北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

カラフトルリシジミの叩きだし撮影

2021-10-20 15:06:35 | カラフトルリシジミ

カラフトルリシジミの叩きだし撮影

 

 

 

 

20XX-7-18 (土)曇り のち小雨 寒い

 

 

 

落石湿原にもどると空はどんぐもり。風が強く吹いたりおさまったり。

 

 

 

 

風が吹き出すと急速に気温が下がり体感温度もぐんぐん下がる。

 

 

 

 

カラフトルリシジミはまったく見えない。

 

 

 

ウラジャノメが数頭飛んでいるが気温が低いせいか1頭が松の枝にとまった。慎重に接近し背伸びをしながらデジカメを持った手を伸ばして撮影。数枚撮影で逃げてしまった。

 

 

今日は作戦をたて 3.0mの渓流竿で湿原の草をスィーピングしながら進んだ。

 

 

 

要するにカラフトルリシジミの叩きだし作戦である。 

 

 

 

ときどき、思い出したようにカラフトルリシジミが舞い上がるが、まことにすぐれた保護色で風に乗って遠くに吹っ飛んでゆきすぐ見失う。

 

 

 

 

どこに蝶がいるかお分かりでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

1時間ほど湿原の叩きだしをやって10匹ほどが飛び出して うちやや盛期が過ぎた3♂♂を撮影する事が出来た。

 

 

 

 

 

 

 

この♂は前翅裏面亜外縁の内側黒点列が消えた異常型。 春国岱のカラフトルリシジミは外側黒点列が消えるが、パターンとしてよく似ている。

 

 

 

 

 

 

 

       この項、続く。

 

 

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2021年、キアゲハ幼虫大発生とコルシカキアゲハ

2021-10-18 07:25:42 | キアゲハ

2021年、キアゲハ幼虫大発生とコルシカキアゲハ

 

閑話休題。

 

記録的な猛暑の夏であった2021年はなぜか野外でキアゲハの幼虫が大発生し、みなさん結構採集して、学校教材でも使用されたようです。 K さんは、200匹も採ってきて飼育していました。

 

 

 

先日、蝶友達のKさん宅を訪問し、なんとなくキアゲハの標本の入った箱をみせてもらいました。

 

普通種とされるキアゲハの標本も、よくみると変異に富んで美しく、なかなか趣深いものがあります。

 

 

 

かっては御禁制の蝶であったコルシカキアゲハ ( P. hospiton ) を発見しました。コルシカキアゲハは地中海のコルシカ島とサルデーニャ島でのみ見られる特異なキアゲハで、一時種々の理由で激減し、絶滅の恐れがあるとワシントン条約で付属書1扱いとなり国際取引完全禁止の状況でした。

 

 

コルシカキアゲハ♂

 

 

 

 

コルシカキアゲハ♀

 

2013年のタイのバンコックでのワシントン条約( CITES) 第16回締結国会議でコルシカキアゲハは絶滅の恐れが緩和されたとして 付属書1 から 付属書2 へ移行されました。すなわち 付属書1扱いでは国際取引完全禁止でしたが 付属書2扱いとなると 輸出国の許可証があれば国際取引( 売買など ) が可能となりました。

 

 

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春国岱のカラフトルリシジミを求めて

2021-10-13 16:27:05 | カラフトルリシジミ

春国岱のカラフトルリシジミを求めて

 

 

北海道の根室半島北側の付け根に海跡湖である風蓮湖がある。風蓮湖の東端に長さ8Km、最大巾1.3Kmほどの島状の砂州があり、普段は狭い水路で隔てられているため人間は容易に立ち入ることが出来ず、そのため赤エゾマツの森林を主体とする原始の自然が手つかずで残されてきた。ここは春国岱(しゅんくにたい)と呼ばれ、林床にはコケモモ、ツルコケモモ、ガンコウラン、ワタスゲ、エゾイソツツジなど湿原性の所謂高山植物が多い。ここまで書けば、蝶の愛好家なら、もしかすると、ここには氷河期の遺存種カラフトルリシジミがいるのではないかと想像をかきたてることだろう。

 

実は、はるか昔のことだが、蝶の先輩であったK氏から春国岱で採集したというカラフトルリシジミ数十匹の逆展翅標本を見せられたことがあった。ずらりと並んだすべての個体で上翅裏面亜外縁の最外側黒点列が消えていた。これまで見たこともない異様な、不思議なカラフトルリシジミであった。数が沢山あることから異常型ではなく、別亜種といってもよいのではなかろうかと思ったほどだ。K氏はその後、病気で亡くなられ、私は採集場所や出現時期の詳細を聞かなかったことを悔やんだ。それからとても長い年月が過ぎたが、このたび何となく春国岱のカラフトルリシジミを思い出し、出かけてみた時のことをブログアップしておきます。

 

 

 

 

20XX-7-18 (土) 朝から曇り。曇り のち小雨 寒い。気温は16℃。 

 

 

 

朝食後 午前8:30 根室に来るときはいつもお世話になる常宿をでて春国岱へ出発。ほどなく到着した春国岱入り口の広い駐車場には私の車一台のみ。 

 

春国岱遠景。

 

 

 

 

春国岱中景。

 

 

 

 

 

掲示板の通り、木道がはるか遠くまで続いている。

 

 

 

 

いよいよ木道を歩いて春国岱へわたる木橋へさしかかると、なんと2014年12月26日の高潮で木道・木橋があちこちで流出、ないし破壊されており橋には通行止めのロープ。これでは春国岱へ渡れない。

 

 

 

 

幸いあたりにはだれもいなかったので、意を決して橋の壊れたところを何とかアクロバテックにわたって突破し強引に春国岱へ侵入した。

 

落っこちたらタダでは済まないと、かなり緊張しながら何とか破損箇所を渡りきった。流木が乗り上げたところは難なく突破。

 

 

 

 

順調にゆくかに見えたがなんと遙かむこうで再び木道が何カ所もが破壊・流出状態で春国岱の湿地帯を突破するのはどう見ても不可能だ。目的の春国岱の奥、アカエゾマツの森へ入って行くのは無理。あきらめて引き返さざるを得なかった。 

 

 

 

 

 

目の前にカラフトルリシジミがいるかもしれないアカエゾマツの森が見えていながら、木道損壊がひどく到達は諦めざるを得なかった。

 

 

 

 

 

無人の春国岱にはおびただしい数のエゾシカの群がいて、まさに野生の王国である。

 

 

 

 

 

2021年7月 現在、春国岱へわたる木橋や、その奥の木道は依然壊れており通行止めの状態は続いているもよう。根室市ではふるさと納税を使用して修復する予定はあるようだが、もしかすると春国岱の原始の自然の保護のためには今のままがよいのかも.........。

 

 

 

しかし、せっかくきたので何とか カラフトルリシジミの写真は撮影したい。

 

                 この項、続く。

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落石岬でカラフトルリシジミの探索

2021-10-03 16:17:42 | カラフトルリシジミ

落石岬でカラフトルリシジミの探索

 

20XX-7-17 (金)  晴れ  強風

 

 

この日、昼食後1時間ほど落石岬へ行ってみた時のこと。

 

 

 

落石岬の駐車場から木道を25分ほど歩いて落石灯台へ着いた。

 

 

 

 

途中、戦時中の日本軍の無線送信所跡の建物があった。

 

 

 

落石岬はサカイツツジの国内唯一の自生地として有名であるがモンゴルのように大きな群落をつくるのではなく、高層湿原のなかにパラパラといかにもささやかに自生しているらしい。

 

 

 

今はサカイツツジの花の時期は終わっているようだ。

 

 

落石岬灯台。

 

 

 

 

落石岬の断崖。

 

 

 

 

落石岬に近い高層湿原では、カラフトルリシジミは見当たらなかった。

 

 

 

 

 

チシマフウロの花。

 

 

高層湿原に咲いていたアヤメ。

 

 

 

ウツボグサ。

 

 

 

この花 何だろう。

 

 

 

落石岬に最もふさわしくない外来種マルガリータが道沿いにかなり侵入していた。今のうちに処理しておかないと5-6年後には美しいマルガリータの大群落ができてしまうと思います。

 

 

 

 

途中の赤エゾマツの林の中はツルコケモモやガンコウラン、コケモモはないようで 湿地と言っても水芭蕉が多く、カラフトルリシジミの好む高層湿原ではないようだ。

 

 

 

林をでると 笹が多く強風が吹き付ける環境で晴れていても身震いするほど寒かった。

 

 

 

 

私が急ぎ足で見てまわった感触では落石岬周辺はカラフトルリシジミの好む棲息環境はなさそうであった。

 

 

 

 

落石界隈、この時期は野いちご採りが盛んなようであちこちで草をのぞき込んでいる人々が見られた。 それともなにかキノコでもあるのかな。

 

 

 

これまで根室半島で特別天然記念物のカラフトルリシジミを採集して逮捕された医師や会社員、その他の方々を知っていますが、みなさん、この野イチゴ摘みの地元住民の通報でパトカーが来てあえなく捕まっています。

 

 

私の知人の方は、天然記念物カラフトルリシジミ5匹を殺す.....とまるで殺人事件の犯人逮捕みたいな扱いで新聞報道されていました。

 

 

くれぐれも、この付近ではネットを出さないようご注意ください。

 

 

 

 

私もなんだか怪しいやつだと、地域住民の方々にきっと目をつけられていたことは間違いないと思います。おそらくネットなど出せばすぐにケータイで通報されたのではないかと思います。

 

 

 

 

落石漁港の風景。

 

 

 

 

 

 

地図をながめて、ネーチャーセンター裏山に、もしかするとカラフトルリシジミがいるかも知れないと長年思っていたが行ってみるとごく普通の森でカラフトルリシジミ環境はまったくなく引き上げた。 

 

 

 

 

ネーチャーセンターに最近赴任した日本野鳥の会会員山崎君は鳥だけではなく蝶も好きらしく春国岱のカラフトルリシジミが上翅裏面斑紋列が普通二列あるものが外側の一列が完全欠損している特殊なタイプと話すと今年はぜひ撮影してみたいと燃えておりました。

 

 

    この項、続く。

 

 

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いまや微妙な立ち位置のセイヨウオオマルハナバチ

2021-09-26 17:32:28 | せいようおおまるはなばち

いまや微妙な立ち位置のセイヨウオオマルハナバチ

 

ここで閑話休題です。

 

 

20XX-6-13 (土)  晴れ 31℃ 

 

 

 

朝から良い天気。セイヨウオオマルハナバチが朝からブンブン羽音をたてて我が家の家庭菜園を元気良く飛びまわり、この日、初めてネギ坊主の白い花にきているのを観察しました。

 

 

 

 

まだ朝早いせいか、花粉団子は見えません。

 

 

 

このハチの同定は極めて容易で、お尻の毛が白いことで本種と同定可能です。

 

 

 

野菜ハウスでの効率的な受粉目的で我が国に導入された外来種ですが、たちまちハウスから逃げ出し全国で大繁殖、日本在来のマルハナバチたちを駆逐したり、盗蜜で稀少植物を痛めたり、とにかく相当性悪の悪役外来種に祭り上げられて各地で駆除の対象になることもあるようです。

 

 

 

 

一方、トマトやハウス野菜の受粉には、いまやなくてはならない存在とも密かにいわれており、農家さんと自然保護派さんの板挟み状態の微妙な立ち位置のハチと言えます。

 

 

 

 

かく言う我が家の家庭菜園でも、このハチは無償で朝から晩までせっせと働いています。

 

 

 

トマト、ナス、サヤインゲン、キュウリは どうみても全面的にセイヨウマルハナバチさんのお世話になっていると言っても過言ではありません。

 

 

 

孫の女の子たちは、このハチがぶんぶんやってくるときゃーきゃー騒いで逃げますが、普通は決して人間を刺したりしないので、変なちょっかいを出さなければ逃げまどう必要はまったくないのです。

 

 

 

 

これらの収穫は セイヨウオオマルハナバチさんのおかげといっても過言ではありません。

 

 

 

なお、アバウト社会日本とは異なり、在来の生態系をとりわけ大切にするカナダやアメリカでは本種の導入は法律で禁止されています。

 

 

 

日本でもおそまきながら、2000年代になってからは本種を積極的に利用する事態はなくなったようですが、ここまで定着してしまったセイヨウオオマルハナバチは、もはやどうすることもできないのが現状のようです。

 

 

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