東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

東京タウンウォッチング 深川富岡八幡宮の伊能忠敬像

2008-05-27 12:26:49 | 深川・門前仲町
  東京タウンウォッチング 深川富岡八幡宮の伊能忠敬像

  伊能忠敬は、人生50年の時代に、55歳から日本全国の測量を始め、驚くべき正確さで日本地図を完成させた事で知られる。
 そのスタートとなった蝦夷地への第一歩が、ここ深川の地と伝えられる。旅装束で歩き出す姿は、いかにも颯爽とした(男のロマン)を感じさせるものがある。感動的と言って良い勝れた作品と思う。
 佐原で婿養子に入り、立派に家業を繁栄させ(やかましい女房殿)を黙らせる業績を残し、隠居の年代になってから若い頃から造詣の深かった天文学を極め、測量、地図の製作という偉業に取り組んで、一生を燃え尽きた。
  その「余命ナシ」の働きっぶりは、生涯現役を信条とする人にとって(私めも含めて…)、畏敬の念すら覚える。
…そろそろ深川門前仲町コースの紹介も終わりに近づいた。夜半亭平野さん紹介の芭蕉の句から、江戸に囚われず2~3ご紹介しましょう。
 山形立石寺『閑(しずか)さや 岩にしみ入(いる) 蝉の声』…*岩にしみ入るというのが、俗人には浮かびません。
 大坂『秋深き 隣は何を する人ぞ』…*秋は人恋しい季節、何となく隣人が気に掛かる…そんな気分だったのでしょうか。それとも、芭蕉終焉の地大坂で、晩年の淋しさがつのったのか!?
 長良川『おもしろうて やがてかなしき 鵜舟哉』…*人生の哀愁と重ね合わせて無常を感ずる所アリ。凄い一句だと思うが…。
(-_-)
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