劇団夢桟敷 ☆2018.6〜山南ノート5

熊本アングラ万華鏡〜演劇とプライベートの徒然

フォトブック(7)即興の音

2019-12-06 07:40:07 | 40周年2019 制作日記

フォトブック(7)おても大明神〜即興の音

 音楽を担当した高橋祐治は稽古に通って「おてもやん」のイマジネーションを膨らませた。大半は即興である。上手袖で客席から見える。音響席もステージである。…言葉は呼吸であると同時に音でありリズムになった。これからも追求する。演劇はLiveだ。


フォトブック(6) 明るさの裏面史

2019-12-05 22:36:43 | 40周年2019 制作日記

フォトブック(6)
おても大明神〜明るさの裏面史

単純明快な日本昔話を裏から読むと複雑怪奇であるように「おてもやん」の明るい歌にも裏返しがある。
「あとはどうなろきゃぁなろたい、アカチャカベッチャカチャカチャカチャ」に影を感じた。
二本木の遊郭に「五木の子守唄」のような寂しさと悲しみ。
今でも戦争と貧困はある。…喜怒哀楽の歌は生まれる。


フォトブック(4)狐の嫁入り神隠し

2019-12-04 18:15:55 | 40周年2019 制作日記

フォトブック(4)
おても大明神〜狐の嫁入り神隠し

「おてもやん」のモデルと言われる富永チモ、実像は掴み辛い。他にもモデルとなった人はいるのか?…この歌に「嫁入りしたこたしたバッテン」とあり、これに狐の世界を割り込ませる。混沌のコンが聞こえる。歴史の音だった。虚構に迫る起爆剤となる。

夢現(ゆめうつつ)こと坂本真里とは劇団を立ち上げて40年になった。ゆめかうつつかまぼろしか?それを描いて40年という訳だ。はっきり言おう。ここの大明神は天皇を祀ることはしない。民衆の、貧困の、…名もなき貧しく美しく!それは「清く正しく美しく」をモットーとする宝塚少女歌劇団の裏返しなのだろう。


フォトブック(3)火の国 女傑

2019-12-04 15:38:56 | 40周年2019 制作日記

フォトブック(3)おても大明神〜火の国  女傑篇

永田イネ(おてもやんの歌を作った)と三浦じん(料亭の女将)には共通項がある。肥後の猛女か?イネさんは芸者から一座の座長として全国のお座敷で活躍した。じんさんは女将に止まらず政治経済を操る。親分❗️である。男尊女卑の時代に生きた女たちがいた。熊本名物「おてもやん」の秘話、そこに不思議と疑問を投げかけると女たちの強さが浮かぶ。