第89回箱根駅伝を応援しに行った。ちなみに正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝」と言うらしい。
そもそも特に関心が無かった駅伝。「往路と復路は同じ選手が走るもの」だと思っていた程度の知識しかなかった私だったが、駅伝好きの友人の影響で少しずつ観始め、娘の大学も出場することもあり、ここ数年少しずつ興味を持ち始めた。妻も結構好きなので、そうなると我が家の行動は早い。
「(復路を)観戦しに行こう」
妻と娘と三人で東京駅から中央通りへ「最終10区」へと向かう。通過予定時刻約60分前はまだ沿道にも観客がまだまばらで、最前列が確保し放題の状態だった。沿道の一角に大学の応援団の演奏やチアガールのダンスが見える。駅伝スタッフさんから小旗を頂戴し、ついでに友人の分まで確保する。ちなみにこの地点はゴールまで残り1.8km地点とのこと。近くのコンビニでは応援場所にコーヒー等をお届けするデリバリーサービスが行われていた。
妻がワンセグで状況を確認する。後方にはいつの間にか身動きが取れない程の観衆が集まり出していた。次第に交通整理の警察官の視線がさらに厳しくなり、選手の通過時刻が迫ると、道端に置かれていたコーンが中央に一斉に並べられる。娘と移動カメラに映る角度を想定しながら何度も映る練習を繰り返す。
しばらくするとようやく先導車に続いて選手が通過する
撮影することや旗を振ることよりもつい無意識に大声で声援を送ってしまう。彼らの走る姿に何だか熱いものが込み上げ、順位は二の次の話で、声援を送り続ける。よくもまあ~遠路遥々箱根経由でタスキを繋いでくれたわね~と感動してしまう。
最終的にダークホースの日体大が30年ぶりに総合優勝を果たした。ゴール間際で競り合っていた選手のチラ見の多さに複雑な気持ちになりつつも、高卒の私にとっては何だか羨ましい正月の大イベントだった。
ちなみに観戦したのは画像の丸印あたり。またこの地点での「往路観戦」はスタート直後の為、混戦のまま、瞬時に通り過ぎるとのこと。
しっかりテレビに映ってしまったぜこれで「10区制覇」である。来年は9区を攻めてみよう。