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ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

お茶と放射能

2011-11-10 18:30:12 | セミナー


以前他の人だがブログに写真を載せたことへの指摘があった
それでこのような写真にしたが このほうが失礼のような気がする


それはともかく放射能の被害を受けた茶園で栽培されても
放射線の量が少なければ安全だという話を聞いた

地球上には無数の放射線が降り注いでいるがさほど気にしずに暮らしてきた
にもかかわらず 新たに人の手に寄ってつくられた放射線は不安になる

自然界から出ている放射線の量と比較して話され
いかにお茶の葉には少ないかを数字で証明された

しかし1万ベクレルは0.13シーベルトなどと
数字で聞いてもさっぱり私には解らない 

消費者は数字よりも安全かそうでないかだけを知りたい
できれば放射線など浴びてない方が良いと誰もが思っている

安全なお茶だといっても ウソが多いと消費者は安心しない
安全の証明をいかにPRして安心してもらうことがこれからの課題

茶業関係者も多数いたが みな真剣で
2時間の講義が終わり 質疑応答が1時間続いた

茶園に降り注いだ放射能は大雨で流されないか
ヒマワリなどの土壌改善効果はどの程度かなど伺った

茶の木そのものが吸収しているので 変わらないとのこと
セシウムを多く吸収するが枯れたヒマワリの処理が問題になる

以前 有吉佐和子の「複合汚染」という本で農薬が問題になった
が 何年かしたら みんなそんなことは忘れた

農薬は栽培農家も気をつけるようになったと思うが
放射能も歳月が経過すれば忘れ去られるのだろうか


画家 ささめやゆき

2011-10-05 17:10:38 | セミナー


下調べもなく受講したので講演前に御本人に
イラストレーターですかと聞いてしまった

「画家です版画もやってます」「銅板です」と ごく普通に応えてくれた
銅版画のことも詳しく話してくれた

ささめやさんの講演が始まった 自慢話は何もない 
やりたくないけどやった 断われないので引き受けた

辞めたくないけどやめた など小心で気弱な話が楽しかった
貧乏は楽しい 何もないから些細なことでも大きく喜べる

通勤電車の窓から見える風景に魅せられ絵を描いた 
ほかの趣味もないので続けられたと画家になった動機を語った

何を描くか決まっていなくても とりあえず描いてみる
それを消したり描いたりしていくうちに何かが見えてくる

ご自分の生き方も成り行き任せだといい苦労話は何もなく
ぼそぼそと今にも枯れそうに話す風貌が私の好みだった

たぶん相当な努力はしているだろうが それを感じさせない
ささめやさんを存じ上げていないかったが 有名人だった

絵は若い女性に人気があり 絵本なども多数発行されている
会場からT内百合子さんが質問した「奥さんはどんな人ですか」

「この服は家内の手作りです」「家内も貧乏は楽しかったといってます」
壇上から「他に質問ないですかそこの方どうですか」と私のほうにふった

私は「ささめやさんの絵は高いですか」と値段を聞きたかったが躊躇した


食生活ジャーナリスト佐藤達夫

2011-10-04 17:02:20 | セミナー


市健康づくり推進協議会の講演会で佐藤達夫氏から
「テレビの健康情報のウソ・ホント」の話を聞いた

健康雑誌の編集長だった人
落語を聞いているようなわかりやすく楽しい話だった

情報は一方的ではなく 賛否両論を伝えるものを信じて
自分で判断できるようにすることを協調された

佐藤氏は日本の食べ物は安全だといわれた
牛乳も飲んだ方が良いとのこと

牛乳を飲むと骨が弱くなるという研究もあり
それを伝えた本がベストセラーになったことがある

しかし牛乳を飲めば骨が丈夫になるという研究のことの方が多い
にも関わらずその本にそれは載せてない一方的な本だという

健康のために野菜は350g以上摂取といっても根拠はない
三度の食事を取らなければ350gは食べれない

それ以上食べる人は他にも健康に気をつけている人だ
野菜をそれだけ食べれるような生活習慣が大事

コラーゲン接種が肌のために良いのはウソ
食べたコラーゲンが肌に出ることはない

粗食は長寿もウソ 長寿の人が粗食だっただけのこと
粗食でも早く亡くなる人は多いむしろ食べるほうが良い

BMI数値を23から25にするために体重を落とすには運動だとキツイ
食べ物で落とすのが効果的 一番好きな食べ物を少し減らす

など面白く聴いたが 終了後の食事は回転寿司で食べすぎた
講師自らも言われたように 一方的に信用しないを即実践


石工 左野勝司氏

2011-09-28 19:20:57 | セミナー


奈良唐招提寺の故森本孝順長老を生涯の師と仰ぐ
石ひとすじの左野勝司さんにお逢いした

イースター島のモアイ像の修復や招提寺の基礎石づくり
飛鳥石舞台の復元 高松塚古墳の解体などの業績を残している 

石をたたくだけの石工ではない計算し 画も描く左野さん
きょうがあれば明日はいらないという気持ちで前進してきた

ルーヴル美術館の階段を修理する石工に手真似で加わり
その場で石を切り ピタリと治まる様を認められたり

イタリアで出くわした発掘現場でも手真似で参加
そこで働きながら建物の基礎や装飾 発掘の仕方などを学ぶ

モアイ像の表面は厚さ5センチくらいの塩分で固まり
内部がボテボテで 空洞状態 工事には慎重が求められた

クレーンを日本から8か月かけて運んだ
その後3年の月日をかけて一体の像を起こした

3体の像をおこして残りは地元民がやるようにと
クレーンなどの機材一式を残してきた そしてまた新たな機材も送った

日本に石工という職人になる若者がいなくなった 
わがままに育てすぎたために修行に耐えられなくなっている

石工という職人技が10年でも長く続くように
カンボジアで若者に技術を伝承している

日本の職人がもし無くなったその時には
技術をカンボジアから学べばよいという 

いまを大事にして10年も100年も先の日本の将来を考えている
森本長老にわが子のように躾けられた左野さん

自分を生かしてくれるのは廻りの人だ
その人を大事にすることだと語った

ちなみに森本孝順長老は鑑真和上に対する敬慕の念が非常に深く
自ら御影像の護り役を自認しそれに徹してこられた方だという


清水寺森清範貫主

2011-09-05 21:58:15 | セミナー


毎日参拝している人も100人はいると言う清水寺
その森清範貫主の話を聞いた「梵心」

宗教には感じるものと信じるものがあるが仏教は感じるもの
ほとけとは 生きている命という話だった

今年の漢字一字を毎年書くのが清水寺貫主
その漢字を知らされるのは当日の朝だそうだ

いままでに自分の思っていた字は1回だけ
阪神が優勝した年に書いた「虎」

本当はもっと早く知り字の練習をしたいと笑わせた
「絆」は得意だから今年それになる気がするという