無念なり！桂離宮

　毎年ゴールデンウィーク前後に、学生達と共に関西建築研修へ出かける。今年は、学生達と「桂離宮」見学の申し込みをした。5月中の見学の申し込みは2月1日からである。結果は・・・。残念ながら駄目であった。一応抽選の上で落選とのことであったが、一体何通くらいの応募があったのだろう。とりあえず今度は葉書により「妙喜庵」にチャレンジしたいと思う。「待庵」は外部のみの見学ではあるが。

　さて小樽にも和風建築の料亭が在る。その名も「夢二亭」といい、竹久夢二のイメージ、大正ロマンがコンセプトである。「一般的な料金・堅苦しくないサービス」がモットーだそうだ。補修前は洋室部分も在った。そこで、写真の屋根部分に注目してみると、いかにも北国小樽らしい煉瓦造りの煙突がある。

　桂離宮は残念であった。憂さを晴らすというと夢二亭に失礼であるが、リーズナブルという言葉を信じて、訪ねてみようかと思う。

「小樽夢二亭／旧塩田別邸」
設計者：？　竣工：1912年（頃）　小樽市入船2丁目8ー1
小樽市歴史的建造物指定
平成3年都市景観賞