yagiq

Ammazzare il tempo

「めげない」と「へこたれない」

2010年06月12日 17時49分55秒 | 雑談
テレ朝の番組「女帝薫子」で、「おれ、めげねー」というセリフがあります。
その主人公が東北の出身であることから、てっきり「めげる」という言葉は東北の方言だと思っていました。
ところが今朝の朝日新聞に、「政界の荒波を生き抜いてきた亀井氏も、めげてはいない。」と使われています。
それなら標準語なのか?
コトバンクで調べてみました。

めげる
http://kotobank.jp/word/%E3%82%81%E3%83%BB%E3%81%92%E3%82%8B

今まで生きてきて、私の周りで「めげる」という言葉を使った人がいなかったものですから驚いています。
こちら関西では、「へこたれる」と言います。
「めげる」も「へこたれる」もお上品な言葉のようには思いませんが、「へこたれる」のほうに勝利のカップを差し上げたいです。

へこたれる
http://kotobank.jp/word/%E3%81%B8%E3%81%93%E3%81%9F%E3%83%BB%E3%82%8C%E3%82%8B

追記:
6月13日(日)に「女帝薫子」の最終回があったが、もう一度聞きなおして「オレ、マゲね~」だと気づきました。
聞き間違いをしておりました。
しかしこれぞ、本物の東北弁でしょうね。

アフリカの響き

2010年06月12日 10時42分23秒 | テレビ番組・映画
まだアパルトヘイトの時代、通訳ガイドをしていた私にある商社から電話がかかってきて、南アフリカ人の奥さんを半日案内してもらえないかとの依頼がありました。
南アフリカ人ってどんな人だろうとの興味だけで仕事を請けました。
夫が商社関係だから白人だろうと思って、ホテルの中華料理のレストランまで迎えに行くと、やっぱり白人。
南アへ入植したオランダ人の子孫なのだろう。
商社の車を使って、彼女を大阪城などに案内しました。
当時の南アの言語はアフリカーンス。
それに治安が悪く、女性のショルダーバッグなどは、しっかりと胸に抱きしめて歩かないとひったくられるとか。
自分たちが先住民を隔離しておいて勝手なことを言っているなと思いながら、客の心を逆なでしないようにいい加減に相手をしておきました。
相手のほうも私の心を見透かしたように、南アにはカラードという浅黒い人たちがいるが、日本人は白人扱いですよと教えてくれる。
ありがたいことだ。

私がアフリカの大地を踏んだのは2回だけ。
最初はケニアへ仕事で。
2回目は、遊びで夢さんとツアーに参加してモロッコへ。
ケニアツアーのナイロビでは、劇場でショーを見るのが含まれていました。
アフリカらしい服装をした男女がステージで踊って歌う。
そのリズムが単調で、どうも退屈です。
8人のツアー客にも聞いてみて、早々に劇場をあとにしたのを覚えています。
モロッコでも昼食のレストランで歓迎して数人の女性が歌をうたってくれましたが、どうも親しみを感じる曲ではない。
言葉がわからないだけなら、フランスのシャンソンも同じだが、シャンソンは言葉がわからなくても楽しめる曲が多い。

昨夜、深夜0時までですが、ワールドカップの南アフリカ×メキシコ戦を見ていました。
観客席では、ブブゼラというラッパを吹き鳴らしています。
そのうるさいこと!
それに、あんな単調な音で何時間も楽しんでいるアフリカ人とは、やはり音楽の感覚が違うのだろう。
地球の裏側にあるアフリカ大陸は遥か遠く、また音楽の音色も馴染めなく遠いものでした。