東海テレビ放送(名古屋市)は4日、午前中に放送した情報番組「ぴーかんテレビ」で、視聴者にプレゼントする「岩手県産ひとめぼれ」の当選者を「怪しいお米セシウムさん」などと、リハーサル用のテロップを使って不適切な表示をしたと明らかにした。東海テレビは謝罪のコメントを出したが、JA岩手県中央会や達増拓也同県知事が抗議した。風評被害を招きかねないとの声も上がっており、東海テレビはコンプライアンス担当の常務取締役が5日、関係者に直接謝罪し、当面の間、番組を休止すると発表した。
同社によると、リハーサル用に作成したコンピューターグラフィックス(CG)の仮テロップを午前11時3分35秒から23秒間、誤って放映。3人分の当選者欄に「怪しいお米セシウムさん」(2人分)、「汚染されたお米セシウムさん」と記載されていた。実際の当選者は、午前11時半の番組終了直前に発表した。仮テロップは50代の男性の外部スタッフが作成。同社は操作ミスとしているが、詳しい作成経緯などを調査している。番組中に謝罪したが、苦情や問い合わせが午後10時までに約450件寄せられた。東海テレビは「番組プロデューサーやディレクターのチェックが甘かった。福島県をはじめ原発事故による被害を受けた方々や岩手県の農業、畜産業に携わる方々にご迷惑をおかけし、視聴者に大変、不快な思いを抱かせた。深くおわびする」とのコメントを出した。
う~ん・・・リハーサル用に作った際にちょっとした出来心と言うか遊び心で行った事なのだろうが、それにしても余りにも幼稚でレベルが低い。ブラックユーモア(と言えるのか?は別として)は時と場合を間違えると、非常に危険で命取りになるし、人間性さえも疑われてしまう怖い手段なので慎重に取り扱う必要がある。
ただ今回23秒も放映されたそうだが、これって結構長い。社内的な何かの力が見え隠れする。