劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

週刊月曜日 第3号

2022-01-23 23:43:13 | 2020-2022 日記

@yumesajiki 週刊月曜日

https://yumesajiki.jimdofree.com/

〈第3号 2022.01.24

 

 

【はじめの雑言】

劇団夢桟敷「週刊月曜日」第3号となります。まだまだ試行錯誤は続きます。

どうすれば面白いか?刺激を送り出せるか?

公演活動の停滞、隙間を狙って映像製作に取りかかったものの、テクニカル難題に襲われて沼に沈む。

編集しているとその不安定が反映されているように見えます。

どんぐりコロコロの劇団の今。

お池にハマってサァ大変!

隙間を狙って!否、隙間にハマってサァ大変です。

テラヤマプロジェクトは現実の大きな諸問題に対して壁抜けになり得るか?

実験、実験、演劇実験は続きます。

劇団の現状が週のハジメの「月曜日」にボッチャン(池に落ちる音)、一緒に遊びましょう。

ドジョウが出てきて「こんにちわ」となっています。

どうぞ宜しくお付き合いお願いいたします。

(編集委員 S)

 

 

連載特集(3)訪問劇

 根本豊レポートより

 

劇団夢桟敷の市街劇に向けて大いなる助言を参考にしたく「市街劇ノック」メモ(覚書)を連載しています。

演劇実験室天井桟敷「市街劇ノック」は1975419日午後3時から420日午後9時まで、30時間連続で行われました。

東京都杉並区阿佐ヶ谷・高円寺一帯で18カ所以上の場所で同時多発的に上演されました。

根本さんからの実践されたレポートです。

 

「市街劇教程」

(以下、根本豊氏より引用「 」部分)

「上演場所は杉並区阿佐ヶ谷一帯と既に決定されていた。

なぜ杉並区だったのか。当時東京都では、ゴミ処理工場の新たな建設地を探していた。

下町荒川区のゴミ処理施設が一杯になったからだが、その候補地だった杉並区では、他の候補地域よりも数倍激しい反対運動が展開されていた。いわゆる山の手、高級住宅地、ホワイトカラーの住民達は、そんな汚いモノは下町あたりに作るのが当然だとばかりに住民エゴの大合唱だった。

そんな杉並区の住民に、市街劇というゴミ以上の異物を持ち込もうとしたわけだ。」

 

さて、異物とは何でしょう?

演劇は日常の延長だと考えるリアリズムもあるでしょう。

ゴミは日常生活の消費の産物。

演劇が日常の異物とは?

日常とは異なるモノになるのでしょうか。

日常と非日常の比較論があります。

言い換えれば、現実と非現実。

非現実は想像力の産物か?理想か?

市街、町の中で行われる演劇とは

 

「観客は19日午後1時に新宿のとある不動産屋で、チケットを住民票と取り替え転入届けをする、そして一枚の地図が渡されて観客は初めて上演場所が杉並区阿佐ヶ谷一帯ということを知ることになり、地図を手に劇を探し回っていく。

市街劇の概念ですが、寺山さん曰く

『それは、単に市街を私たちの演劇のための舞台とする、ということではなく、市街の日常の現実原則を、丸ごと演劇として抱え込むこと』

野外劇や街頭劇と圧倒的な違いはそこにある」

と言っています。

 

(41.31へつづく)

 

 

遊戯療法(1)

 山南純平

 

遊戯療法(play therapy)

プレイセラピー

遊びを通して行なう子どもを対象とする心理療法。

これを大人向けに演劇にする。

あるいは映像化か?

その方針を劇団製作会議で検討しています。

「あたしはあなたの病気です」穴埋めと新たな構成を試みています。

 

新型コロナ禍、オミクロン感染拡大中につき、熊本もまん延防止が宣告されました。

制限が長引き、こころがまいっている人はいませんか?

良いクスリ💊があります。

疫病万能薬。

遊戯療法では「新興宗教」として悩める人を騙して一儲けしようとする悪戯です。

役者と乞食は3日やったら辞められない。特に悪役は演劇麻薬のように落ち入り易くなります。

俳優業として、菌に例えれば悪玉菌を殺す善玉菌と言うべきか。免疫が強くなりますね。

劇です。

 

テラヤマプロジェクト第3弾!

訪問劇

あたしはあなたの病気です👉遊戯療法。

テキストは寺山修司「疫病流行記」👉「レミング」

3月末までには脚本アップ。

 

()只今出演者募集中。

登場人物たちは全て記憶喪失者。

記憶の遊戯療法がテーマです。

自分が何者であるのか?何者であったのか?自分探しとは違います。

女優俳優が他人に刷り込まれて新世界に生きようとする療法とも言えます。

名付けて俳優術。

「私」を空っぽにする術は大変でありますが、空っぽだと「私」の中に他人が入り易くなります。

 

(つづく。以降「2」は屋根裏の怪人」として独白モノローグを綴ります。)

 

 

ロケハン幻視行

 オミクロンの演劇

 まん延防止◎編集後記

 演劇実験編集委員TNS

 

ロケハンとして熊本の町を観察しよう。

標的は上乃裏通り。

2月より開始する予定です。

あくまでもロケハンである限り、本番ではありません。

但し、登場人物の設定や景色を資料として記録するための撮影は実験的に行ないます。

期日25()13()

その結果報告は後日のSNSや週刊月曜日で仮発表とさせていただきます。

興味お有りの方はお申込みください。

 

尚、次回第4号では座長 夢現(さかもとまり)の投稿があります。

待ってました!

楽しみにしてください。

劇団夢桟敷に興味ある方、ワークショップなどに参加された方々の寄稿も歓迎しています。

400字〜800字まで、メールなどでお願いします。

送り先

yumesajiki@ybb.ne.jp


夢。

2022-01-23 07:08:38 | 2020-2022 日記

歳をとると夢を見なくなる、見てもすぐ忘れる…?
それは偏見と差別だ!
寝てみる夢が重くなってきました。
今朝もテンション上がって高血圧。
心臓パクパク激しい。
台本上がってないのに本番の夢を見た。
稽古もしていないのに長い列💦
役者はみんな逃げたー💦
夢だ、地獄だ。
又、続きの夢を見るだろう。


園田倬也 遺作展

2022-01-22 09:22:03 | 2020-2022 日記

園田倬也さんの遺作展。
一昨年暮れに亡くなられたとは信じ難く、一緒にコーヒーでも飲んでいる気分だった。
いつも背筋を伸ばして、気持ちの良い広告デザイナーさんという顔もありました。
上通り雑踏の中でも目立つ人。

感染対策バッチリのカフェギャラリーモカ(玉名市高瀬)でおこなわれています。

園田さん、山幸さんや林浩さんともあっちで一緒にコーヒーを飲んでいるでしょう。
私もいつか一緒に飲みますよ。

昨日より熊本でもまん延防止。
夜中には強い地震もあった。


「遊戯療法」準備中

2022-01-21 05:20:53 | 2020-2022 日記

遊戯療法(play therapy)
プレイセラピー
遊びを通して行なう子どもを対象とする心理療法。

これを大人向けに演劇にする。
あるいは映像化か?
新型コロナ禍、隙間にはまってサァ大変。
皆さん、一緒に遊びましょう。

テラヤマプロジェクト第3弾!
訪問劇
あたしはあなたの病気です👉遊戯療法。
テキストは寺山修司「疫病流行記」👉「レミング」
3月末までには脚本アップ。

(注)告知詳細は劇団夢桟敷「週刊月曜日」にて随時更新します。
只今出演者募集中。
登場人物たちは全て記憶喪失者。
記憶の遊戯療法がテーマです。


週刊月曜日 第2号

2022-01-17 01:15:09 | 2020-2022 日記

@yumesajiki 週刊月曜日
https://yumesajiki.jimdofree.com/
〈第2号 2022.01.17〉

劇団夢桟敷weekly Monday第2号となりました。
今号では2022年、劇団の活動予定を公開するつもりでありましたが、期日会場の設定が不確実になりつつあり、今、何ができるか?どう打ち出すか?
確信して発表とさせてください。
一昨年2020年より中止や予定変更が続いています。
ご迷惑をおかけすることを避けて行く所存でございます。

◎厳しい計画

予想通り新型コロナ感染オミクロン株が急激に拡大しています。
これまでも困難な状況の下、無観客オンライン公演配信、感染対策をして公演活動をされている劇団に敬意を表します。
学ぶところ大ではありますが、これから先の会議や稽古などの準備の環境を整えることに心がけます。
対面が前提の準備。有観客(ナマ、集い)が前提に拘ります。
悲しいかな、集合に危険信号が点滅している現実に直面しています。
オミクロン株の拡大は蔓延防止、緊急事態宣言の可能性も視野に入れての方法を模索することになります。
テラヤマプロジェクトは前回の上映会、書簡劇workshopの活動から訪問劇(記録・実験的な試み)に続きます。
(演劇実験部編集人 TNS)

◎連載特集(2)
訪問劇のテキスト
(根本豊「市街劇ノック」レポート参照に紹介)

元「天井桟敷」現「万有引力」所属の根本豊氏レポート(青森県三沢市での「寺山修司アートカレッジ」講演より)を少しずつ紹介させていただきます。
市街劇「ノック」が如何に刺激的であったのか…。
まずは稽古の中身。
①ニセ街頭募金訓練
架空の悲しい出来事をぶち上げ、実際に募金箱に寄付を募る。
②尾行訓練
誰が誰を尾行しているのかわからないように追い追われる。
③里子一泊預け訓練
見知らぬ家に劇団の研究生を不憫な子と偽って預かってもらう。

「訓練」を「演劇ワークショプ」と位置付けても良いのだろう。
都市・住民調査・尾行報告。
実際に行うと「犯罪」の匂いもする。(笑)
演劇では「偽善の検証」とも言うべきか。(笑)
いちいち語尾に(笑)を付け加えるのは「面白い」と思うから。
「意味がわからない」と鼻で笑うのとは別世界の(笑)だ。
冷笑、狂笑…。
夢桟敷のワークショプではこの(笑)に苦痛を覚えると先に進めなくなることも経験した。
立ち止まり、身動きがとれなくなる。
伝わらないこと、理解を超えることの恐ろしさに襲われる。
これが面白い!新たな発見がある!と興味を抱く者は稀にいる。
演劇は稀に出会うことがあるから辞められない。
少数派であろうが、出会いが感動になる。
ネガティブからポジティブへ。
その質が現場では表現する側の力となってしまうから少数派なのだろうか?
見る側の安全と演る側の危険が関係するから。
対立は安全と危険の認識が逆転するから不思議だ。
(第3号へつづく メモ山南)


第2号編集後記

劇団夢桟敷はテラヤマプロジェクトと題し、2021年から「疫病流行記」(寺山修司)映像分野に取り組むことになりました。
ある時はロケ現場が市街劇・野外劇・コスプレショーのように見えたりしました。
コロナ禍、その隙間を狙って姑息な表現手段とした感もあったように思えます。
今年2022年より始めた「週刊月曜日」は今後の活動の点検と方向性を確認していくものになればと思います。
夢桟敷を支援される方々より、良きアドバイスなどいただければ幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
(S)