今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

瞳子さんの‘愛の賛歌’

2011-02-13 22:58:12 | 安蘭けい


エディット・ピアフ
天王洲 銀河劇場

エディット・ピアフ:安蘭けい
イヴ・モンタン/テオ・サラポ―(二役):浦井健治
マルセル・セルダン:鈴木一真
シモ―ヌ:佐藤仁美
警官:八十田勇一
ピアフの母(幻)/テオの母(二役):床嶋佳子
レモン・マッソ―/テオの父(二役):中嶋しゅう
ルイ・バリエ:甲本雅裕



昨日、12日の午後6時の公演、観てきました。

瞳子さんの役への入り込みぶりは今までいやっていうほど見てきたけれど、今回の「エディット・ピアフ」は特に凄かった。
特に2幕に入ってからの歌の迫力が。
「愛の賛歌」  胸がいっぱい、涙いっぱい。凄かったです。
モンタンとの「枯葉」、マルセルと別れた後の「パダム、パダム」、そして孤独な「群集」
どれもこれも、歌の中にドラマがあって重い。



私は小学生のころ、ブレンダ・リーという歌手が好きでした。ませてた、というか、子供にしては渋好み(笑)
「愛の賛歌/霧のサンフランシスコ」のシングル盤を愛聴してました。ブレンダ・リーという人は「リトル・ダイナマイト」と言われてた人で、パンチのある歌いぶりが特徴で。
だから、初めてピアフの「愛の賛歌」を聴いたときは「何?これ?」状態(爆)
英語とフランス語の雰囲気の違いもあったと思う。

瞳子さんの歌は逞しくて、切ない。それはピアフの人生にも通じる。
パリの裏道で生まれ育ち、道で歌うことで生きてきた小さな一人の女。
惚れっぽくて、寂しがりやで、誇り高い、小さな雀。
そして雑草のような逞しさと生命力。

歌というより、人生のドラマそのもの。
瞳子さんの熱演が胸にしみました。



CDが欲しい~





















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