山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

咲き始めたガマズミ、終わりかけのモチツツジ

2012-05-30 | 植物

今日は雑木林の横でガマズミが咲き始めていました。
咲ききってしまうとだらけた感じのするガマズミも、
咲き始めはきれいです。


モチツツジは終わりかけています。



郵便局までの道すがら、この時期は本当に花が楽しめます。



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ノビルの花、ラッキョウ、アサツキ

2012-05-30 | ネギの仲間 アサツキ・ラッキョウ・ノビル・ヒトモジ…
こんぺいとうみたいにかわいい
ノビルの花、の終わった後?

恵那の山里にたくさん生えていました。

ラッキョウ、ノビル、アサツキ
どれも似たような葉をしている。

中でもノビルは分かるけど、
ラッキョウとアサツキはほんとに見分けにくい。

でも隣の奥さんは今日、すぐ見分けたんです。
「これ、ラッキョウじゃなくてアサツキじゃない? 球根黒くない?」
と言いながら掘ると、ほんと、暗赤色の球根で、ラッキョウとは明らかに違いました。
でもアサツキの球根が赤いのは今の時期だけだそうです。
ラッキョウと間違えなくてすむから便利です。

今の時期、アサツキの葉は少し黄色がかって枯れ行く途上です。
ラッキョウの葉が青みがあるのに対して、アサツキは若干黄色が強いようです。

ずっと前、お寿司屋さんで食べた鯛のアラの赤だしにアサツキが入っていて
ものすごくおいしかったのが忘れられない。
だからラッキョウとアサツキを地上部だけで見分けたいのだけど。

見分けられずしばらくラッキョウの葉をお味噌汁に入れていたことがありました。
なんかおいしくないなぁと思いながら。


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最近忘れられてるワラビ

2012-05-30 | 植物利用

GWの少し前ごろは、早朝から奪い合いだったワラビも  ワラビ採りの話1 ワラビ採りの話2
すっかり飽きられて?
空き地に生え放題です。


3、4本あれば1食のおかずに十分なんだけど
3、4本しか採らないことを許さないほど、
ニョキニョキ、ニョキニョキ、いっぱいあるので
ついつい次から次へと採ってしまう。
でも短いの10本ぐらいでやめました。
あんまりいっぱい食べても体に悪い気がするので。

時期が遅くなると段々硬くなるから
上のほうだけつまみました。

7月頃になってもワラビは出続けるけど、
とても食べられるものではありません。

今日のはまだまだ軟らかくておいしく食べられました。


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らっきょうを掘る

2012-05-30 | ネギの仲間 アサツキ・ラッキョウ・ノビル・ヒトモジ…

思いがけずらっきょうを掘った。
とはいっても、掘ったのは隣の奥さん。私は拾っただけ。

うちの裏に、前の家主さんがらっきょうを植えていたところがあって
20年も放置してあったのだけど、相変わらずらっきょうはなくならず
生え続けていた。
野菜くずなんかを捨てる穴を新しく掘るのに
らっきょうのある場所を掘ることになって……

穴を掘ったのも隣の奥さんです、はい。
私が使う穴なんだけど、いつも隣の人が掘ってくれる。いやはや。有り難い。

で、らっきょうが出てきたので、
「せっかくだから食べやあ」
ということになりました。

20年も住んでいて、初めて食べるとは。
もったいないことしてた。
普通に甘酢漬けにしてもいいし、生でおしょうゆとかで食べてもおいしいのだって。
それなら簡単です。

らっきょうは根を取ったり葉を取ったりしてきれいにするのが大変なので
スーパーでは、きれいにした後のを売っているけど
やっぱり新鮮なのはおいしいだろうと思います。
ちょっと大変だけど明日がんばります。

本当はらっきょうも株分けして植え替えてきちんとすれば
いいのですけど。まああまり欲張っても無理だから
適当にしておきます。

マーマレードにされたがっている夏みかんもいっぱいある。
ここ数日忙しくてなかなか手がつけられません。



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カエル、フクロウ、自然の音色

2012-05-28 | めぐる季節と自然
昨晩、久しぶりに駅から自宅まで歩いた。
田んぼの中の道。
あっちでもこっちでもカエルが鳴いていた。
ゲロゲロゲロゲロゲロ……
グワッグワッグワッ……

遠くのカエルとすぐ近くのカエル、その間のカエル、
あちこちにいるから、音がとても立体的に聞こえる。
カエルの音ワールドができていて
心地よかった。

自然の音はとてもいい。


今日はフクロウが鳴いている。
一昨日恵那峡でも鳴いていた。

卯の花の季節

2012-05-28 | 植物
今日は昼間大粒の雹がバタバタ降りました。

新緑が鮮やかで輝くよう。
卯の花の季節がまたやってきた。
「夏は来ぬ」の歌、メロディーが5月の新緑の輝きや生き生きした感じをよく表していると思う。

しかし、考えれば考えるほどヘンな歌で、ちょっと気に入らなくなってきた。
それについては2010年に書いた記事6月の白い花 卯の花のにおう垣根にホトトギス早も来

卯の花のにおう垣根……卯の花とはウツギのことだけど、おからのことでもある。おからって、あの、お豆腐作るとき出る大豆のかす。白いから卯の花というらしいけど、じゃあなんでお豆腐を卯の花といわないのか。
それはともかく、
垣根の向こうからおからを煮る匂いが流れてくる、そこにホトトギスがやってくる、という意味かも、と仮説を立ててみる。

けれども、おからは一年中あるもので、ホトトギスと結びつける理由がない。
あ、いや、ホトトギスはおからが好物で、おからを煮ているとすぐにやってくるという意味か? それ分かりやすいけど。

卯の花のにおう垣根にホトトギス早も来啼く、っていうのは、
まじめに考えると頭と体がねじれそうになる。

で、卯の花の咲く山里にホトトギス早も来啼く、とすると、丸くおさまる。

今年、ホトトギスはまだ来ない。


そういえばツツドリもカッコウも今年はうちでは聞かなかった。残念。
ホオジロやシジュウカラやキビタキも少ないのです。


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山々に藤色と桃色。キリ、モチツツジ、タニウツギ

2012-05-25 | 植物
今年はキリの花が目立つ気がする。今、満開。
藤色の花があちこちで盛り上がるように咲いている。

そしてまた、モチツツジも目立つ気がする。ピンク色が特にきれいだ。
モチツツジってこんなにピンクできれいな花だったっけ?と思いながら見ている。
もっと色薄くてはっきりしないイメージがあったけど。

同じような色のタニウツギ。
この花は日本海側が生育域だと思っていたけど、うちの近くの恵那や瑞浪の山で
たくさん咲いている。
逸出のはずだけど、それにしては多い。
もともとあったもの?
とにかく多い。

モチツツジもタニウツギも、山の花じゃないかのように、華やかだ。
この時期、いろいろな色の花が咲く。
白い花のヒトツバタゴやヤマボウシ、ホオノキ、エゴノキなんかも加わっている。
日本の山がこんなに色とりどりだったとは、気づかなかった。

こんなきれいな花々がまわりの景色に見られて幸せ。

写真は、タニウツギ。

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ヒトツバタゴ真っ盛りのその日に

2012-05-24 | 植物
昨日瀬戸方面から中津川に帰る道
R363土岐や瑞浪山中の国道沿い、ヒトツバタゴの並木がたくさんあって
満開だった。
この道沿いにこんなにヒトツバタゴの並木があるとは知らなかった。

ヒトツバタゴは白くてサラサラしていやみのないいい花だ。
葉の感じもきれい。
葉の時期のほうが長いから、葉の感じは大事だ。


私の住んでいるところにはヒトツバタゴの自生がところどころにある。
恵那市の笠置山麓にも有名な木がある。
私はその満開を見たことがない。
名古屋に住む知人・深谷勇次郎さんが、毎年とても気にして、見に行きたいと言っていた。
そこは少し標高が高いから、まだこれから1週間ぐらいあとになるのではないかと思う。

しかし、その人が、今日、永眠した。
いつもさりげなく支えになってくれる、大切な人だった。
大きなものがなくなってしまった。

本人はやたらハルニレにこだわっていたけれど、
私はヒトツバタゴの季節が来るたびに思い出すことになるのだろう。


いつも突然に来るその日。
私はあまりにも鈍感だ。
予感することができない。

山を生かす樹皮とつるのかご 作品展

2012-05-22 | 植物利用
名古屋栄で知人の清水真理子さんがかご展をされている。
中区役所(中日ビル東)1階のギャラリーで、27日まで。

かごの素材で最もオーソドックスなのは、日本では、竹。
それから、アケビ、フジ、ツヅラフジ、アマヅルなどのつるや、ヤナギの枝。
清水さんはこれらに加えて、樹皮を多く使っている。サクラ、クルミ、ナラ、カラムシなど。それに筍の皮や草、稲わら(今回はこの作品はない)なども取り入れる。

取っ手には、栗の太枝やフジの太いつるなど、形の面白いものを使い、自然の趣いっぱいでかつお洒落な作品ばかりだ。

見捨てられている山の見捨てられている素材を使って、暮らしに生かせるものがたくさん作れるということを、改めて見せ付けられ、心洗われるような思いだった。そんなことは頭で分かっていても、実際に形にして提示できているということはすごい。



作品はどれも素敵だが、清水さんは、作品の芸術表現以上に、山の資源を生かすということに思いを持っておられる。
決まりきった材料に安住するのではなく、清水さんご自身が考え、試して、材料の開拓をされているのだ。

籠作りで一番手間のかかるのは、材料の採取。清水さんは山の人ではないので、材料のある場所を見つけるのにも相当苦労されているだろう。それから材料の整理にも大変な時間がかかる。つまり、汚れたところや要らないところを取り除いてきれいにし、そろえて保管するという作業。かなり本気にならないとできない。実際に籠を編む時間は、それらに比べると、あっという間である。もちろん、清水さんのような独創的なものを作ろうと思えば、デザインを考えたりそれを表現するテクニックを考えたり試行錯誤することにも、それなりの時間がかかっているだろう。

これを都会の人が行おうと思えばかなり大変だ(清水さんはある意味都会の人だ)。しかし、山里に住んでいれば、うんとやりやすくなる。ちょっと空いた時間やついでの折に材料を採取することができる。取る権利も得やすい。保管場所も十分あるだろうし、作業場所もとりやすい。土やほこりにまみれたり水浸しになっていいような場所が、山里の屋敷にはたくさんある。不要になった部分を捨てるにも、燃やしたり、裏山にポイっと捨てたり、簡単にできる。

こんな籠作りを山里の女性たちがこぞって始めたら素敵だ。
ぜひ見せたいと思う。


*会場では販売もしている。こういう手づくり籠にしてはお値打ちなお値段だと思う。



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モンゴリナラの柏餅

2012-05-21 | 植物利用
今日ダイエーで買ってきた柏餅。
愛知県一宮市のメーカーが作っているものだけど。

明らかに柏の葉ではありませんでした。
葉が透けるほどペラペラに薄くて、白い毛がありません。
そしてうんと小型です。

中国では盛大にモンゴリナラを栽培しているといいます。
天蚕という黄色い糸を出す蚕を飼うためです。
蚕に食べられた葉はお菓子用にはなりませんが
何かそういう類の葉を輸出しているのかもしれません。

もっとも、私の知る日本のフモトミズナラ(昔の名はモンゴリナラ)でもありませんでした。とにかくペラペラです。そして長さと幅の差があまりない。
加工方法によってペラペラになっちゃう?

日本の中国地方には、また違った、ミズナラに似た低地のナラがあって(すっかり名前忘れた)、島根・広島あたりのJR沿線にずっと生えています。

ナラの仲間は結構雑種の知らないのがあります。
しかし、日本のそういう葉っぱを使っているとも、ちょっと考えられません。
何でも輸入の時代ですから。

全く香りのない葉でした。柏餅の季節感って、あの香りから来ますね。
でも小型なので、お餅が包みやすいことは確かです。


中津川のほうでは、スーパーで朴の葉を売っています。
今年もまた朴葉寿司の季節がやってきました。
朴の葉を採取してきたら一番いいのですが、採りにくいところにあるので
今年は買って作るのもいいかなと思います。
楽しみです。


上の写真は、朴葉(ホオノキの葉)。
下の写真は、朴葉で包んで蒸したお餅(本当のお餅ではなく、米の粉で作ったもの)。


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ホオノキもユリノキも好調

2012-05-21 | 植物
今日の金環日食、きれいでした。
環が輝いていた。あんなにきれいだとは予想していなかった。
天気予報は少しはずれて、名古屋は快晴でした。

名古屋の街をバスで行く。
ヒラドツツジはすでに終わっていましたが、
市役所の周りや東大手のあたりのユリノキ、すごくたくさん花をつけていた。
中津川のほうでは、ホオノキも白いいい花をたくさん咲かせています。

同じモクレン科のシデコブシやタムシバは今年全然だめでしたが
ホオノキ、ユリノキは良いようです。

北国のコブシはどうだったのでしょうか。


写真は、ホオノキの花。

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節電

2012-05-19 | 山里
関西電力管内では15%の節電が目標とか。かなりがんばらないといけない。
冷蔵庫になるべくものを入れないってのは、オススメです。
冷蔵庫をバタバタ開けないで済むから。
ああ、それと、いっぱい作って冷凍して、
それをまた出して電子レンジかけて食べるってのも
エネルギー無駄ですね。
おいしくないものは、環境にもよくないってことか。
できたてのほやほやを即座に食べましょう。

でも私テレビ録画して観てます。放映されてる生はあまり見てない。
これも無駄ですね。

会社のパソコンなんか夜充電して昼間はバッテリーで動かしたらいいですよね。

それにしても都会では冷房なしで過ごせませんね。都会の人は大変です。外に出れば熱いからマンションっていう箱の中にとじこもっていないといけない。
都市型の気候にしてしまったのは日本人自身だ。

最近の政府の大臣たちの言っていること、なんだかこっけい。
急に力強く推進を唱えるようになったように見えるけど
本音と建前があるような気がしてならない。
あの人たちは本当に原発を再開したほうがいいと思っているのだろうか。
家に帰って奥さんには「ほんとはやめたほうがいいんだけどネ」って
つぶやいていそうな気がする。
だとしたら芝居みたいな説明や会議はやめてほしい。
絶対安全にやるから大丈夫です、って、いまさら誰が信じるのだろう。



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ほとんど盛り上げない畝

2012-05-18 | 山里
先日、近所の家の横の畑で。
畝がほとんど盛り上がっていない。
昔の人は、今ほど盛り上げていなかったのではないかと思う。
トウモロコシですら、ほとんど平らになっている。

昔私がトウモロコシの種をまいていたとき、近所の人がやってきて
畝をもっと盛り上げろ! とやり直しを命じたけど。
やりかたはいろいろだ。

もともと原種だったら畝なんかないところで育っていたのだから。

焼畑で有名な宮崎県の椎葉村に行った時、
焼畑でない畑でも、斜面に畝を作らず、草みたいな感じで
大根やカブが生えていた。
栽培されていた、というより、まさに、生えている、という感じ。
それでも立派な畑として存在していた。


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マーマレード 瓶で常温保存

2012-05-16 | たべもの・台所
マーマレード作りの季節がきた。
渥美の親戚からもらった夏みかんが、20個ぐらいある。
もっとくれると言われたのだけど、仕事増えすぎても困ると思って辞退。
明日やろう、と思いながら、なかなか手がつけられないでいる。

昨年の夏作ったのがまだ一瓶あったのを忘れていた。
冷蔵庫に入れてなかったけど、カビが生えている気配もない。

瓶の中の空気が完全に抜けてない、結構いい加減な瓶詰めなのだけど
使ってない暗い部屋に入れておいたのが良かったのかもしれない。
今年はもっとちゃんとした瓶詰めにしようと思う。

マーマレードを入れた瓶を湯煎にかけて沸騰させ、ふたをするだけ。
煮沸するときかなりエネルギーを使うけど、
冷蔵庫を使わず保存をきかすというのが、本来の瓶詰めの目的だろう。

ことしはいろいろなジャムを作ってみたい。
いただく果物がたくさんあるので。



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パンを焼いて、木の下で

2012-05-15 | たべもの・台所
今日は梅雨の走りのような雨。

昨日、久しぶりにパンを焼いて、
庭を見ながら外ごはん。

小麦粉は乾物なので保存がきき
必要なときに水をまぜてパンやナンやチャパティーやパスタやうどんにして食べる。
穀物とは本来はそういうもの。

アメリカ西部開拓時代の物語『大草原の小さな家』シリーズでは
1年分の小麦粉を使いまわす様子が出てきます。

焼きあがったパンを買ってくるというのは、
いくらパンは水分が少ないとはいっても
多少なりとも水を移動させているわけで
遠くの町の工場で作られたパンなら、遠路はるばる水が運ばれていることになる。

そういう理屈はさておいて、小麦粉のストックがあれば
外に出るのが面倒ならすぐ焼くことができる。



食べながら、木漏れ日を見ていると、改めて、きれいさに驚く。
ドウダンツツジの繊細な丸い葉が日に透けて黄緑色。
葉が重なっているところは濃い緑色。
そういう美しさがまわりにあふれているのに
なかなかじっくりと見ることがないのは残念だ。




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