主水、死す……

2010-02-19 00:31:38 | Weblog
 うにに舌鼓を打ち、いただいたパンににこにこしながらロッカールームに戻り、着替えながら携帯でテレビを見る。報道ステーションを見て目を疑った。
 藤田まことさん、亡くなったんですね。
 がーーーーーーーーーーんんん、ショック。私にとっては安浦刑事ではなく、主水。ナカムラモンド。もう、一人の実在の人物である。
 
 小学生のころ必殺仕事人が大好きで(どんな子どもだったのかというツッコミは置いておいて)、歴史の勉強とか言いながら毎週欠かさず見ていた。
 きっかけは、たぶん親が好きだったんだ。金曜の夜10時なんて大人の時間帯だったころ、金曜だからと特別に見せてもらったことがあったのか、父がモノマネをしていたのか、その両方だったか……。「モンドって何?」と母に聞いたら「中村主水さんよ。あの人の名前」ぐらいなアバウトな説明をしてくれて、人名で「主水」なんてありなのか、と不思議に思ったことを覚えている。
 まだ小学生だから昼行灯なる主水さんに感情移入はさすがにできなかったが、登場人物が変わっても主役は変わらない。だから、一番長いつきあいになった。だからやっぱり、よくも悪くも、いろんな影響を受けてきたと思う。
 いなくなったなんて、すごいさみしいな。もう主水を見ることはできないんだ。自分の中で一つの歴史が終わるってこういうことなんだ、なんてしみじみ。
 今日のバスタイムのBGMは娘が歌っていた必殺の主題歌「さよならさざんか」で決定。

 子ども心にある時から夏場でもマフラーを外さなくなった主水さんを見て、歳を取ると襟元が寒くなるのかな? と漠然と想像していたが、今はよくわかります。寝る時も布団のきわにバスタオルをはさむだけで断熱度が格段にアップするし、襟元がしっかりあったまってれば少々の寒さはしのげることもわかってきた。これも主水さんにつながる一つの思い出。

うに美味し

2010-02-19 00:23:00 | Weblog
 お客様がお帰りになった後、手つかずで残った軍艦のうにを、社長がとっておいてくれた。(ついでにいちごと甘夏、甘エビとお新香も盛りつけてくれて、見た目もとってもキュートなことに。笑)
 仕事が一区切りついた時にいただいたら、おいしい! さすが寿司屋!!!(笑) うにって独得の臭みがあるので自分からは手をだすことが少ないのだが、おいしいうににはそれがなくて、とろっとした触感が純粋に楽しめるんだということがよおくわかった。醤油をたらさなくてもよかったくらい。
 お取り皿に盛りつけられた一品ずつ、十分堪能して、それなりにお腹いっぱいになって(いつもならお腹ぺこぺこにすいているような時間帯なのに、働いている時はこうした少しの品数で満腹感につながるのは不思議なことだといつも思う)幸せ感を味わいながらロッカールームに向かっていたら、ロッカーがお隣の洋食屋さんのおばちゃんとばったり。いつも木金で会うのだが、先週は私が休みだったし(フクちゃん家行ってたからね)今日も入る時間が早かったので会えなくてさみしいなあ、と思っていたところだったのだ。おばちゃんも「会えてうれしいわ」なんて言ってくれて、おまけに店でいただいたという手作りのパンをおすそわけしてくれた。やーん、うれしい いろんな人に少しずつ養っていただきながら、今日も生きていけます(笑)。