ヤスPの中の人はいないかもしれない…(´・ω|д゜)|・`)

ヤスP・間野康彦の生態を赤裸々に語るブログだったりします。

反省会

2009年10月21日 | 役に立つか判らない講座集
Gift Boxについて、一人反省会をしてみました。
無駄に長い上、ネタバレも含まれます。
ご注意ください。

さて、今回作成にあたり気をつけたことについてかいてみませう。

今回の課題は……
基本的作法の踏襲
です。

ここ最近話題にする事の多い『文章作法』ですが、いままで無視というか、意識していませんでした。
しかしながら、この手のご指摘はGBMに参加してから度々されていたことで、私はその都度適当な言い訳をして聞く耳を持たないという、被批評者としてあるまじき態度をとり続けていたと思います。

では、なぜ今更?
結論は、『自分の作品を見たら、非常に読みにくい物』だった為です。

と、いうわけで。
今回全画面メッセージパートでは、基本的作法を見よう見まねで踏襲してみました。

自ら科した決まりは…

○段落始めには一スペースつける。
○行間に余裕をもたせる。
○三点リーダーは二個付ける。
○引きはダッシュを付ける。
○『?!』の後は一文字スペースをあけ、『。』の後は一文字あけない。
○数字は漢数字を使用する(765プロは名詞なので除く)
○その他禁則事項に気を付ける。

です。
さて、その効果はいかに?
結果的には、多少読みやすくなった?
程度だったかもしれませんが、今後も精進していきたいとおもいます。

ちなみに、今までは…
○全文右寄せ
○三点リーダーやダッシュは気分次第(三点リーダーは概ね一個)
○行間つめつめ
○『?!』や『。』の後は半角スペース
○数字は英数字
○その他禁則事項に気を付けないで気分次第の文字配列。

という感じ。
いやはや、真逆ですね。

つづいて、演出方面の反省。
今回は視点を混ぜる方式をとりました。
全画面メッセージパートでの視点は小鳥さん。
下枠メッセージパートでの視点はPにしました。
小説でもなんでも、視点の切り替えは明確にしないと、読む人を混乱させます。
今回、この試みにたいして、辛口で判断すれば『失敗』です。

主軸とした、小鳥パートの時間軸では、すでにPは箱の中にいます。
要は挿入したP視点は、過去のお話。
つまり、現在→過去→現在→過去を繰り返す手法なのですが、これの境界線が『動画』として表現し切れていません。
わかりにくいのです。

対処として、P視点はモノクロやセピアといった処理をしておけば、視覚的に過去話として認識されたかもしれません。

あのパートは、Pの中での小鳥さんの立場が変化する過程を追っているつもりでした。
事務のおねーさん→飲み友達→近しい友人→恋人未満親友以上→生涯を供にしたいと思う異性

この変換、多少強引に迫る小鳥さんを受け入れる形でPの心境変換を書いてみましたが、こちらも成功したとは言えませんね。
ひいき目に見ても『押し掛け女房気取りの小鳥さんを仕方なく相手にしているP』程度だったかもしれません。

そして、最後のシーン。
なんの伏線もなく、小鳥さんはPの左手を切り落としてしまう。
もうね……
自分の脳内設定を他者に無理矢理押しつけた感しかないですね。
要は、自作の構成やキャラクター設定は、自分の脳内に明確に存在していて、作品内でそれを語らずに視聴者にたいして押しつける。
そんな感じかも知れません。

今回、少なくても左手を切り落とすという行為に出るスイッチ(伏線)を一本張っておくべきでした。
伏線もなく、理由も後語りでは視聴者置いてきぼりもいいところです。

物書き素人の私が、非常によく陥るパターンです。

作品内で語られなかった物は、存在しないと同意である。

つまり、書いている私には、脳内設定があるので、物語の結末に説明がつき、違和感がない。
しかし、見ている人には作品内での情報が全てであり、書いていない裏設定は作品内では出してはいけない。
つまり、脳内補完が行われないから、見ている人には『???』な超展開になる。

てことを忘れないようにしたいと思います。
やっぱり、第三者に整合性とかを見てもらうのは大切な事ですね。
ながなが反省会をしましたが、今後も文章作法と構成・演出を勉強していきたいとおもいました。


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