山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

上野村民宿のおばあちゃんのラーメン

2009-10-25 | 山里のおばあちゃん
昨日の記事のおばあちゃんは80歳を過ぎてなお、一人で民宿を経営しています。
上野村の大部分の民宿が夏季だけの釣り人向けの営業であるのに、このおばあちゃんは電話したら快く引き受けてくれた頑張り屋さんです。
このときはシンポジウムだったので、本来なら役場経由で団体客用の大規模施設に宿泊するところだったのですが、別行動で民宿を頼んだのは、正解でした。
民宿に泊まって事情聴取、いや、情報収集したかったので、おばあちゃんがやっているところを選んだのです。
実は、ネットで調べた限りでは、おばあちゃんではなくおばちゃんだったのですが、写真が古かったらしく……。

民宿への帰りが少し遅くなりそうなのと、おばあちゃんも食事作るのがめんどくさそうな雰囲気を漂わせていたので、夕食は要らないということにして、でもその夜はおばあちゃんの話を聞かせていただく約束をして、夕方帰って来たのでした。

そうしたら、
「じゃー一緒に台所でラーメン食べようよ。サービスだから」といって、インスタントラーメンを作ってくれたのです。
このラーメンは、見たことのないカップラーメンだったのですが、おばあちゃんはそれをわざわざ鍋に入れて煮て、トントントンとまな板で野菜をいっぱい切って具として入れて、ちゃんとしたラーメンにして丼に入れてくれたのです。
「私は野菜がいっぱい入ったのが好きでねぇ」と言いながら、
私の分と、自分の分と、2回に分けて。

おばあちゃんは畑から帰って来たばかりだったのに、座ることもせず、台所に立ち、私には「そこ座ってて」と言って、作ってくれたのです。
感激、そして、あっぱれです。
さすがです。

ありがとう……。

ラーメン食べてから、2時間ぐらい、お話聞かせていただきました。
昔林業がよかったころ、だんなさんが木材運送の事業を起こして、トラック5台まで増やし、がんばった話でした。けがをして、やめようかと旦那さんが思ったとき、励ましたのは、おばあちゃんでした。
素敵な話でした。

早くテープ起こしてお話を書きたい。

一日中書いているという夢のような数日を過ごしていますが、かなり疲れます。
体は疲れないのに、妙に疲れる……。

それに、キーボードをたたく力がますます強くなっています。気がつくと、思いっきり、力任せに打っている。
多分、運動しないので、力が有り余っているのでしょう。
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