後輩選手たちへのパワーハラスメント疑惑が浮上したプロ野球選手が、所属球団を自由契約となった。パワハラ被害を受けたのは10人、見た、聞いたのは約40人。暴言や人格否定を日常的に繰り返すといった「パワハラ被害」を訴える声が、複数の後輩選手から上がっていた。騒動を受け、市とのパートナー協定締結式が延期となり、選手会納会といった行事が中止など影響が出ている。
体育会系あるあるの「おふざけ」は自分に置き換えても被害加害を問わず少なからず経験がある。今回の場合、度が過ぎたのか?受け入れなかったのか?は不明であるが、このように明るみになるのは、その選手自身の人間性なのかも知れない。スポーツ界に限らず各業種でも同様のハラスメントが報じられ、メディアでは「絶対に許すことが出来ない」と伝えているが、加害被害者の双方交えた上での検証をしない限り、加害者だけが一方的に絶対悪となってしまう。
ここ数シーズンプロ野球で乱闘を見掛けなくなった気がする。またスポーツ指導者も叱らない、怒鳴らない指導へとシフトチェンジを余儀なくされている。それに対して「昔は」とか「あれがあったから今が耐えられる」と言うつもりはさらさらないが、スポーツ選手に限らず周りのすべての人ががいつも模範的な対応や行動をしてくれる保証はないことだけは覚えておいた方が良いと思う。