マグロに執念を燃やし続けている加藤さんが、ついに80kgを仕留めました。もちろんウィンチではなく手巻きリ-ルを駆使したスタンダップ。おめでとうございます。
東伊豆沖の例のポイントはこの日も不発。最終の流しになると、魚探に魚影が映ったようです。船頭の声に期待が膨らんだそのとき、同行したTさんにアタリ。ジジジジーッとクリックが鳴り響いたものの、痛恨のバレ。がっくりした次の瞬間、加藤さんにアタリが炸裂。リールが悲鳴を上げ、大物の予感がほとばしったようです。
苦闘1時間、締め上げたのは80kgのクロマグロ。ついにやりました。タハラッチが同乗していたらいい写真が撮れたのですが、残念です。
このマグロの処理は築地に持ち込むことになりました。解体しておくので木曜日に取りに来るようにとのこと。タハラッチもお付き合いしました。
久しぶりの築地場内は、不景気風などまったく感じさせないほどの大盛況。まだ取引時刻の最中だったため、しばし見とれていました。もちろん作業の邪魔にならないよう、しっかり気をつけていましたよ。
めまぐるしく走り回るターレは場内の象徴のような存在。タハラッチたちはこれに乗って、お店まで案内されました。
80kgのクロマグロは4節に切り分けられて分厚いビニール袋に詰められ、でかいトロ箱の中で氷付け。熟成させられていました。
これを刀のようなマグロ包丁で切り分けるのです。仕事の合間ですから、なかなかたいへん。でも江戸っ子気質の河岸の方々。気持ちよく対応していただきました。
実際の作業時間はわずかなものですが、なんだかんだで滞在時間は2時間。いい体験をさせていただきました。
カミの大トロと下はカマの切り口。さすが脂の乗りがすごいですね。
切り分けられたマグロの1ブロックを頂戴し、お昼には赤身の刺身をたっぷり、夜は辛子揚げで、久しぶりのマグロを堪能しました。
今日はヅケでいただくつもり。濃厚なマグロ三昧です。