ショット

見えないものを見る 感じたことを写真と文章でつづる暮らしと自然のフォト日記

立て板に水のごとく

2013-09-28 12:46:47 | セミナー


行楽日和の良い天気 各地の運動会もたけなわ
そんな日 茶塾講座は「暮らしの中の川根茶」

山香荘のご主人石山喜美夫さんの話を聞いた 
場所は 店舗隣の磨けば味が出そうな古民家

茶業試験場に勤務していたご主人は博学で立て板に水ごとく喋る
あまちゃんの能年玲奈に半分わけてやりたいくらい

茶はリラックスしてその効能を煎茶は清風のごとく 抹茶は一期一会で味わう
70度で淹れるお茶が最適でも寒い時には熱いお茶にするなどのTPOが必要

よそと比べて2時間も日照時間が短い川根地域では実の付くものは育たない
が 葉物の生育には良い環境 その為に良質のお茶の葉が栽培されている

お茶を淹れるのは購入した客だ 飲むようになって完成品と言える
ということは ペットボトル以外は未完成品を販売していることになる

思えば世の中すべてが未完成だ 茶室なども細い木で今にも壊れそうに作る
他にも初の貿易商ヘリア茶商 ヤブキタの杉山彦三郎爺 

製茶機を開発した医師の高林健三氏など 休む間もなく多くの話をしてくれた
あまり多く話したので 私の小バイト脳のハードデスクには入りきれない

資料をあさり 研究した話は聞くのが苦痛 好みは体験談だと感じた9/21


介護政策の話 沖藤典子

2013-09-19 11:18:32 | セミナー


介護政策に危機感というコラムを新聞で見た
介護保険料は払っているが入所できるあてはない

高齢者が急増するのに対して特養ホーム待機者は42万人
「保険あってサービスなし」をどう解決するか

介護の必要度の低い要支援1・2の約150万人を介護保険からはずし
市町村の事業にする動きには危機感を抱く

サービス内容は市町村任せで軽度のうちからの自立支援は後退する
被保険者の「掛け捨て感」が増大し 介護保険の存続を危うくする

訪問介護の生活援助はすでに利用時間が60分から45分に短縮され利用者は不満を
働く人には収入減とサービス残業 これで施設介護から在宅介護が促進されるのか

安倍ノミクスで景気がよくなれば 他のもっと給料の良い仕事へと
介護職の離職が増えるかもしれない 人件費は人権費だ

憲法改正の動きは看過できない自民党の改正草案24条1項
「家族は互いに助け合わなければならない」と規定する

これは家族に対する国家権力の介入であり社会保障の削減と
家族介護の強制を許すことであり容認できない

介護は終わりが見えない親が終わると夫の介護その介護の妻も高齢
娘は共働き 助け合いたくても実際に助け合うのは容易ではない

そのよなうなことが載っていた 新聞のコラムを書いたのは
ノンフェクション作家沖藤典子さん75歳 その人の講演があった 

医療費の50パーセントは70歳以上の老人に支払われている
老後の大敵は退屈孤独だ 孤独はまだ良いが孤立になると要注意

その為には  くよくよせずに楽天的に生きること 人生は後半が面白い
面白くなくても笑えば楽しく健康になる 笑いながらやる体操も実演された

麦撒きや百まで生きる皃(かお)ばかり 与謝蕪村の句も紹介された
質問した 景気が良くなり介護士の離職が増えることへの対策を伺った

介護保険以外の税金からも介護費にまわし 介護師の給料を上げること
介護ロボットの介入も視野に置くことなどと 私のそばまできて応えられた 

私が聞いてもどうしようもない話だが 参考にはなった


レシャード医師の話 飽食の国と貧困の国

2013-09-14 07:46:16 | セミナー


町民センターで レシャード・カレッド医師の話があった 
アフガニスタンの現状が聞けるかと思って出かけた

すこやか学級での講話なので 健康維持の話から入った
高齢になると糖尿病や痴ほう症が増える 

適度な運動とカロリーを控えた食事を勧めた
後半はアフガンの現状を少しはなされた

女性の死亡率が多いアフガニスタン 病院も少ない
医師もいない 看護婦も少ない 薬もないので 助からない

講演後は 健康相談と国際情勢入り乱れての質問攻めだった
先生は全てに わかりやすく丁寧に応えてくれれた

65歳以上は肉を食べるほうがよいかと質問した
歳をとっても肉は必要だが バランスの問題と話された

タリバンはメディア通して知ると悪者だが
実際には信頼されているのではないかとアフガン情勢も伺った

タリバンの中にもいろいろあって 悪いものもいるが 
タリバンによって秩序が保たれていることもある

日本のメデイアはアメリカ経由なので アメリカの都合の悪いことは流さない
イスラム教はなぜ戦争するのかということを聞いた人もいた

貧しい国民は教育が行き届かないために利用されやすい
大国は自国の利益のために宗教を理由弱い国を戦わせる

日本国民の食べ過ぎの話とアフガニスタンの貧困の話の2本立て
相対する話だったが 良い組み合わせだったような気がした
 
レシャードさんは今月29日朝5時からのEテレ「心の時代」に出演する
そのことは話さなかった 再放送もあるがビデオに撮ろう


125歳まで生きる話 藤田紘一郎さん

2013-09-13 08:36:37 | セミナー


昨年に続いて藤田紘一郎氏の講演があった
身体に必要な寄生中の話 内容は昨年とほぼ同じ

でも1年経つと忘れて新鮮に聞いている自分がいた
免疫をつける生活で125歳まで元気に生きることができる

寿命を決めるのは「テロメア」という細胞の一構成物質
人間には、もともと100歳の寿命がそなわっている

健康に全うできるかはテロメアの使いかたによる
その為には食事は嫌な人と食べないようにする

好きな人と食べれば脂肪をエネルギーに変ることができる
体は、2つのエンジンで動かされているが50歳を境に切り替わる 

50歳未満は糖質をエネルギーとする解糖エンジンで動き
50歳以上は酸素をエネルギーとするミトコンドリアエンジンに切り替わる

若い時は必要な糖質も50過ぎたら ミトコンドリアエンジンが故障し
酸素が活性酸素に変質して ガンや脳疾患が発生する

50歳過ぎたら炭水化物を とらないほうがよい
歳をとると穀物も避け色の濃い果物を食べる 添加物は摂取しない 

65過ぎたら週2回は肉を食べて たんぱく質を摂取する
土壌菌を食べる鶏は健康だ 同じ成分は納豆にある毎日食べるのが良い

赤ちゃんはいろいろなものを舐めて菌を体内に入れて育つのが良い
神経質に隔離して育てると善悪の判断できない人間になる

笑うことは西洋医学にも勝る 無理して笑っても病は軽減する
など面白おかしく 聞きやすい声で話された

昨年の内容は☆をクリック→ ☆☆☆


志戸呂焼の歴史

2013-09-05 10:04:40 | セミナー


博物館学芸員は焼き物の歴史 種類 窯の種類などの話から入った
そして話は志戸呂焼へ 島田市金谷地区で23の窯跡が発掘されている 

現在この地に志戸呂焼の流れをくむ陶芸作家6人の窯がある
陶器の内と外が違う色になるのも志戸呂の特徴とパワーポイントで説明

この地で焼き物を始めたのは室町時代に美濃の陶工だと聞いていたが
志戸呂焼は瀬戸の陶工が始めたのがきっかけと学術員は話した

良質な土が取れるところに窯はあり 陶工は副業ではなく職業としていた
小堀遠州が作陶指導してから志戸呂の名が有名になった話しはなかった

個人で始めたのか複数か伺ったが 明快な回答も得られなかった 
この地の土を使えば全てが志戸呂焼きになるのかも知りたかったし

瀬戸の陶工は瀬戸焼となぜ名乗らないかなどの疑問も残った
いずれにしても昔から市内金谷地区には焼き物窯があったということだ

窯跡からの出土品のほとんどは 失敗して窯の近くに捨てたもの
写真は 重ね焼きで間に入れた粘土が癒着した器 触らせてもらった

参加者の爺さんが 所有する志戸呂焼を持参してきた
それをもらえるのかと欲望を露にしたが 見せただけだった