北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

シロベニヒカゲ発生頻度   シロベニヒカゲ物語 その参

2015-12-31 14:53:42 | シロベニヒカゲ
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シロベニヒカゲ発生頻度






手前がシロベニヒカゲ♀。 むこうが通常型ベニヒカゲ♀。ヨツバトウヒレンで吸蜜中。



たとえば1999年8月14日(晴れ)、♂の盛期が過ぎ♀が多い時期だが ベニヒカゲ36♂♂170♀♀を採集した。


おびただしい数のキタベニヒカゲのなかにシロベニヒカゲが散見された。
 


通常型キタベニヒカゲ♀。ヨツバトウヒレンで吸蜜中。




このとき新鮮なシロベニヒカゲ5♀♀を採集している。



シロベニヒカゲ♀。ヨツバトウヒレンで吸蜜中。


ベニヒカゲ総採集数の2.4%がシロベニヒカゲであったことになる。


通常型ベニヒカゲは♂の汚損個体が多く♀も破損個体がみられ、この時は新鮮個体しか採集していないので通常型ベニヒカゲの実採集総数はもっと多い。



従って実際のシロベニヒカゲの出現頻度はさらに低く、1%前後かと推定している。


         この項、続く。




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シロベニヒカゲの運命  シロベニヒカゲ物語  その弐

2015-12-29 20:56:12 | シロベニヒカゲ
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シロベニヒカゲ物語  その弐

シロベニヒカゲの運命

シロベニヒカゲは1991年の発見以来、発生数に変化はあるものの、2007年まで、ほぼ毎年採集されてきたが2008年には発見できなかった。






発生地は100m四方ほどの極めて狭い地域であり周辺一帯に飛ぶおびただしい数の通常型ベニヒカゲの中に散見される形で採集されてきた。



これらベニヒカゲ発生地は当初はチシマザサやスゲのほか、豊富なヨツバトウヒレンなどをまじえた亜高山帯を思わせる背丈の低い植物が主体の特異な草原的環境であった。


近年、発生地付近に急速な環境変化がおこり、広範に背の高いクマザサが広がりはじめ、食草と思われるスゲ類や重要な吸蜜植物であるヨツバトウヒレンなどがクマザサの下に埋もれてしまうようになってきた。

そのためベニヒカゲ個体群も発生数が激減しはじめ、それにともないシロベニヒカゲも激減してきた。

おそらくこれら個体群は早晩時間の経過とともに消えてゆくものと思われる。

このようなベニヒカゲ発生地の盛衰は北海道各地でよくみられてきた現象である。

           
                この項、続く。



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シロベニヒカゲの発見  シロベニヒカゲ物語 その壱

2015-12-27 19:09:22 | シロベニヒカゲ
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シロベニヒカゲ物語 その壱

シロベニヒカゲの発見

北海道におけるベニヒカゲ( Erebia neriene)の変異としては前翅表の橙色斑の色調(天人峡や羅臼岳などの暗色橙色斑)や眼状紋の増減・性状(道北のメナシベニヒカゲなど)、裏面白帯性状(利尻島のオウゴンベニヒカゲ、礼文島のシロオビベニヒカゲなど)などが主なものである。



これは通常型と思われるキタベニヒカゲ♀。 Erebia neriene。 花はこの発生地での主たる吸蜜植物のヨツバトウヒレン。




一方、北海道では場所によってはベニヒカゲは極めて多産し、多数個体を検するとこれらの変異は一般的に地域変異なのか個体変異なのかすらわからなくなってしまう。



私たちは、1991年8月15日に偶然に北海道中標津町清里峠で前翅の橙色斑の赤みが消えて淡いクリーム色に変化した特異なベニヒカゲ個体群を発見した。











飛翔中は前翅橙色斑が白く見えるためこれをシロベニヒカゲと呼んだ。

シロベニヒカゲが見られる場所はとても狭い範囲であったので、愛好家の殺到による絶滅を恐れて、あえて公表することなくその後20数年間、継続的に調査観察をした。

         この項、続く。



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キラキラ美麗カメムシ、釧路動物園のツノアオカメムシ

2015-12-25 17:56:28 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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キラキラ美麗カメムシ、釧路動物園のツノアオカメムシ。


2014-8-3 (日)  曇り

この日、孫たちと釧路動物園を訪れていた。

釧路動物園の食堂付近の小屋の木の壁になにかきらきら光る物を発見、近寄ってみると初めて見る虫で、私が大嫌いなヘッピリムシの仲間かと思われた。

我が家ではせっかく実った立派なイチゴにカメムシがついていることがしばしばあり、そのイチゴは臭くて食べられなくなる。

また、とらえようとすると猛烈な悪臭を発する。

それで我が家ではカメムシ類はヘッピリムシと呼ばれて嫌われ続けてきた。

しかし、このヘッピリムシはあまりにもきれいすぎる。思わずデジカメ撮影した。









強烈な悪臭でもかけられてはイヤだとおもい採集はまったく考えなかった。 

帰宅後、なんとなく気になってネットで調べると ツノアオカメムシ ではなかろうかと同定したが私はカメムシど素人である。

同定上の問題などありましたらご指摘ください。

美しいカメムシの代表としてカメムシ愛好家の間ではとても人気があるらしい。

学名に Japonica とあるので 日本とは縁が深いカメムシなのだろうか。

しかし画像を沢山しらべたが ツノがとりたてて青いわけでもなし、和名のいわれは一体なんだろう。


カメムシ科 ツノアオカメムシ  Pentatoma japonica Distant

体長20 mm 前後。金緑色に美しく輝いていた。死ぬとこの輝きは消え暗緑色になるという。

山地性で夜間灯火にも飛来するという。ハルニレ、シラカバ、ミズナラ、ケヤキ、カエデなどの樹液を吸うという。




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北見市の夏、ヘイケボタルが飛ぶ

2015-12-23 14:42:53 | 蝶・昆虫・自然・同好会など
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北海道北見市の夏、ヘイケボタルが飛ぶ。

2015-9-20 (日) 晴れ のち曇り 雨の予報だったが結局は降らなかった。

北海道東部の北見市にも、かってホタルはけっこういました。

今から50年ほど昔、北見市とん田町に住んでいた私は 毎年8月になるとホタルが飛ぶのを見ていました。

やがて周囲の広大な森が切り払われ、湿地はすべて埋め立てられホタルは消えました。

その後、ホタルのことなどすっかり忘れて50年。

この日、北見にホタルを復活させようとしている人たちがいるのを知りました。

指定外来種に指定して駆除の対象になりそこなったゲンジボタルではなくヘイケボタルです。










ここに蛍が飛ぶ。

ここで増やしているホタルが北見原産のものなのかどうかが、ちょっと気になりますが来年の夏、孫たちとホタルを見にゆこうかと思います。 


しかし蚊に刺されそうだなあ。




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