今の歌声は

ohtaと申します。M!初演の中川晃教さんに感動してこのブログをはじめました。ゆるゆると更新中。よろしくお願いします。

遠い夏のゴッホ

2013-03-05 18:12:39 | 安蘭けい
Photo_3


2月14日に観に行ってきました。
松山ケンイチさんの初舞台、ということで、そのことが強調されて宣伝されているけれど、
何気に実力ある役者さん、個性的な役者さんが集合してたと思います。
なぜか瞳子さんだけ歌がありました(爆)


出演者はこちら


配役
●セミ
松山ケンイチ…ゴッホ
美波…ベアトリーチェ
筒井道隆…アムンゼン
福田転球…スタスキー
彩乃かなみ…ブリギッタ
和田琢磨…スチュワート

●アリ
安蘭けい…エレオノーラ
手塚とおる…ゼノン
竹下宏太郎…バンクォー

●ミミズ
吉沢悠…ホセ

●クワガタ
石川禅…イルクーツク
鷲尾昇…アンドレイ

●カエル
田口トモロヲ…ブックハウス

●カマキリ
細貝圭…セルバンデス

●ハチ
小松利昌…ジンパチ

●クモ
保村大和…ラングレン

●セミ、アリ、他たくさんの生物、世界
照井裕隆、遠山大輔、遠山裕介、山名孝幸



人間でない役で初舞台って、こう言っては失礼かもしれませんが、結構いいかも。
人間であれば内面的なものを演技で現さなくちゃならないから、とらえどころが
狂うと評価が全然違ってしまう。

でも、虫だったら、はっきり言って、人間じゃないんだから、誰も虫の気持ちなんか
判らないので(笑)、どう演じてもそれなりに形として成り立つんじゃないかと。
松山さん、頑張ってました。
ほとんど出ずっぱりでした。
松山さんは、テレビや映画の世界ではスターですから、舞台に初挑戦、ということで勇気のいることだったと思います。

ストーリー的には、おとぎ話のような、ちょっと不思議なお話。捉えどころがない。
虫たちが一生懸命生きる姿とか、ゴッホとヴェアトリーチェの純愛とかがテーマなのかな。
その辺がちょっといまいちよく判りませんでした。

舞台転換がなく、全部同じ舞台です。
背景の大きな木のセットが状況に応じて照明が変わったり、回転したり。
なかなか素敵でした。

あと、衣装、小道具が可愛かった。
蝉たちはみんなストロー持って樹液吸うのよね。松山さんも、筒井さんも。
あと、蟻たちは腰にスコップぶら下げてるし。いろいろ面白かったです。
ミミズくんもスコップだったかな。

美波ちゃん、エレンディラ以来かも。肉食系美少女。
声が通って、小柄だけど存在感抜群。
ちゅうちゅうと樹液吸うところとか、可愛かったです。


気になる役者さんは、カマキリ役の細貝圭さん。
カマキリだから大きなカマを持っているんですが、それが、槍のような感じで
両腕でそれを振り回したりする姿が、とっても美しい動き。
プロポーションも声もよくて、歌えたら凄いなあ…
今後期待大です~きらん


瞳子さんは蟻の女王、ということで、白いドレスでした。
スカートのふくらみが蟻っぽい感じ。
歌もちょっとあって、こういう舞台も面白いなあと思いました。


他の出演者の方たちも、みんな個性的で、面白かったです。