みよしブログ

沖釣り大物集団舳会主宰、タハラッチのブログ。
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モロコとベニアコウ食べ比べ11.12.23

2011-12-23 23:51:34 | うんちく・小ネタ

先日のモロコとベニアコウを食べ比べてみました。

1112114_2 今回、村上さんが仕留めたモロコ。これを料理してもらって、有志でいただきました。モロコというのはハタ科に属し、磯の王者とも言われるほど強靭なパワーを秘めた大型の魚です。標準和名はクエ。関東ではモロコと呼びますが、九州ではアラ。標準和名をアラと呼ぶ別種がいますので、混同するおっちょこちょいも少なからずいました。

Photoちなみにこれが標準和名のアラ。九州でアラと呼ぶクエ=モロコとはまったく異なる魚です。

2mもう一方のベニアコウは水深1,000m近くに棲息するメヌケの仲間。標準和名はオオサガといい、関東海域から北で見られます。サガ、コウジンなどとも呼ばれ、深紅の魚体は上品で良質の脂肪に包まれています。

いずれも今では幻級と称されるほど旨い魚で、釣り人やグルメ食通の垂涎の的。我が舳会の重要なターゲットなのです。

1112231 経堂の鮨処、喜楽に持ち込んで、無理なお願いをしました。

1112232 まずはモロコの皮の揚げ物。下ごしらえにひと手間もふた手間もかけたというだけに、パリッとした食感と絶妙な味に魅了されました。

1112233 手前がベニアコウ、向こう側がモロコの薄造り。ポン酢醤油のほか、ワサビ醤油でもいただきましたが、甲乙つけがたい味わいがあります。モロコは少し寝かせてあったため旨みが熟成され、絶妙のコクに包まれていました。ベニアコウは前日に釣ったせいか、まだ脂が回っていません。それでもしゃっきりした食感とともに、旨さがジワッと染み渡っていました。

1112234 ベニアコウの煮付け。薄味に仕上げてあり、ベニアコウの旨さがみごとに引き出されています。

1112235 モロコの焙りに、ユズ胡椒で仕上げた塩ダレを和えた逸品。究極の味わいはまさに感動的でした。タハラッチのレパートリーに加えさせていただきます。

1112236モロコの水炊き。コラーゲンたっぷりのゼラチン質がたっぷり。コクの深い味わいが咽を鳴らせました。

1112237ベニアコウの水炊き。上品で良質な脂肪が旨さの素なのですが、それでいてまったくしつこさがありません。これこそベニアコウの真髄なのです。 

1112238 左がベニアコウ、右がモロコの水炊きです。

1112239 モロコの焙りの握り。絶品です。ベニアコウも同じように握っていただき、塩とツメでいただきましたが、写真を撮り損ないました。さすが、腕のよい職人芸を堪能しました。

みよしサイトベニアコウのページも参照してください。

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