l'esquisse

アート鑑賞の感想を中心に、日々思ったことをつらつらと。

新年のご挨拶 2013年

2013-01-01 | その他
新年明けましておめでとうございます!



皆さまも、さまざまな想いを胸に新しい年を迎えられていることと思います。

私はといえば、リチャード・ジノリの2013年度のイヤーズ・プレートを買ったおかげで、ルネサンスな気分で年末年始を過ごしています。

お皿に描かれているのは、フィレンツェにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会。ファサードはアルベルティのデザインによるものです。昔フィレンツェに1週間ほど旅行に行った際、泊っていたホテルがこの教会のすぐそばで、毎日そのファサードを見ながらルネサンス美術探訪へと繰り出していました。

この教会にも、マザッチョウッチェロなどルネサンス美術のお宝がたくさんあるのですが、私は滞在最終日に駆け込み鑑賞となってしまい、それでもドメニコ・ギルランダイオのフレスコ画群の色彩の美しさは今でも思い出されます。

フィレンツェという街はとても優美な半面、バロック美術とは対照的に曲線よりも直線でカッチリした印象を受けます。私も今年のテーマはカッチリでいこうかと。

たわごとはおいといて、お正月に私のルネッサ~ンス気分をさらに高めたのが、読売新聞の元旦の別刷り美術特集。やはりラファエロ展がトップでフィーチャーされていました。




ラファエロの作品といえば、欧米の大型の美術館展で1点来るだけで「おぉ~!」となるものですが、≪大公の聖母≫(パラティーナ美術館)、≪聖ゲオルギウスと竜≫(ルーヴル美術館)、≪聖家族と仔羊≫(プラド美術館)など、20点を超えるラファエロ作品が一挙に来ると言うのだから驚きます。

素描や、師匠のペルジーノの作品も合わせて60点余りが展示されるという本展は、国立西洋美術館にて、2013年3月2日(土)-6月2日(日)まで開催です。




さまざまな企画チケットも紹介されている公式サイトはこちらをどうぞ。

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