東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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「グローバル化のカギは現地化!?」

2014-03-06 11:05:40 | 「経営コラム」
「グローバル化のカギは現地化!?」

イオンの中期計画では、「アジア、都市、シニア、デジタル」がテーマになるという(2/21日経)。今迄の常識では、事業別を基本とし、地域別の戦略を組み合わせる…というマトリックスの考え方だったと思うが、アジア=成長分野の国・地域ターゲット戦略、都市=エネルギーの源はどこかの視点、シニア=日本の消費ターゲットの重点化、デジタル=ネット重視のビジネスモデル開発…etc.というキーワードが浮かんできた。確かに“動的”捉え方で、固定観念に囚われない発想と感ずる。
例えば、アジア戦略では、『現場で、戦略を考える体制にする。マレーシアでは、社長は現地出身者。中国でも、文化や消費のことを分かっている人材を充てる』という。そこにあるのは、“顧客に近づく”という「現地化」戦略だ。“ダントツ経営”で知られる建機のコマツ、1台ずつ遠隔操作で自動コントロールする無人化を実現した勝れた世界企業だ。中国を大きな市場とするが、ここのトップも中国人だ。
現地化は、マネジメントする日本人社員にも求められる。日揮という世界中で地下資源の掘削を先導するプラントメーカーは、若手社員が多くの現地労働者を動かす。そのエネルギーを「現場力」と言っているが、「グローバル人材」とは、このような人も含めていうのだろう。
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