柴田さんが仕留めた77kgのクロマグロを、1週間寝かせて熟成させ、やっと解体する運びとなりました。
マグロバッグの中におさめ、毎日砕氷を足しながら熟成させるのが、美味しくいただく秘訣です。
以前、江花さんのマグロで紹介した、特製の熟成ボックスを作って寝かせてもいいですね。
融けた水をこまめに抜かないと、せっかくのマグロが水っぽくなってしまうの気をつけましょう。
ブロックに切り分けたら、柵取りしながら皮を引きます。
少し身のついているところがありますが、皮焼きにはこのくらい身をつけておくほうがいいのです。硬いウロコを引いたら、塩を振って酒を振り掛けて焼くと絶品。釣り師ならではの旨い一品が出来上がります。
柵取りの完成。大トロから中トロ、赤身まで揃い、苦労して熟成させた甲斐がありました。
カブト割りにして頬肉を取り出していますが、カマと並んでこれも絶品。このほか、割らずに丸ごとの頭を厚手のホイールで二重か三重に包み、ドウコウ缶で焙って蒸し焼きにすると豪快なカブト焼きができますよ。
さばき終えたところで、中トロをいただきました。酸味ととろみが溶け合って抜群でした。
さらに赤身、剥き身も絶品でしたし、大トロは申し分ありません。
4月7日の総会では、皆さんにご賞味いただくつもりですので楽しみにしていてください。