北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

サロマ湖のカバイロシジミを撮影 その弐

2015-08-31 18:33:37 | カバイロシジミ
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2015-6-21 (日)  晴れ

サロマ湖のカバイロシジミを撮影 その弐

この日は結局 カバイロシジミ6♂♂ 出現。 3♂♂撮影 2♂♂採集。1♂見失う。





羽化したてでほぼ完ピン。カバイロシジミは 前述の理由でアカツメクサにはあまりとまらず 白いクローバーの花にもっぱら吸蜜する。

今日のように太陽の光がぎんぎんギラギラでは私の KD-500Z で撮影すると、しらっちゃけた悲惨な写真しか撮れない。

そこで撮影者が自分の体でカゲをつくり、すっと蝶をカゲにいれると蝶が鈍感になり撮影しやすく美麗な写真を撮影可能。









しかし敏感な蝶だと影に入ったとたん異変を感じて飛び去る個体もいるが、まあしかたない。 

ここで1時30分~2時30分まで 過ごす。










クサフジが道路脇にかなりありカバイロシジミはこれに発生しているとおもわれた。

しかし草刈りおじさんが熱心だと道路脇のクサフジはみな刈られてしまうかも知れない。

キアゲハ ボロ モンキチョウ♂B がいて、飛んでいるエゾシロに盛んにちょっかいをかけ追い払っていた。


北見への帰路、低い峠からサロマ湖が遠くに見えた。



       終わり。



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サロマ湖のカバイロシジミを撮影 その壱

2015-08-28 06:53:45 | カバイロシジミ
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2015-6-21 (日)  晴れ
サロマ湖のカバイロシジミを撮影 その壱

サロマ湖のカバイロシジミは白いクローバーがお好き 



この時期、サロマ湖の湖畔には、ハマナスの花が咲き乱れる。


サロマ湖畔に沿ってゆっくり車で流してゆくと アカツメクサのピンクの花にエゾシロチョウが多く 俗にいう交尾拒否行動が盛ん。

そのなかを白い小型の蝶がかなりのスピードでクローバーがパラパラみられる荒れ地を低く飛んでいる。



必死に目をこらしていないとすぐ見失う。ときどき、すっと蝶が消える。

クローバーの白い花で短時間吸蜜するのだ。


蝶が消えたあたりへ足早に近づき白いクローバーの花をさがすと、思ったとおりカバイロシジミであった。







実はアカツメクサの花が満開で、こちらのほうが大量の蜜があるはずだがカバイロシジミはこれを嫌う。


ストローが短かすぎてアカツメクサの大きな花では蜜のあるところまで届かないのだ。

カバイロシジミがより小さなクローバー(シロツメクサ)の花に好んで吸蜜する理由は簡単であった。











道路脇に草刈りをまぬがれたクサフジの群落があり、ここにカバイロシジミが発生している、






    この項、次のサロマ湖のカバイロシジミを撮影 その弐 へ続く。



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サロマ周辺の森でやたら毛深いシロオビヒメヒカゲを撮影。

2015-08-27 01:54:17 | シロオビヒメヒカゲ
2015-6-21 (日)  晴れ

サロマ周辺の森でやたら毛深いシロオビヒメヒカゲを撮影。



サロマ湖畔のエゾカンゾウの花。

佐呂間湖畔の森では クロヒカゲ♀数匹、 多数のエゾシロ シロオビヒメヒカゲ1♂ 撮影。

クロヒカゲ♀ 撮影後リリース。


他に蝶はみかけず シロオビヒメヒカゲはまあまあみれるだろうと高をくくっていったのだが、まったく見られず焦りの色が濃くなっていた。

まさか、シロオビヒメヒカゲがこんなに少ないとは。 

もしかしたら、今日はこの蝶を撮影できなにのではないかと思ったとたん、目の前のエゾニュウの花に幸運にも1♂が飛来して吸蜜をはじめた。

しかしエゾニュウの背が高く、なんとなくシロオビヒメヒカゲが吸蜜している影は見えるが全体像がわからない。

しかたなく思い切り背伸びし、手を伸ばして、蝶がいそうなあたりを目暗滅法接写6cm でぱしゃぱしゃ何枚も撮影した。

20枚ほど撮ったところでシロオビヒメヒカゲは飛んでいった。

4枚だけ、なんとかうまく撮れていた。










これだけ接近、接写するといつも見慣れたシロオビヒメヒカゲとは違った蝶にも見えてしまう。

北国の蝶独特のものすごい毛深さが私の愛用デジカメ名機コニカKD500Z の威力で実によくわかる。

ギンボシヒョウモンが一頭 かけぬけていった。

以前よりエゾエンゴサク大群落があるので、そこへ期待していったのだが時期が早すぎてヒメウスバみかけず。

あろうことか、ここにはチモシーやオーチャードが密生して、この時期エゾエンゴサクを覆い尽くしており、実はとても自然度の低い場所であった。

このエゾエンゴサクの大群落もあまり歴史のあるものとはおもわれず、数年間おもいこがれてきたヒメウスバ大産地の夢は破れた。


なぜか黄色いアヤメがあった。


この時期、この蛾の幼虫、よく見かけるが なんだっけ。



          次項、サロマ湖のカバイロシジミを撮影 その壱 へ続く。



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サロマ湖方面へ蝶の撮影へゆく。その壱。

2015-08-24 21:58:24 | コチャバネセセリ
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2015-6-21 (日)  晴れ

サロマ湖方面へ蝶の撮影へゆく。その壱。

朝10時、出発 かねてよりサロマ湖周辺にエゾエンゴサクの大きな群落を発見していたので、もしかするとヒメウスバシロチョウの大産地かのしれないと思い、少し早いが調査に出かけた。

北海道昆虫同好会ブログ用に この時期、美しいシロオビヒメヒカゲの新鮮個体がいれば、これもきれいな写真を撮りたいとの思いもあった。

途中にある最初にはいった林道では  ミヤマカラス2♂♂ 1♀ ♀は採卵用にキープ。 他には 大した蝶はいない。

エゾスカシユリが咲き始めで美しい。


コチャバネセセリの長い口吻撮影。 








コチャバネセセリのものすごく長い口吻にびっくりしましたが、残念ながらうまく撮影できていませんでした。一般的にセセリの口吻はとても長く驚かされます。


カラスアゲハ♀がアカツメクサに吸蜜中。文字通り、花から花へと飛び回り静止画像みたいなよくある写真は撮れませんでした。








私はこの20年ほど、コミスジを見たことがないので今年は何とか発見したい。クモガタヒョウモンに至っては40年以上ご無沙汰している。

昔は沢山いたこれらの蝶が減ったには、なにかそれなりの理由もあるだろうが、久しぶりに日本の蝶にも少し燃え始めた感じ。

シロオビヒメヒカゲもそういえば激減している。特に近くに畑があるような場所には完璧にいなくなった。昔はどこにでも掃いて捨てるほどいたのに。






        この項 続く。いろんな蝶が出てきます。 


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袋がけは危険がいっぱい。コクサギ袋がけのミヤマカラス飼育終了。

2015-08-21 11:19:38 | ミヤマカラスアゲハ
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2015-8-10 (月)  曇り のち雨

袋がけは危険がいっぱい。コクサギ袋がけのミヤマカラス飼育終了。


庭に植えてあるコクサギの木。かなりの大株です。

時々暇をみてはコクサギの袋がけをはずしてミヤマカラスアゲハの蛹化状況を確認し、適宜 蛹を回収してきた。



終令幼虫は再度集めて袋がけを続けてきた。コクサギでの発育はキハダと同じように、まったく順調であったが 蛹化時期あたりからはかなりばらつきがでていた。

この日の朝、コクサギのミヤマカラスの袋がけネット最後に残っていたふたつをはずしてみたが 前蛹1 1終令幼虫1 の他は、おおかたは蛹化していた。














蛹化失敗1。 



脱走後コクサギの枝で蛹化したものの、頭から食べられたか大型寄生ハチがでたか大穴が空いた蛹一個。


前回 回収した蛹、また 1 個 くさっているかにみえる。

コクサギ飼育のミヤマカラス蛹の特徴だろうか、蛹化後しばらくすると黒くなって死んでゆくものがいる。

体節が広がって蛹全体が暗色調になり膨化して、死んでいることは間違いないのでティッシュにくるんでゴミに出した。黒変死亡。

袋がけまでは極めて順調であったが蛹化、および蛹化後の段階でなんとなく数が減ってゆく感じ。

これまで4蛹 前述の黒変死亡。健常にみえる蛹は、早いものはもう蛹化後 2wたっているが一向に羽化の兆しなし。

いまのところ 羽化するものないのは、もしかすると越冬蛹になったのかな。 

一時期、北海道猛暑の日が続き、一階のすみのやや薄暗い環境でシャーレ飼育していたので幼虫たちは真夏の飼育と間違って越冬蛹のスィッチオンになったのかもしれない。

袋掛けのとき数本の枝を束ねた基部の隙間から脱走した幼虫もけっこうあるようだ。 

別に 一個 事故でつぶし。前蛹で 2匹死亡。etc...…。

最近、仕事の都合で出張が続いたのでやむなく袋がけにしたのだが、やはり野外では袋がけといえども危険が一杯、シャーレ飼育に比べるとかなり歩留まりがよくない感じ。




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