前回、詰合いとは「関節を伸ばして維持する」ことだと書いた。これを実現するために必要なのが「力を抜くこと」である。
なぜ力を抜くことが詰合いを維持するのに重要なのだろうか?
これを理解するためには、性質を異にする二つの筋肉について知る必要がある。
筋肉には、関節を曲げるための筋肉「屈筋(くっきん)」と関節を伸ばすための筋肉「伸筋(しんきん)」とがある。
もちろん、今論じている詰合いは、伸筋を使うわけであるが、実はここに問題がある。
通常、我々は腕を使おうとするとき、屈筋を使うことが多い。実際「腕に力を入れよ」といわれれば、腕を曲げ、力こぶを作るのが普通であろう。
一方、足はというと、逆に伸ばす筋肉、伸筋を使うのが普通である。「足に力を入れよ」といわれて、足を曲げることをイメージすることはなかなか難しい。
つまり、「力を入れる」という感覚は、腕は屈筋、足は伸筋を使うということと結びついているということだ。
したがって、詰め合おうと力を込めれば込めるほどに、腕では屈筋が使われ、詰合い(伸ばすこと)を妨げることになる。これが「力(りき)む」という状態である。
関節を十分に伸ばして、さらに伸び合っていくような詰合いを発揮するためには、まず屈筋のはたらきを抑えなければならない。
そのためにリラックスして、感覚として力を込めない、ということが重要になるのだ。
なぜ力を抜くことが詰合いを維持するのに重要なのだろうか?
これを理解するためには、性質を異にする二つの筋肉について知る必要がある。
筋肉には、関節を曲げるための筋肉「屈筋(くっきん)」と関節を伸ばすための筋肉「伸筋(しんきん)」とがある。
もちろん、今論じている詰合いは、伸筋を使うわけであるが、実はここに問題がある。
通常、我々は腕を使おうとするとき、屈筋を使うことが多い。実際「腕に力を入れよ」といわれれば、腕を曲げ、力こぶを作るのが普通であろう。
一方、足はというと、逆に伸ばす筋肉、伸筋を使うのが普通である。「足に力を入れよ」といわれて、足を曲げることをイメージすることはなかなか難しい。
つまり、「力を入れる」という感覚は、腕は屈筋、足は伸筋を使うということと結びついているということだ。
したがって、詰め合おうと力を込めれば込めるほどに、腕では屈筋が使われ、詰合い(伸ばすこと)を妨げることになる。これが「力(りき)む」という状態である。
関節を十分に伸ばして、さらに伸び合っていくような詰合いを発揮するためには、まず屈筋のはたらきを抑えなければならない。
そのためにリラックスして、感覚として力を込めない、ということが重要になるのだ。