東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

東京タウンウォッチング 東急「渋谷ヒカリエ」来春オープン~渋谷のイメージを変えるか!?

2011-08-10 23:55:29 | 原宿・渋谷・代官山・恵比寿・三軒茶屋
東京タウンウォッチング 東急「渋谷ヒカリエ」来春オープン~渋谷のイメージを変えるか!?~
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
            
              

 渋谷の東急文化会館跡地に開発中の「渋谷ヒカリエ」概要が発表された。マンモスターミナル「新宿」、埼玉方面の背後人口を抱えローカルイメージのある「池袋」に比べ、「渋谷」はスケールとして小振りなイメージがある。
 109に代表されるギャルやヤングのサブカルチャーの印象が強いこと、大型商業施設が少ないことが影響しているのだろう。

 しかし、渋谷を拠点とする東急グループは手をこまねいていた訳ではない。地下鉄新都心線開通~東横線乗り入れ(銀座線の移設も実現)、という鉄道事業の大改革に合わせ、かねてから進めてきた東急文化会館跡地の地域開発の目玉とも言える「渋谷ヒカリエ」がいよいよ来春オープンする。

 内容を見ると、“渋谷の魅力”に変革(イノベーション)を持たせるものがある。東急文化会館のリニューアルでは、プラネタリュウム、劇場、映画館という辺りが目玉だったが、「ヒカリエ」は地上37階の高僧ピルで、ミュージカル劇場、イベントホール、アーチストのラボ、東急百貨店、コンテンツ系企業テナントなどとある。オッと…更に付け加えれば、宇宙感覚や未来性の有る外観デザイン、ロゴデザイン、ネーミングなど、街の個性と時代感覚をいかした期待感を抱かせる。

 ミュージカル劇場は、劇団四季の成功以来、日本人の文化感覚に定着した。音楽、映像、アートなどエンタメ系サブカルに強い渋谷に似合う施設になりそうだ。東急百貨店が手がける商業施設もライフスタイル志向の変化に焦点を合わせた新業態やサービスの専門店、或いは“新しい満足”を創造するイノベーション型チャレンジ業態の集積したビルのようなミックスになるのではないか、これも楽しみである。

 透明感のある外観デザイン(画像)は又、目を引くものになりそうだ。宙空のミュージカル劇場は、「シアターオーブ」と名付けられ、オーブは(天体、球体)が語源で、宙空に浮かぶイメージを表現している構造のようだ。
 名称の「ヒカリエ」は“光へ”を意味し、ロゴマーク{Hikarie} は色がゴールド、光を照らしロゴが昇ってくるイメージというからヨルは一寸した演出で目を引くかも…。

 果たして、渋谷のイメージを変えるか!? いずれにしても、近頃の明るい話題である。

 
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