【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

保護犬との顔合わせ

2018-01-06 | 保護犬ハッチ
先日、縁あって、奈良県にある保護犬の支援グループを訪れた。

ティップ亡き後、
師匠(夫のこと、釣りをしていた頃にそう呼んでいた)と、何度も
今後のことについて相談・検討をしてきた。

紆余曲折ありながらも、話し合った結論として、

 1.やっぱり、犬と一緒に暮らそう!
 2.犬を迎えるのなら、保護犬にしよう!
 3.自分たちの暮らしに合う犬(体重は10㎏前後まで)にしよう!
 4.メス犬はティップだけ(ティップがあまりにも可愛かったから!)
   だから、次に迎える犬は、オス犬にしよう!

こうして、保護犬を迎える準備を始めた。
縁あって、奈良県の支援グループに足を運ぶことになり、
訪問する前に、確認してみたい小型犬の保護犬を伝えた。

現地到着後、候補としてあげていた小型犬と顔合わせ。
その犬と、スタッフさんと一緒に近くを散歩しながら様子を確認する。

スタッフさんから話を聞くと、
どうやらその子は人気があるようで、問い合わせがすでに数件ほど
入っているとのことだった。

そう聞くと、その子を私たちが引き受ける必要性は薄れてしまい、
結局、その子を迎えることは止めた。
他の里親さんの元で、元気に幸せに暮らしてくれれば、と願う。

その子のことはあきらめ、もう、帰ろうかとも思ったけれど
せっかく奈良県まで来たのだからと、他の保護犬も確認しながら
一頭ずつ、一緒に散歩をさせてもらう。

その中に、人見知りで、そのくせこちらの事を気にしている
柴犬がいた。
8番、の番号札のところにいたその柴犬は
人が近寄ると逃げてしまう、愛想も何もない保護犬だった。
スタッフさんに聞いても、まだ1件も問い合わせがないとのこと。

さらに話しを聞くと、ここに来てからかなり日が経つのだけれど
人見知りが災いしてか、里親希望の見学者が来ても相手にされない…と。

その柴犬はオスで、推定5~6歳。
体重は7~8㎏ぐらい。
近寄ると逃げるけれど、おとなしく、何とも言えない魅力があった。

師匠と一緒に散歩をする。
リードを引っ張ることもなく、上手に散歩が出来る柴犬。

一度散歩を終えるが、なんだか、やっぱり気になる…と
再び、2回目の散歩をさせてもらう。

この柴犬、人見知りはあるものの、意志の強そうな表情、
ちょっと困った顔を見せるところ、さりげなくこちらの様子を窺うところ、
上手く説明できないけれど、魅力があった。

そして、何よりも、他に里親の希望者がいないところ。

「この柴犬を我が家に迎えよう」と、そう決めた。
これも何かの縁だ。

伝えると、スタッフさんはちょっと驚いた様子だったけれど、嬉しそうだった。
その後、準備する物の確認、迎える日についての打ち合わせをした。

我が家は、再び、保護犬を迎える。