タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

出雲崎の「つるし雛」と「荒海」

2024年03月03日 | ふるさと長岡・嗚呼!田舎暮らし

今日は3月3日の「ひな祭り」です。午後からバイトで出雲崎町に行く日だったのですが、「そう言えば出雲崎で”つるし雛”を展示してる頃だよな」と思い出しました。去年の今頃に見に行って、とてもキレイだったのですよ。

 

つるし雛かざり - タケ・タケ・エヴリバディ!

ボクは週に1回、出雲崎町でアルバイトをしています。そのいきさつについては、こちらをご覧ください。アルバイトを始めました!-タケ・タケ・エヴリバディ!ボクは3年前に...

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で、いつもより1時間ほど早く自宅を出発して、"つるし雛"の展示会場である「北國街道:妻入り会館」にやってきました。

「北國街道」というのは、佐渡の金銀の輸送に使われた『金の道』、 そして善光寺へ参拝するための『信仰の道』として栄えた街道です。 宿駅などが整備され、五街道に次いで重要視された街道でした。千曲川に寄り添うように伸び、長野県から新潟県、北陸に至る街道です。

「妻入り」というのは、建物の正面玄関が切妻の片側または両側にある日本の伝統的な建築構造のことです。江戸時代の出雲崎町は、越後で一番人口密度が高く、多くの人が居住できるように間口(まぐち)が狭く、奥行きの長い妻入りの形式がとられていました。また、当時は間口によって税金が掛けられていたとのことで、二間や三間半の家が多く並んでいました。この、全国でもめずらしい「妻入りの街並」の散策に訪れる人も多く、街並み景観保存事業も進んでいます。

その「北國街道:妻入り会館」の玄関を入ると、圧巻の「つるし雛飾り」が今年も目に飛び込んできました。まずはその様子をご覧ください。ちなみに撮影は自由とのことでした。

いやぁ~。今年もいい目の保養をさせてもらいましたよ。なんか昨年よりも、展示されている「つるし雛」の数が増えている感じがしました。一生懸命に「手作りつるし雛」を作っている人たちがいるんでしょうね。素晴らしい!

さすがに20分も見学していると”つるし雛”の美しさも十分堪能できましたので、ボクは「北國街道:妻入り会館」を後にすることにしましたが、バイトの開始時間までもう少し時間があります。今日はすこぶる寒かったのですが、「冬のあの場所にも行ってみたい」と思いつき、この場所にやって来ました。

はい。「にいがた景勝百選」の1位に選ばれた、「良寛記念館から見る日本海」です。さすがに今日は寒いだけでなく、海も大荒れで波も高かったです。震えながら撮った写真がこちらです。

見るだけで寒さが伝わってきますね。冬の日本海の荒海です(立春は過ぎましたけどね)。画面の下方に「妻入りの街並」も見えます。こんな寒くて風の強い日にこんな場所に来るなんてボクも物好きだなぁ…と自分を呆れていましたら、物好きは他にもいました。若いカップルが「キャー寒いぃ!」なんて言いながら、石段を上ってきましたよ。まぁこの寒さも、カップルが肌を寄せ合うにはいいシチェーションかもしれませんね。

良寛様は優しい眼差しで微笑んでいらっしゃいましたとさ。めでたし、めでたし。


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2 コメント

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ジェロの「海雪」を思い出すような冬海写真 (50fox)
2024-03-04 07:34:32
冬の日本海の荒海の写真、本当に寒そうですね。
こんなふうな写真風景から、「あなた追って出雲崎」のジェロの「海雪」の詞は生まれたのでしょうね。
「あなた追って 出雲崎 悲しみの日本海」はわかるけど次の「愛を見失い 岸壁の上」で違和感があったのです。出雲崎で日本海に面した、身を投げたくなるような岸壁って、あったっけ?と。
きっと作詞者は、現場をよく知らないで写真から詩を書いたのだろう、なんて勝手に思っていました。その作詞者って、秋元康だったですね。後で知りましたけど、現場に行ったか行かなかったかはわからないままですが。
内容とあまり関係なくて、すみません。
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海雪 (八百政)
2024-03-05 05:54:45
>50foxさん
コメントありがとうございます。
ジェロの「海雪」。懐かしいですね。作詞は秋元康でしたか。確かに、現場を訪れずにイメージだけで詩を書いたのかもしれません。でも「海雪」っていうイメージは、十分ボクらジモティーにも共感できる表現ですよね。
さて、50foxさんの後を追いかけ、ボクもこの3月で「38年+5年間」関わったこの業界を去ることになりました。4月からは家の周りで林業と農業(儲けゼロ)に多少携わりながら、週1のアルバイトを続けたいと思っています。あっ、ブロガーは続けます(笑)。
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