酒とギターとまさやんと

酒好き野郎の音楽やギターやわが師匠「まさやん」の話など
徒然します。

正直に言えば・・・胸騒ぎの後の清志郎

2009-05-11 18:01:42 | 音楽
昨年の暮れからなんだかんだとあって寅さんじゃありませんが「顔で笑って心で泣いて・・・」なんて感じが今年に入っても続いておりました。そのたびにRCの「わかってもらえるさ」を車で聴きながら大声で歌っておりました。

そんなことを繰り返していたからなのかは分かりませんが4月末から体調を崩し人生ではじめて「入院」する羽目に・・・。

5月3日の早朝5時30分のTVニュースで訃報を知りました。病院のベッドの上で・・・。なんとなく今年に入って「わかってもらえるさ」を歌うたびに少し元気になる反面「胸騒ぎ」を感じていたので今回の訃報に触れたときも「悲しさ」よりも「呆然、脱力」のほうが強く感じておりました。今もその感じは変わりません。だから、訃報後のTV報道でみるFanの反応や某著名人の発言を聞くたびにとてつもない「違和感」を感じております。なんだか無理やり「悲しく」しているような感じがしてなりません。

5月9日に青山に駆けつけた人たちの中に「冬の十字架」や「夢助」をリアルタイムで購入した人は果たして何人いるのだろう?ワタクシも含めてやっぱり清志郎は「RCサクセション」なのです。多分ほとんどの人がそうだと思います。言い方は悪いかもしれませんが「過去」なのかもしれません。だからやっぱり「悲しみ」を感じられないのが現実なのです。リアルタイムじゃないから・・・。だからいつまでたっても分かりやすい「雨上がりの夜空に」なんです。

チャボや三浦氏や森川氏や三宅氏なんかの悲しみっていうのが本当の「悲しみ」のような気がします。

おかげで退院後はRC三昧です。改めてBandとしての「カタマリ」の強さとアレンジの素晴らしさを痛感いたしました。やっぱり清志郎は「バンドマン」なんだなぁと改めて思いました。そしてリアルタイムで生の「RC」を体験できたことを子供たちに自慢したいと思います。

中1の夏、友達の家で見つけた「ラプソディー」のLPレコードと「トランジスタラジオ」のポスター。そんなRCとの出会いを胸にしまいつついつまでも「RC」を聴き続けていこう!そして歌い続けよう!

写真は今のワタクシと同じ年齢だった頃の清志郎とJ-200です。ソロアルバム「メンフィス」のジャケットより・・・。

「天才は死ななきゃ認められない」・・・清志郎の言葉です。彼は死ななくても十分に認められた「天才」でしたね。

今、清志郎関連のCDをPCの横に積み上げてこれを打っております。意外に少なく12枚しかありませんでした。さて中古屋めぐりで買い揃えていこう。