毎日が山のこと

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日留賀岳(2019年11月1日)

2021-02-15 17:05:33 | 山日記

栃木の塩原温泉の北側に日留賀岳という山がある。高原山と那須連峰の間にある男鹿山群のなかで1849mと第2位の標高だ。でも訪れる人が少ない山だ。

 

塩原温泉から一段河岸段丘をあがったところにある農家が自分の家の敷地を駐車場として提供してくれている。7時40分出発。

 

その農家の目の前は広々とした高原の農地が開け、その向こうに高原山が見えている。実に気分のいいところだ。

 

その農家の裏手から60mほど山道を登るとすぐに林道に出た。その林道を奥へと詰めていく。

 

少し標高があがって1000m付近になると木の葉の紅葉が始まっていた。

 

秋のめぐみ!

 

林道が終わって、雑木林の斜面になった。案内標識などはない。落ち葉がすごくて道がわかりにくい。

 

ゆるやかな斜面を上り詰め、右手へと回り込みながら尾根へと登るにつれて一気に紅葉が広がった。

 

斜面から尾根に出ると青空が明るい。日差しをあびて紅葉も色鮮やかに輝いている。

 

 

尾根を1500m付近まで登ると木の鳥居があった。道も少しゆるやかになった。

 

前方に日留賀岳山頂部が見えてきた。

 

また鳥居があった。今度は金属の板でつくってあって小さなものだ。

 

かたわらには「一海霊神」ときざまれた石もあった。

 

視界が開けて小鹿の山脈が見渡せた。この山域にはほとんど登山道がない。

 

いよいよ最後の詰め。疲れてきてペースダウン。

 

相棒に置いていかれながら12時30分、やっと山頂到達。まるまる5時間かかってしまった。

信仰の山らしく真新しい石の祠が設置されていた。

 

そして大展望。最高峰の大佐飛山など小鹿の山々が広がっていた。

 

帰りは登ってきた道を戻る。道はいいので帰りは早い。しかし、林道にでる手前で道を見失いかけた。斜面のトラバースで、踏み跡が落ち葉に埋もれていて、コースより下へと下りてしまったのだ。でも地形から判断して、15時、なんとか林道終点にたどりついた。

最後に、林道に出る手前の沢でクマに遭遇した。遭遇といっても相手が一方的に逃げてしまったので、丸っこい黒いものが矢のように沢を下っていっただけだった。でもあの色合いの動物はクマ以外にはいないので間違いないと思った。

 


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