東京タウンウォッチング 原宿「ナイキ」 これぞ旗艦店の真髄!!③
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
入口はココ!!(画像) 横から入る感じ。しかし、完全な横でもない、微妙な位置。「中に入って見て下さい!」~「…でないと解らないんです」と語りかけているような、ある距離感。そんな感じがするんです。
デザイナーが「日本人のメンタリティは、世界に通じる武器だと思う。何もない事とか、物事の余韻のような様なものを楽しめる感覚。これは欧米にはない強みです」という感覚が正面のガラス張りや入口の造りに現れている様です。
旗艦店は、「ブランドの持つ世界観」を訴えるという役割を担っています。その為には、大型の独立路面店で、程良い歩く距離と透視感(平面の広さ)が理想であろう。
又、スタッフの接客もなかなか感じがよい。躾の良さのようなものを感じた。一寸した体験にしか過ぎないが、押しつけがましさを感じたギャップの接客と比べ、楽しそうで親切な接客振りも感じが良かった。ナイキが好きで集まったスタッフで、ノルマなんか無いのかも知れない。こんな職場なら働きたいと思わせた。
「ナイキ原宿店」は、こんな条件を満たしている理想の店として味わい、楽しんで欲しい店です。個人的に、とても気に入りました。