東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「それでもボクはやってない」

2008年03月15日 09時54分01秒 | 映画の話
先日テレビで放映されていた映画「それでもボクはやってない」を録画しておき、休日に観た。

周防正行監督が「Shall we ダンス?」以来11年振りの冤罪裁判の不条理を描く社会派ムービーである。痴漢に間違われた主役の青年(加瀬亮)を始め、痴漢被害者の女子高生や最初の大森裁判官、副検事が非常にリアルに演じている。とにかくこの143分は非常に怖く重い内容で、見終わった後には爽快感の欠片もない。

すると見終わった数日後には、学生と交際相手が仕組んだとされる大阪市の痴漢でっち上げ事件が新聞に掲載されていた。

犯人にされた男性(58)は、帰宅中の電車でポケットに両手を入れて立っていると、人が肩に触れたと思った後、隣の女がしゃがみ込んで泣き、近くにいた大学4年生の男(24)=虚偽告訴容疑で逮捕=が「触りましたね」と言った。駆け付けた警察官はほとんど大学生と女の話ばかりを聞き「白状したら向こうも許すと言っている」「徹底的にやってやる。おまえ連行や」などと怒鳴った。阿倍野署の留置場では寒さと不安で一睡もできなかった。 家族への連絡を頼んだが聞き入れられず、翌日釈放された。「精神的に追い込まれた。1週間もいたら信念を貫けたかどうか分からない」と男性は言っていたそうだ。

有罪率99.9%の痴漢事件で数万円の罰金を払うことで済むならば・・・と私でも気持ちが揺れてしまうだろう。新聞には載らない冤罪事件はまだまだたくさんあるのだろう・・・怖い・・・だから早く「男性専用車両」を設置して貰いたいものだ。私は喜んで加齢臭の中に飛び込む!

有限会社やな瀬不動産
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