東京タウンウォッチング 鎌倉の「佐助稲荷」隠れ里らしい風情

東京タウンウォッチング　鎌倉の「佐助稲荷」隠れ里らしい風情
～経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」～

　稲村ヶ崎で食事の後、鎌倉へ戻って扇ガ谷（おおきがやつ）の、昔、上屋敷だった辺りを抜けて進み、山を登り朱塗りの鳥居で迎えてくれるのが「佐助稲荷」。翁の姿に形を変えて、頼朝の枕元に経った命が“今が挙兵の時、されば勝利疑いなし”とのお告げに従って兵を挙げ鎌倉幕府成立へとつながったという。

　隠れ里に住むという狐狸に因んで、御礼の社を建てたのがこの稲荷と伝えられる。兵衛佐（スケ）という職位から佐殿と呼ばれた頼朝を助けた事から佐助稲荷と名付けられたという。

　いかにも隠れ里という風情が残る一角であり、いにしえを偲ぶに相応しい処である。

経営コンサルタント安岡裕二
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