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山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

紅葉ふとん

2012-11-25 | めぐる季節と自然

三連休中日の昨日、天気もよかったから、各地で道路が渋滞したもよう。
紅葉狩りにはぴったりの日。私も名古屋から中津川への途上、瀬戸市で渋滞に巻き込まれた。瑞浪あたりから瀬戸、足助あたりは、この連休、本当に紅葉のいい日だったと思う。ただ、ここ数年で有名になった曽木の紅葉は、今年はずっと色が冴えないまま終わってしまったように思う。

というわけで、名古屋から中津川への道中、山の中の道を車で走りながら紅葉を思いっきり楽しんでいたわけだけど、家にたどりついた瞬間、「しまった!」と思い出したことがある。
4日も名古屋にいっていて、中津川の我が家の見事なモミジの紅葉を見逃した!

うちのモミジは本当にきれいで近所の人もほめてくれるのだけど
あまりにも身近で、注意していなかった。

今朝、玄関の前には、毎年恒例の紅葉の布団ができてました。
ふわっふわで、かさかさで、厚く積もって、踏むのがもったいないと思ってしまう。この写真の背後にもずっと続いているのです。
明日は雨の予報だから、濡れ落葉になっちゃうと思うと残念。
それにこの色も、落ちてから日がたつと色あせてしまうのです。

木についた紅葉は楽しめなかったけど、
落葉ふとんをたのしむとしましょう。

ちゃんとした人なら「あら大変!」と言って
すぐにほうきで掃いてきれいにしてしまうでしょうね。


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飛騨高山に雪

2012-11-15 | めぐる季節と自然

高山で雪がどさどさ降っていた。今朝のニュース。
あんな中では歩くのも大変そう。
よかった……。というのは、昨日の夕方まで高山にいたから。

調査で、今週天気が悪いという予報の中、月曜日の朝から現地入りしてみたら
意外なことに好天続きで、なんとか昨日の3時までに終えることができた。
と同時に、降ってきた。

一日ずれていたら、と、ぞっとする。
カッパ着てベタベタの雪降りしきる山中を
滑ったり転んだりしながら歩かなきゃならないとこだった。
滑り込みセーフでした。

高山の紅葉は色が冴えてとてもきれいでした。
やはり寒冷地では色が冴えるということがよく分かりました。
赤は赤、黄色は黄色。きっぱり、はっきりしています。

さまざまな種類のモミジは黄色・オレンジ・真紅。
タカノツメは真黄色。
コナラもオレンジ色になっています。
これが温度の高いところだと、いきなり茶色になってしまう。


前回の記事の写真のハナノキ。真赤というイメージがあるけど、真赤なのは春先の話であって、
中津川では、やはり黄色・オレンジ・赤とグラディエーションになって
本当にきれいです。しかし今日は色があせて散りかけになっていました。

今年の紅葉はきれいだと思います。
我が家のドウダンツツジも散ってきました。

写真/ウリカエデ・中津川市内・2005年

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紅葉を見ないまま

2012-11-09 | めぐる季節と自然

ここのところ机に向かう仕事が山盛りで、ふと気付いたら色づく紅葉も見ないままだった。窓からドウダンツツジの赤い葉は見えるけど、家の周りを取り囲んでいるきれいな樹々を見ないでいるなんて、ほんともったいない。
忙しいけれど明日はちょっと山のほうにも目を向けたい。

来週は雨模様の天気予報。どんよりした日には色は冴えないし
なにより葉が落ちてしまうかもしれない。

毎日寒くて、庭仕事に励むべき時期も過ぎ去ってしまった。

写真/ハナノキ・岐阜県中津川市(2005年11月)

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コスモスが好きな人

2012-10-17 | めぐる季節と自然

10月も半ば過ぎて、私の家の周りでもそろそろ紅葉が始まる。

真っ先にヤマウルシ。次にある日突然、タカノツメが頭の上で一面に真黄色になって、それから低木のドウダンツツジが赤くなる。
考えたら寒くなってきた……。
朝ちょっとだけストーブをつけているここ数日。

今日は雨が強くなったり弱くなったり。
久しぶりの雨に植物も地面も潤う。
屋根のついたテラスを増設したら、雨の音がやっぱり違っている。
ちょっと硬い音。
そのうち慣れるだろう。


先日テレビで、東日本大震災で亡くなったある男性がコスモスが好きだった、というさりげない話があったとき、なぜだかすごーく優しげな人を想像した。
コスモスってそういう花なんだなと思った。

コスモスの時期ももう終わり。


写真/島根県で(2010年)

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アベマキの実にカケス到来

2012-10-01 | めぐる季節と自然

蝉の時期も終わったかと思ったら、今日は日差しとともにツクツクボーシがしきりに鳴いています。

カケスも鳴き出しました。
隣のアベマキの大木から、毎日バタバタと大きな実が落ちてきています。
落ちたばかりの実はつやつやしています。
カケスはアベマキが落ち始めると必ずやってきます。
両頬とのどとくちばしとで4個もの大きな実をくわえて、1キロぐらいの距離を、アベマキの実を運んで貯蔵するそうです。(本で読みました)
なので、カケスにとっては今が最大の収穫の時期。年に一度のかきいれ時です。

前に知人から、アベマキの実をクラフト用に煮沸するのだけど、どうしてもあなたにもらったもののようなツヤが出ないといわれたことがあります。
私はただ煮沸しただけで何の工夫もしていません。
なので、ただ一つ思い当たったのは、家の横にアベマキがあるため、落ちたものをすぐ煮沸していたということ。
新鮮だったということです。

実をクラフトに使うとき、遠方に持っていってそれが発芽すると、その地方の種(亜種なり地域固有種なり)と混じってしまい、生物多様性の種内多様性がかき乱されるという問題が起こります。
なので熱処理などを加えて発芽しないようにするほうがよい。
それと、アベマキの実にはゾウムシが入っています。
落ちたすぐには、外から見ても何の傷もなくても、すでにその中には卵が産み付けられていて、数時間後には殻に丸い穴をあけてゾウムシの幼虫が這い出してきます。
あー気持ち悪。

その手の虫大嫌いな私。
きのこもどんぐりも嫌い。正確に言えば、きのこの中にいる虫とどんぐりの中にいる虫が嫌いなのだけど、きのことどんぐりを見るだけで虫を連想するので、ダメなのです。

脱線しましたが、誰かの研究によると(本に出ていました)、アベマキの実の90%以上にゾウムシが入っているということです。コナラはもう少し割合が下がり確か50%ぐらいだったと思う(確かではない)。

というわけで、虫が出てこないようにするためにも、アベマキの実を煮沸するのです。
時間的には、念には念を入れて20分ぐらいやってました。


写真/コブナグサ

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台風とお月見

2012-09-30 | めぐる季節と自然

台風は今回もまた、こちら(岐阜県中津川市)ではひどくならずに去りつつあるようです。
夜中には満月くっきり出るでしょうか。
ススキはちょうど見ごろです。

この時期、イネ科の草たちは大活躍中。
稲も昔は今頃から稲刈りのところが多かったことでしょう。
今は人手の問題でGWに田植えするので、稲刈りは9月上旬になります。
しかしこんな台風の時期をやりすごすのは稲も大変だから
そういう面では早い稲刈りのほうがいいのかもしれません。

先日、京都で山折哲雄さんが講演で言われていた。
日本は自然災害の多い国であり、二大災害は、地震と台風。
地震は予測することができない(それは最近学者たちが認めている)が
台風は予測ができ、人と人とのつながりの中で被害を最小限に食い止めることができる。

台風の予測も、遠い昔は今のように誰にでもできるものではなかったはず。
実際、今普通の人は自分で予測しているわけではなく、テレビなどから情報を得て初めて知ることができる。

海際では警戒が必要なようです。
せめて台風は人智をもって被害を食い止めたいものです。


写真/キツネノマゴ

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また土砂降り

2012-08-31 | めぐる季節と自然

ただいま14時半過ぎ。
さっきまで晴れていたのに、ものすごい雨が降り出しました。
その音で、パソコンで聞いている音声が聞こえないぐらいです。
ザーザーじゃなくて、ドカドカ、バタバタという感じです。

昨日の医院の機密性のよさ。外の音が聞こえないという。
それを考えると、我が家はやっぱりボロいのかしらと実感しました。

この後買い物に行かないといけないのだけど、ちょっと出にくい。


写真/エノコログサいろいろ

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少しだけ黄葉

2012-08-29 | めぐる季節と自然

山の緑がところどころ黄色っぽくなっています。
サクラはすっかり葉を落として薄茶色に。
すっかり秋っぽい景色です。とはいってもまだ8月なんですね。

峠付近で、並木のカツラの木は、本当に黄色くなりかけていました。

まだまだ暑く、ぜんぜん雨が降りません。
降ってほしい。庭がカラカラです。


きのうも今日も、月がきれいです。


写真/アラゲハンゴンソウ
アラゲハンゴンソウは、田んぼの横や道端などで、よくみかけます。


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何も鳴かない朝

2012-08-23 | めぐる季節と自然

気がついたら、朝ウグイスが鳴かなくなっていた。ヒヨドリも。

明け方から、ホトトギス→ヒグラシ→ウグイス→ヒヨドリ という順でいい声がしていたのだけど、今はどれも鳴かず、朝はしんと静かです。

もう少しすると、ヒヨドリが夏までのヒー、ヒーという短い声から、ヒーヨ、ヒーヨという長い冬の声になるのでしょう。ヒヨドリバナが咲く頃とは、ヒヨドリが冬の声になる頃ということでしょうか。


9時ごろには、昨日も今日も、クマゼミが鳴いています。



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ヤマアジサイ、など

2012-08-18 | めぐる季節と自然

中津川は今日も朝からかんかん照り。暑い日です。
今日は雨降りだと思って楽しみにして寝たのに、がっかり。
けれど昼過ぎから降るとテレビで言っている。

今になってゴロゴロ鳴ってきました。少し曇ってきました。

昨日も一日中ゴロゴロ言っていたわりには全然降らなかったけど。
暑いと外に出る気になれません。焼け焦げそうだもの。


写真/ヤマアジサイ



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雷雨

2012-08-13 | めぐる季節と自然

今日は時間雨量40mmを記録したわが町、中津川市。
とはいってもそのとき私は名古屋にいた。

さっきも突然近くに雷がドドドドーーンと落ちて家が揺れた。
こちらは大気が不安定。
でも気温は高くない。湿度は高い。じめっとしています。


お盆。虫送り。七夕。密接な関係があることを実感している。
けれど今はとにかく眠い……


写真/オオバセンキュウ(よく見てないけど、多分……)


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田んぼのにおい

2012-08-10 | めぐる季節と自然

晴れときどき曇りの一日。
暑さは多少はましだけれど、やっぱり暑い。

田んぼの中の道を行くと、あちこちで、強く、田んぼのにおいがした。
草っぽいにおい。
車のエアコンをかけて窓を閉めて走っていたら全然気付かない。
季節は景色や音だけでなく匂いからもやってくる。


昨日から、午前10時頃になると、クマゼミが堂々と鳴いている。
昨年までは時折鳴くけど遠慮がちに聞こえていた。
まあクマゼミが遠慮するわけはないのだけど……。

でも今年からは、我が物顔で、ここが自分の棲みかだといわんばかりの鳴き方。
私としてはあまりここを棲みかにしてほしくない。
申し訳ないけど、暑さが増すので、退去していただきたい。
ふるさとに帰ってください。


写真/オオアワダチソウ・岐阜県高根村

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黄色いスイカ

2012-08-08 | めぐる季節と自然

久しぶりに山を歩く。体がなまっているのを感じる。
植物の名前も出てこないのがいくつかあった。頭もなまっている。

中津川市の北部、加子母の山。裏木曽と言われるところは
ヒノキの天然林がかつてたくさんあった。
今も一部に残っている。特に神宮備林と呼ばれる国有林が有名。
今日歩いたところにも天然木がかなりあった。
ちょっと珍しいクサアジサイも発見。

粥川先生の山はとても広く、木をとても大切にしておられることを感じた。

山は涼しくて、時折、思い出したかのようにヒグラシが鳴いた。
木の下で食べるお弁当はとてもおいしい。山の空気はクリーンだ。


帰ってきてから、とても大きなスイカを食べさせていただいた。
久しぶりの黄色いスイカ。甘かったけど
先生は、もう少し熟させたかったと言われていた。


黄色いスイカのことばかり頭に残っている。


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朝から雨とホトトギス

2012-08-06 | めぐる季節と自然

目が覚めたらしとしと雨が降っていた。
雷雨ではなく落ち着いた雨で驚く。

一日雨かと思ったら昼から照ってきて暑い。
午前中、久しぶりにホトトギスが啼く。

また夏の日です。


写真は7月撮影のキバナノヤマオダマキ。


昨日は内山節さんのセミナー。
「今、新しい時代をデザインするときである」という言葉が頭に残っている。
参加者が23人いたが、それぞれ思ったことは違うようだった。


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どしゃ降りのあと

2012-08-05 | めぐる季節と自然

2日間長野県の高原栂池に行っていた。高速を走りながら、1カ所でパラッと来たけれど、それだけ。期待はほとんどゼロだったけれど、わが中津川IC付近で、路面がびしょぬれで湯気が立っていた。
夕立のあと!

10日ほど前に植え替えたギボウシが枯れているのではないかと心配で、
今夜は水やりしなくてはと思っていたけれど
よかった。長距離走ってきた中でうちの周りだけ降っていたなんて、
得した気分。やっぱりうちのあたり、雨の通り道です。


今日も名古屋は35度だったとか。
栂池は涼しかった。ギボウシがよく咲いていました。ギボウシはわりと冷涼な地に向いているようです。

夏の一番いい時期とあって、サービスエリアはとてもにぎわっていました。
2日間テレビを見ず、そのためオリンピックのニュースも目にすることなく、静かでした。


写真は、栂池とは関係ないですが、乗鞍の畳平にて。


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