タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹林や自然と共に生きる」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

七福温泉「七福荘」

2024年07月28日 | 新潟県内の日帰り温泉

ボクの週1回の「新潟県内日帰り温泉めぐり」。今回は新潟県と福島県の境界にある、東蒲原郡阿賀町に行ってきました。この地域は、新潟県の地域区分でいうと「下越地区」になります。ちなみにボクの住む長岡市は「中越地区」です。

この「下越地区」にある阿賀町ですが、ボクの人生の中でとても思い入れのある地域です。実は40代の3年間、ボクはこの阿賀町で単身赴任生活を送っていたんです。平成の大合併で東蒲原郡の4町村(津川町、鹿瀬町、三川村、上川村)が合併し、新生・阿賀町が誕生したタイミングからの3年間が、ボクの阿賀町での単身赴任生活でした。

ボクの生活の中に「ブログを書く」という新しい文化が誕生したのも、この阿賀町での単身赴任生活からでした。もっとも当時のブログはこの「タケ・タケ」ではなく、本館の「週アル」の方ですけどね。いや実は当時、仕事関係や単身赴任生活を綴った別のブログを身分&氏名を公表して書いていたこともありました(既に閉鎖されています)。懐かしいな。本館「週アル」の誕生の話題がここちら ↓ 書かれているので、よろしかったらご覧ください。↓

 

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ボクが単身赴任をしてた阿賀町の中でも、旧上川村の一番奥にあるのが七名(ななめ)地区で、そこにあるのが今回ボクが20年ぶりに訪れた七福温泉「七福荘」です。この地域では集落をあげて「七福神」を祀っており、地域のいたるところに七福神の像などを見ることができます。もちろんこの「七福温泉」や「七福荘」のネーミングも、そこに由来しています。

阿賀町の中心地である津川から、御神楽岳(みかぐらだけ)の方向に車を走らせ約30分。目的地の「七福温泉」に到着しました。ボクが単身赴任をしていた時代には、津川からこの地に至るまでにいくつも小学校が点在していた記憶がありますが、今はもう多くが統合され、閉校になった校舎の姿なども見ながらのドライブでした。

はい。これが「七福荘」の玄関です。木のぬくもりを大切にしたウッディーな造りで、心が安らぐ感じです。

館内には、数年前に閉校になった七名小学校の子どもたちの版画作品も掲示されていました。単身赴任当時、地元在住の同僚と「七名(ななめ)小学校って子どもの数が全校で7名なんだよ」「えっ?それって偶然なんですか?」なんていう会話をしたことも思い出しました。そしてボクも仕事で何度か七名小学校を訪れた記憶が蘇りました。手形の数から推測すると、閉校時は「8名の七名小学校」だったみたいですね。

はい。この先は浴場ですので、スマホでの撮影はここまでです。…というところなのですが、なんとこの日は平日ということもありお客さんはボクひとり。浴場も撮影させてもらうことにしました。

なんという贅沢な気分でしょう。大きな窓の外には自然豊かな景色が広がり、湯出し口には七福温泉のシンボルである七福神の石彫レリーフが飾られています。こちらの温泉は鉱泉で沸かし湯なんですが、冷泉と温泉を交互に楽しむことができるようになっています。

はい。こちらは加熱していない冷泉です。温冷浴を交互に楽しむことができるのが、この温泉の大きな魅力です。湯質は滑らかな感じで、肌触りも良好でした。

温泉分析書が掲示されていたので、撮影しました。なんと、源泉は13.3℃なんですね。冷泉の方は「冷たいなぁ…」って感じたわけですね。沸かした方の42℃の温泉との交互の温冷浴は、とても気持ちが良かったです。

この「七福荘」は手打ち蕎麦も名物ってことを聞いていたので、貸切の温泉を十分堪能した後、館内にある食事処「宝船」でお蕎麦をいただくことにしました。

注文したのは、定番の「天ぷら蕎麦」です。

うん、美味い!入浴の後で空腹だったこともあり、ペロッといただきました。ごちそうさまでした。小鉢のズイキと山菜の漬物も美味しかったです。

帰る時に、フロントのお兄さんと少しお話をさせてもらいました。「20年前に単身赴任で津川にいたんですよ」「仕事で七名小学校にも来たことがあるんですが、閉校になったのですね」とボクが言うと、「七名小学校、三宝分小学校、西川小学校、神谷分校、みんななくなっちゃいました」「子どもが少なくなりましたからね、しょうがないです」とおっしゃっていました。

う〜ん。過疎と少子高齢化の切実な問題を目の当たりにした気分でした。頑張れ!阿賀町!

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