山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

ふわふわの綿 シンクロニシティー

2009-04-28 | なんとなく報告
今年は山里ふぁんくらぶの畑で綿を育てようと計画していたら、
高校時代の友人から突然手紙が来て
そんなこと全然知らないはずなのに綿の種を送ってくれた。

不思議。

水仙ロード

2009-04-28 | 山里
あっと驚くようなかわいい水仙の小径がありました。
リボンのように、起伏したりカーブしたりして続いているのです。
30年以上前に見たテレビアニメの「赤毛のアン」のオープニングタイトルがよみがえってきました。それは水仙道じゃなくて、りんご並木(桜かも)の道なんですが、なんだか日本ではないようなおとぎの国みたいな光景なのでした。
水仙の続く先には、お墓がありました。

駒ケ岳山麓の里

2009-04-28 | 山里
先日訪れた里で、枝垂桜。
この里は、民家も補修してきれいにしているところが多いのです。
人が寄り付きやすいのでしょうか。
かえって下の上松の街中の方が空き家が多いとか。

山里ふぁんくらぶの「草膳」

2009-04-28 | 山里
4月の山里ふぁんくらぶの記事を本日「山里ひぐらしの木陰」ブログに載せました。
次回は5月2日です。

9日にはやばやと総会をするので、決算などをしてみました。
総会とか決算とかは、「夕立山森林塾」で練習した(!)ので助かってます。

ところで、3日前の夜、真冬みたいに寒いと思ったら、次の日恵那山から低い山まで、前回にもまして真っ白でした。すごく降ったみたいです。

木曽駒山麓の春の里

2009-04-25 | 山里
先日、高原の山里で。
事務所のショーコさんとお花見に行こうと約束していたけど
ずっと忙しくて行けなかったので、先週出かけました。

もう10年以上前に通りかかった場所。
そのときは5月2~3日だった。
すごくかわいい里だったという記憶がずっと薄れずにいて
また行ってみたいと思っていた場所。

記憶にたがわず、かわいいところを発見。
そのときと季節は半月違うから、見ている花も違うはずだけど、
なぜかこの風景を見ていた気がする。

5年ぐらい前に出会った水彩画の絵葉書が、その風景に似ていて
ずっと部屋に飾っていた。
それにもちゃんと木曽の風景だと書いてあった。
この場所なんだろうか。

この景色を見ながらお弁当を食べました。
大学生になったばかりの頃、かわいい山里を求めて、友達と何回か瀬戸や小原の山里にピクニックに出かけていた。
初めて見るハルリンドウとか、感激ばっかりで
猛烈に山里にあこがれていた。
そのときの楽しさがよみがえってきた。

いい天気で、ソメイヨシノは咲いていなかったけど、
最高のお花見でした。

桜の雪

2009-04-22 | 山里
2、3日前から、ひっきりなしに、窓の外を、はらはら、はらはら、と、桜の花びらが降っている。
隣の雑木林にヤマザクラがあるから。
成長が早くて、ここに来た頃はそれほどでもなかったけど、今はよく目立つ木になっている。

山の様子は、今では白やピンクより、緑の色が断然強くなっている。
もうすぐ濃い緑一色になってしまうだろう。
寂しい。

うっとりするような、パステルトーンの色とりどりの山が見られる期間は、ソメイヨシノが散ったあとのわずか3日ぐらいのようだ。
こういうきれいな山は、なかなか海外にはないんじゃないかと思う。

1カ月前はまだまだ寒かったのに、あっというまに光にあふれる季節になって、窓を開けると気持ちいい。
季節の変わり方が、昔より急激になったような気がしてならない。

日々変わる新緑の色

2009-04-16 | 山里
名古屋までJRで行った。
多治見まではまだまだ桜や花桃の景色。多治見あたりでは、山桜の混じる新緑が始まっている。緑というより白に近い淡い色で始まり、日に日に緑があざやかになっていく。向こう1週間ぐらいは日々色が変わる。私の住む中津川では、それがこれから始まる。
中津川、多治見、名古屋、と1週間ぐらいずつ季節がずれていて、1時間の短い電車旅の間に、2週間ぐらいの時間差のある景色が見られる。
中津川から多治見を過ぎるところまで、いつも車窓の景色は見逃せない。
電車に乗って景色を見ていると、シアワセな気分になる。

景色をしっかり見ておかなくては。
記憶にとどめておかなくては。
と思う。
いつ見られなくなるのか分からないのだから。
せっかくこの世に生きているので、
このきれいな景色をしっかり見ておきたいと思う。

美しいものは、その瞬間だけのもので、目を閉じれば消えてしまうし
一体それが現実に存在するものであるのかどうかも、
本当は分からない。
そんなものが次々に目の前に立ち現れるのは不思議で
人間の力の及ばない神的な大きなものからの贈り物なのだと思う。

美をつくっているのは、何ものなのだろう。

桜散る

2009-04-16 | 山里
昨日の強い雨で、あっという間に桜が散ってしまったようだ。
今年は咲き始めてから散るまでが早かった気がする。
大桑村の人が、「だから桜が咲くとさみしいのかねぇ」と言っていた。

桜が咲くとさみしい……
そうだ、さみしいんだ……
かもしれないなぁ……
と思った。

私は桜が咲く前がさみしいけれど。
でも考えてみると、いつもいつも、季節が移り変わっていくのをさみしく感じているような気がする。

時が流れていくのがうれしいと思える人っているんだろうか。


日陰気味のところでは、まだシデコブシがきれい。
シデコブシとタムシバは標高によって棲み分けていると俗に言われるけれどそれは間違い。
低いところにもタムシバはある。
庭の花桃がやっと咲いてきた。

緑の雨

2009-04-14 | 山里
いつから雨が降っていなかったか記憶にないけれど、
今朝、突然の激しい雨の音に驚いた。
春の雨と、夏の雨と、秋の雨と、冬の雨と、みんな音が違うような気がするのだけど、気のせいだろうか。
少なくとも今日の雨には、カエルの声が混じっていて、なつかしい季節がまためぐってきたのだと感じる。

音に満ちた半年間が始まっている。

桜の風景を愛でる

2009-04-10 | 山里
「にほんの里」と「奥矢作聞き書き」の仕事のおかげで、山里から山里をめぐってドライブばかりしているおかげで、今年はたくさんの桜を見ることができた。
こういう春の様子を、熱帯地方の人は見たらどう感じるのだろう。

早い桜

2009-04-08 | めぐる季節と自然
恵那地方でも、はらはらと、もう散り始めた桜がある。
なんだか、今年は、名古屋とほとんど変わらない日取りで咲いている。せいぜい2,3日の遅れか。
以前は2週間の違いを感じたのに。
4月の15日ぐらいまでは持ちこたえてくれないと困る。(何が?)。

タムシバで山は真っ白。
タムシバって桜よりこんなに遅かったかなぁ

ハナノキの赤も今が一番きれいです。
山を彩っています。

ヤシ砂糖

2009-04-07 | 植物利用
前の記事の彼らは、ヤシ砂糖の商人。
商人というと、金持ちみたいだが、まだ商売を始めたばかりで、ギリギリのところで頑張っている。薄利だという。
聞けば、1日13時間ぐらいは働いている。
インドネシア人はヒマでゆったりしている、と思っていたので、すごく驚いた。
夕方、車で1時間以上離れた海辺の村にヤシ砂糖を仕入れに行き、夜帰ってきてからそれを袋詰めする。11時頃寝て、朝の3時から市場に売りに行き、昼に帰ってくる。
この袋に入った砂糖は5キロで、たしか、生産農家からの仕入れが80000ルピア(700円ぐらい)。
家々を回って、この大きさの袋詰めを仕入れ、次々にトラックに積んでいく。

仕入れは毎日行くわけではない。でも競争で、直前に違うバイヤーが来ていると、せっかく村に行っても手に入らず無駄足となる。
ヤシ砂糖を仕入れ、売るという仕事はやはり重労働のようで、腰を痛めて寝ていることもあると聞いた。

でも彼らはいつも楽しそうである。
そして、いつも、ビジネスをどう成功させようか、考えている。



ちなみに、このヤシ砂糖の味は、なぜか「みたらし」の味。
塩を入れているとは聞いていないけれど、塩気があって、焦げた味と香りがする。
そのまま割って食べるとおいしい。
ジャワ人は、砂糖は、さとうきびの砂糖も最近はあるけれど、基本的には今もヤシ砂糖。ジャワティーにも入っている。

心豊かなジャワ人

2009-04-07 | 山里
心豊かなジャワの人たち。ジョグジャカルタの隣のバントゥルという静かできれいな村で。
スラウェシと比べて、ジョグジャカルタの人たちは、ずっと話がしやすい。というか、話が通じる感じがする。
考え方などが進歩的で、自分で考え、創造し、努力する、という習慣があるように感じる。

ジャワ人になぐさめられる

2009-04-06 | 山里
本日は篠島の聞き書きの第3回聞き書き塾でした。
もうこれで執筆前の聞き書き塾は終わりです。
みんなでやる聞き書きプロジェクトはこれで4つ目。つまり聞き書き塾も4クール目。毎回やり方が変わり、進化しています。
また新しい聞き書き塾スタイルができました。
今回は実習は少ないけど、かなり細かいことを丁寧にやっています。
そうしないと後で自分が苦しくなることが分かったからです。


久しぶりにジョグジャカルタの知り合いに電話した。
先日本を出して、今また新しい本を作りかけていると話したら、
「あなたの成功を聞いてうれしいよ」といわれた。

こっちはうまくない英語で、しかも聞き取りにくい電話で、細かい説明ができない。
「本を出したことは確かに小さな成功といえるかもしれないけど
経済的には全然成功してない!」
というと、
「ハハハ……ッ! お金なんか二の次だよ!
その仕事で周りの人や友達を幸せにできれば、それでいいんだよ~」
と。

思いっきりなぐさめられた。
しみじみ~、しみじみ~、と、じわりときた。
(私、相当疲れてるのか……?)

そう、そう思えば、幸せが感じられる。
たしかに、大部分の人は喜んでくれてる(ように思う)。
結局私はもうかりもしないのに、
人のために講座やワークショップの場づくりばっかりやってる。
なんでなんだろう、とわれながら不思議だけど
きっとみんなが喜んだり学んだりするということが
私の喜びになっているのだろう。と少々納得した。

それにしても、経済的には決して豊かとはいえないかもしれないインドネシア人になぐさめられるなんて。すごいことだと思う。
そのこと自体に幸せのあり場所みたいなものを感じる。

日本人にたかることしか考えない人も多い中で、ジョグジャカルタの彼らとの出会いは私には衝撃的だった。
私の知っているその人たちは、かなり精神的に進化している人々な気がする。

桜を観る余裕が

2009-04-05 | 山里
ヒマだヒマだと思っていたら、いつのまにかすごく忙しい人になっていた。
(ていうか、ヒマしていたから忙しくなったってことか?)
毎日仕事に追われ、夜中までかかってかろうじて明日の仕事の準備や締め切りをこなすだけでしのぐ日が続いている。

でも、息抜きも大事だと、今日は山里ふぁんくらぶ。
大きくPRして人集めするのはちょっと待ち
今回は内輪でまったりすごした。
今の時期やることといったら、野草を食べることに決まっている。
そしてお決まりのご飯のかまど炊き。

時間があっという間に過ぎ、帰ってきて明日の準備を始めたが、疲れがたまっていて集中力がなく、ぼーっと(というより、呆然と)している時間の方が長かった。


奥矢作の聞き書きは毎日売れていく。
今日は恵那のコスモブックセンターに置いてもらいにいった。


忙しいの疲れたのといっているが、3月末には上村や山梨に行って
民宿に泊まっちゃったりしているし。
その日は10時間ぐらい寝ているし。


それにしても寒い。
事務所の灯油を切らしてしまった。