそっくりな側面もある。



全国にはヒメチャマダラセセリはもとより他の希少種蝶の 規制以前に採集された標本 を所持している方はおびただしい数になることを完全無視しているのも大きな問題です。



この点に関しては完全に憲法違反であるという意見もあります。



ヒメチャマダラセセリは従来、文部大臣が指定する国の天然記念物で、たとえば採集許可などは文部省関連の文化庁にお伺いをたてることになっていましたが、ここに環境省が横からしゃしゃりでた様相を呈しています。



手ぬるい文部省などにまかせておけばこの種は消えてしまう といったところでしょうか。



単なる縄張り、利権あらそい、業績作りではないかという意見もあります。



ただ現在、一般的な蝶愛好家たちの間では、現状をあるがまま手をつけず、蝶の採集禁止や標本の譲渡販売禁止を徹底すればその蝶の絶滅を防げる などと考えるのは現場をほとんど知らない環境省のお役人のみだと認識されています。



もしかすると、そんなことにはまったく興味はなく、単に採集(捕獲)禁止種を増やすだけがオイラの仕事と考えている気配すら感じられます。



環境省の担当職員の方( ころころ担当は変わるのでしょうが )は、是非このような認識をくつがえし、希少種の絶滅予防ないし絶滅先送りに寄与するもっともっと有用な方策を提示する方向に仕事内容を大きくシフトしていってほしいと考えます。 少なくともそのような姿勢くらいは示してほしい。



現在の環境省のマンパワーではそんなことまではとても手が回らないといういいわけが聞こえてきそうです。



しかし 単に採ったらダメよ かじるからな というだけなら我が家のわんこにも言えます。



幸い、ヒメチャマダラセセリに関しては地元有志などが中心となって最近、文化庁 ? の許可を得て 実験的にハイマツを切ったりキンロバイを剪定するなど、産卵環境改善の試みがなされているようで、その結果にも期待したいところです。


国内希少種の指定については3年ごとの見直しも図られる制度設計になっているといい将来、ヒメチャマダラセセリはともかくイシダシジミなどは再検討されるような状況がくることを期待したい。






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赤ボケを好みシロボケには産卵しないエゾシロチョウの謎

2018-01-14 15:01:49 | エゾシロチョウ 
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赤ボケを好みシロボケには産卵しないエゾシロチョウの謎



2016-9-19 (月) 曇 のち雨 のち曇 16度C 
 
朝、クジャクチョウがムクゲのピンクの花にほんの数秒ずつ吸蜜中。

ムクゲの花に吸蜜しようとするクジャクチョウは初めて見た。

やたら絵になりそうな美しい光景だ。

撮影しようと急いで外へでたがたちまち飛び去ってしまった。 

そのまま庭にはびこったカタバミを種子を飛ばされる前に抜く作業、ひきつづきトマト収穫。 

ウスユキソウ類 アメリカコマクサ ヒダカミセバヤにハイポネックス撒布。









秋のロックガーデンにはきれいなこけが目立ちはじめる。





トマト 新しい茎にかなり小さな実がついており縛りなおす。



我が家の秋の訪れは庭一杯に咲き誇るシュウメイギクとカクトラの花で始まる。









マユミが実をつけ、はじけて種子が露出しはじめた。





マユミが種子をつけ始めるとまさに初秋の風情だ。








シナシボリアゲハの食草が種子で庭のあちこちにはびこっている。

これまでのところシナシボリをこっそり飼育するような好機にはめぐまれていないが、このハート型の葉は捨てがたい。





我が家の庭には赤ボケとシロボケがかなり繁殖している。

赤い花の咲く赤ボケにはエゾシロチョウの越冬巣がびっしりと見られる。





一方、何故か白い花の咲くシロボケにはまったく産卵せず越冬巣もない。



こころみにシロボケに越冬巣をつけてやると幼虫はシロボケの葉を食べ、巣をつくり最終的にエゾシロチョウは羽化してくる。

不思議だ。どなたか同様の経験のある方など教えてください。




昼は ゴーヤチャンプルと ゴマ豆腐 トマト。




今年は珍しく家庭菜園でゴーヤ大豊作でした。




昼食後は近郊の渓流にニジマス釣りに行き午後6時まで遊んできた。


夕食は予定どおり 今日釣ったニジマスのムニエル。サヤインゲン。TKG.

といった他愛のない一日でした。


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