東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

山形初上陸・その4

2006年10月24日 09時24分40秒 | 街の話
会議出席後、時間があったので「山寺」へ行くことになった。

山寺とは貞観二年(西暦860年)に開山した正式名称「宝珠山立石寺」のことで、みちのくを代表する霊場として広く信仰を集めてきた。

また松尾芭蕉がここを訪れた際にあの「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」と詠んだ場所で、約1000段もの石段を登りながら山の中腹・山頂に点在している寺院や奇岩、樹齢を重ねる杉小立を見て回ると言う拷問のような立地条件であった。

軽い気持ちで登ろうと思ったものの、これがキツイのなんの・・・同行していた同業者さんも次第に無口になって行く。一段一段煩悩を無くしていくらしいが、登っても登っても上が見えず、階段だけが無機質に連なっている。
しかし木々を吹き抜ける風が気持ち良く、重い足取りながらあの芭蕉が登ったであろう階段を一段一段確実にゴールを目指した。

そして約30分後に山頂から見た景色は何とも清々しいもので、私の煩悩はすっかり消去されたようだ。多分・・・

そして帰りは帰りでキツく、転げ落ちそうな恐怖と戦いながらゆっくりと降りた。途中で登って行く参拝者に「あと三時間は掛りますよ~」などとエールを送りながら、再び戻ったスタート地点ではもう足がガタガタだった。

有限会社やな瀬不動産
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