山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ベンケイガニ

2006-09-28 | 森林環境教育

大群で現れた汐川干潟のベンケイガニ。脚が毛深いのです。


昨夜は夜中に自宅に帰りがまんできずにストーブをつけてしまいました。
朝から一日中寒かったのですが。
自分史上最も早いストーブです。
もう冬仕度しなきゃ、という感じです。

アベマキも10日ほど前から落ち始めました。今年は少し遅く思います。
アベマキが落ち始めるのとカケスが鳴き始めるのは毎年同時です。
カケスが鳴くと、アベマキが落ちたんだなと思います。
カケスの声は秋の訪れを教えてくれます。

今日はモズもよく鳴きました。

汐川干潟

2006-09-27 | 森林環境教育
2~3日前まで昼間はTシャツを着ていたかと思ったら、今日は涼しいを通り越して寒い日です。8月の終わりの週ぐらいから、朝晩はひんやりする日が続いていました。今年は残暑というものが全くありませんでした。珍しいことです。ストーブがつけたい。と思ったのはこの秋初めてではありません。
10日ほど前にモズの声を聞きました。カケスも鳴き始めました。今はコオロギが鳴いています。


23日は、「ECOレンジャー21豊橋コース」デンソーという大企業がスポンサーとなって行っているものです。暑くもなく強風もなく最高の干潟日和でした。この日は秋分の日でしかも大潮。7月から9月の大潮(新月)の日には、カニたちが集団で産卵するといいます。それをねらったわけではないのですが、ベンケイガニの大群に出会うことができました。ベンケイガニの仲間、アカテガニの集団産卵は有名らしく、講師の高山さんも言っていたし、ネットでもいろいろ掲載されています。でもベンケイガニの情報はあまりありません。
驚いたことは、きていた子ども36人が、ほとんど豊橋の子なのに地元の汐川干潟には一度も行ったことがなかったことです。この日新たに36人の子どもを干潟につっこみ泥んこにしたことは大きな功績です。 子どもが大群でベンケイガニの大群を追いかけるので、どろが引っかき回されて、くさいこと……。でも子どもたちはおかまいなしでした。素手でどろを掘りまくるし。カニをおいかけずひたすら掘っている子もいました。この子たち、この日のこと忘れないでしょうね。


24日は夕立山森林塾の講座実施。
25日は名古屋に絶滅危惧種の調査の打ち合わせに行った後、午後から伊勢湾・三河湾のシンポジウムに行ってきました。汐川干潟を見た後だったから学習効果は高かった。海について勉強してしまったこの数日です。


写真を縮小するソフトが使えなくなったり、ちょっと体調崩したり、いろいろ行事が重なってバタバタし、しばらくブログから遠ざかっていました。今日は21時に仕事をやめたつもりだったのに、各所にメールしていたらこんな時間。どこからどこまで仕事なのか分からない生活。これは最高な生き方だと思います。

クサアジサイ

2006-09-16 | 植物
クサアジサイにお目にかかる機会は少ないのです。山間の、外来種があまり入っていないような、少し湿った日陰気味のところに、ほんとうにひっそり咲いています。ピンク色がかっています。
ヤマアジサイやタマアジサイやコアジサイや普通の園芸種のアジサイは木なのですが、クサアジサイはクサです。冬になったら地上部がなくなってしまいます。

この珍しい花が、豊田の山間にたくさんありました。
地元の方は何も気にとめていないようです。あるところにはあります。
普通はヒョロヒョロして消え入りそうなのですが、そこではかなり元気で大型のもありました。

昔の日本の山には、どこでもこんなきれいな花が多種類咲き乱れていたことでしょう。
帰化植物に追いやられる在来種の行方は? 世界中の植物はどうなってしまうのでしょう。

在来種を守りたい、いつまでも絶滅しないでほしい、たくさんの植物があるほうがいい、と思うのは人間です。
植物は何も思っていません。
ただ、人間がそれを楽しみ、それを見て幸せに感じるから、そう思うのです。

なくなってしまうと悲しくなるものがたくさんあります。
なぜ悲しいかという理由は、ただ、なくなると悲しいからなのです。


しばらくパソコンの再インストールで落ち着かなかった。
うまく作動しなかったり、設定ができてなかったり。
新しいメールソフトも入れて、まだ慣れないところもあるけど確実に動作が早くなって快適。
うちの書生さんは情報処理の学校出てるので助かります。おかでで仕事がとまらないですみました。
ただ、画像縮小ソフトがどこにあるかわからなくなって、写真がうまくアップできません。


明日からは白川郷に行きます。

愛知県蟹江 須成神社の祭り

2006-09-12 | 山里
須成神社の祭りは今年は8月6日でした。
蟹江は海に近く、街のあちこちをクリークがゆったりと流れています。川は河口に近く、昔は満潮時には逆流しましたが、今は水門があるのでそのようなことはありません。
この神社は1年中、いろいろな小さな祭りをしています。8月のこの祭りでは、提灯をたくさんつけた舟が川をさかのぼります。
提灯のろうそくを順々につけていくうちに、どうしても失敗していくつかの提灯が燃えてしまいます。つけ始めてからつけ終わるまでに1時間ぐらいかかります。最初は夕方だったのに、最後の火をつけたときには真っ暗になっています。
左上に光っているのは月です。

全く観光化されていない祭りです。先日アップした稲武の祭りにしてもそうですが、日本のあちこちにまだまだこんなお祭りが残っているのは、テレビの影響で生活の一部始終が画一化された現在において、驚くべきことです。

火は素敵です。
先週の土曜日と、8月の最終週の土曜日は、デンソー環境教育プログラムECOレンジャー21で、火と木質バイオマスをテーマにしたプログラムを行いました。
2回目の先週は、火であかりを作り飾りました。ゆらゆらゆらぐものは、なんにしろ、人の心を安らがせます。乙女渓谷の水面も同じです。

先週は火曜日から4日間奈良で研修を受けていました。土日は豊橋泊りの出張でした。何かとバタバタしています。
今日はいつも使っているノートパソコンの再インストール中。
仕事がどんどんたまります。困ります。

秋の虫とイネ科の植物

2006-09-03 | めぐる季節と自然
秋の虫がさかんに鳴いています。日本の山里の夏はにぎやかです。冬が始まるまで、音が途切れることがありません。都会だと公害になるのでしょうか。

秋の虫は毎年、メヒシバが出穂するころ鳴き出します。7月の初めです。
この頃、イネも出穂します。GWに植えられた稲です。

イネ科の草につかまっているバッタをよく見ます。

写真はオヒシバ。中津川ではほとんど見かけなかったのですが、今年はオヒシバやギョウギシバを家の近所で見ました。温暖化のせいでしょうか。

アブラゼミをほとんど聞くことがなかったのですが、今年はしきりに鳴いています。名古屋など暖かいところではクマゼミが減ってアブラゼミばかりになっているそうです。

エノコログサにも異変が起こっています。

それにしても、秋の虫の声はいいものです。

白いけむし

2006-09-01 | めぐる季節と自然
アメリカシロヒトリは黒っぽい毛虫だと思っていた。
あんなに白いのがアメリカシロヒトリだとは。
今の時期のは白いのか。
私がアメリカシロヒトリだと思っていたのは実は違うのか。
とにかく市役所には裏口がありそこから入ればそれほど恐怖を感じずにすむ。

それと、毎年5月ごろ毛虫の巣をよく見かけるのだけど、今年はなぜか8月によく見た。この毛虫は春と夏の2回発生するらしいから、やっぱりそうか。
ネットで検索したら、アメリカシロヒトリをつぶさに観察している人もいた。
ご苦労様です。



今日は午前中愛知県の南の方で打ち合わせ、夜また打ち合わせで、昼間は事務所に帰るのも遠すぎるので仕方なく今いるネットカフェで今日締め切りの小原稿を書いて発送。ネットカフェで仕事をするのは初めてで、陰気くさくてタバコくさいけど穴倉になっていてそこそこ集中できることはまちがいない。
それにPCの作動が早くてはかどる。うちのPCは最近遅くて、昔のPC-9801に戻った感じ。
(でももう少しおしゃれな明るいところの方がいいわ)


今週も仕事がてんこもりに残ってしまった。その原因は
①自分が無能だから ②自分に期待しすぎだから ③自分に甘いから ④仕事が多すぎだから
おそらくそのすべてである。
昨日も3時間事務所で仮眠したのみ。今朝の打ち合わせは無理してくるほどのものでもなかった気もするが、お昼につばすという魚を食べられたのでいいことにしよう。



原稿を発送して少々手持ち無沙汰になったので、ためしに「山里文化研究所」をヤフーで検索してみたら、このブログが上位にエントリーしていて驚いた。あまり宣伝しないでコソコソ書いているのだけど(でもちょっとうれしい)。
読んでくださったみなさま、ありがとうございます。


そういえば昨日締め切りの原稿を書くのを忘れていたことを今思い出した。

ブログにこのような私事を書くのはみっともないからしないようにしようと思っていたけど、今日は例外。ちょっとひまつぶし。
きっとあとから後悔するだろう。