山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

2年目のマツバボタン

2010-07-26 | 植物
前の記事の続き

子どもの頃、庭の踏み石の脇なんかに、こぼれ種でマツバボタンが咲いていて、とても好きだった。
今のマツバボタンと違って、黄色のはあまりなかったし、花びらの質感がちょっと違う気がする。

で、その中に、ピンクの濃淡の絞りのがあって、特に好きだった。
好きというより、子どもだったから、珍しさが勝っていたかもしれない。

それで、絞りのマツバボタンの種というのをずっと探しているのだけど、
以前一度そんな写真の入った種を見たけれど、最近は見ない。
なので、あきらめて、普通の、でも一重咲きの種を買ってきて蒔いている。

あの絞りのは、もしかすると、交配の結果だったのかもしれないと
やっと気づいた。

来年もがんばらなきゃ。

で、黄色い花は摘んでおく必要がある。
黄色い花が種になる前に摘めば、来年は黄色が咲かないと短絡的に思ったけれど
交配ということを考えれば、
花が咲くやいなや摘まなければならないことになる。
マツバボタンは切花にならないから、それはちょっとなぁと躊躇してしまう。

2年目のペチュニア

2010-07-26 | 植物
前の記事の続き

ところで、今年、土の入りっぱなしになった植木鉢に春先ずっと水をやっていたら
おびただしい量の芽がぎっしりと生えてきた。
みんなペチュニアだった。

私はナス科の花が好きで、毎年花壇は草ぼうぼうにしてしまっても、
ペチュニアの鉢植えだけは作っている。ペチュニアはナス科である。
それならなぜナスやホウズキの鉢植えでないのかといわれると困る。

咲き出してみたら、白やら赤紫やらピンクやら絞りやら、
いろいろな色が混じってきれい。
多分昨年は2色植えていたのだと思うけど、こんなに種類はなかった。
交配していろんな色になったのかしら。

で、ペチュニアは放置すると梅雨時にカビが生えたり、
花がらが見苦しかったり、だらしなく倒れたり
雨に当たるといやがったり、
何かと気を使う花なのだけど
この勝手に生えてきたのは、草姿もほっそりしているのにしっかりしていて
元気いっぱいで、
ペチュニア特有の「かまってかまって」的なところがなく
すくすくと、美しい姿で伸びて咲いているのである。

この上に吊るしてある、今年苗を買ってきたペチュニア(実際にはサフィニア)は、
花が終わった後、はなびらが縮こまらずそのままだらりとするので、
見苦しいので、花がらをとってやらないといけない(だんだん面倒になって、とってやってない)。
それに比べると手がかからないのにきれいで
勝手に生えてくるものの強さを感じる。


花壇の花の変貌

2010-07-26 | 植物
夜になると雨戸を開け、朝、日が照ってくると雨戸を閉めるという
普通とは反対の生活をしている。
雨戸を閉めて、クーラーをかけているので、日中目にするのは壁と雨戸の裏側ばかり。
まあ、洞窟に入っているようなものですね。

白洲信哉も同じことをしているらしい(ブログで知った)。

昨晩は月の明るい夜でした。夜中に、窓から入る光があまりに明るいので、玄関の電気でも消し忘れたかと思った。

今日は暑さが少しやわらいでいるけれど、暑いことに変わりはない。
多治見市は舘林市を制して一位を爆走中。私の応援が届いたのか、頑張っています。
しかし計測器の精度が気になるところですが。


庭の花壇の草を採ったら、あまりにも寂しげになってしまったので、ニチニチソウだのブルーサルビアだのの苗を買ってきて植えたらとてもかわいらしくなりました。
調子に乗って、もっと買ってきたいなぁと思う。
庭には黄色やオレンジの花を入れないようにしている。
つまり、白、ピンク、水色、紫なんかで統一している。

今年蒔いた百日草が色混合タイプしかなくて、咲き出したらなぜか黄色とオレンジが多く、咲くたびに切花にして庭から排除している。
よその花壇を見ると、百日草をこぼれ種で何年もさかせているらしきところの花は、オレンジ60%、濃桃40%というぐあい。なぜか白はなくなって、オレンジ基調になっている。
交配していくとこんな色合いになってしまうのだろうか。これがより原種的な色なのだろうか。

こういう傾向はグラジオラスにもあって、
長年植えているグラジオラス畑は、なぜかサーモンピンクばかりになっている。
グラジオラスの場合は連作に弱いので、サーモンピンクばかりが生き残っているということなのだろうか。
これもきっと、それが原種的な色なのだろうと勝手に推測する。


次の記事に続く