安田喜憲さんの講演の様子が静岡新聞に載った
昨年の講師辻村國広さんは富士山の世界遺産は難しいと話したが
安田さんは富士山は世界遺産登録なると断言した
来年7月決定と同時に人が押し寄せる その時が勝負だ
しかしその受け入れ態勢が山梨県に比べて静岡県は劣ると指摘された
東京からの登山者はほとんどが山梨側から登り静岡側の登山口は寂しい
なのに山頂のゴミは静岡側に捨てるので 静岡県が片づける
登録後のビジターセンター予定地も山梨はしっかり確保している
外国人観光客は東京 富士山 京都などを目的とするが
富士山は 箱根から見て静岡県は車窓から見るだけ
観光に力を入れている山梨県側にホテルも多く静岡側には少ない
静岡空港に着いた外国人観光客も西富士を通り山梨に宿泊する
かって裕福だった静岡県はのんきに構えるようになってしまった
東京の人は山梨から登る富士山でも西日本の人には静岡県が玄関だ
何とか静岡県に食止める努力が必要 富士山は美しく神々しい
県民はつねに近くにいるのでそれに気づかない
山が語るときがある 人生の転機に必ず正しい方向に導いてくれる
山の大切さを古から気づき人を信頼して信じ合うことができる日本人
人と人とのつながりでスマートシティ構想も成立する
山があり里があり水が流れ海にそそぐ富士山も海から見なくてはならない
辻村國弘プロデューサー
辻村さんは「筑紫哲也NEWS23」など
報道・ドキュメンタリー番組を長年手掛けてきた
その後は「世界遺産」のプロデューサーで世界100カ国を訪れた
映像を見ながら 過酷な撮影の話をした
世界遺産は日本に14 世界には991ある
これを多いと見るかどうかで 今後の登録が可能かも決まる
富士山は以前200万人の署名が集まったが登録はならなかった
また山頂まで開発が進んでいるため貴重な動植物が見られない
世界遺産でなくて文化遺産での登録に変わりつつある
世界遺産でなくてもよいものは良いと思えばいいのだ