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**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

Hard Day    2004.9.20より

2005年02月22日 | 病棟
とても疲れる一日でした。

看護婦は二人といつもより少ないのに、退院が二人入院が一人の予定です。輸血も入っているのでその部屋からは目が離せません。午前中に二人、部屋でお風呂に入れる必要もあります。でも二人いればなんとかなりそうでした。
ところが、外来で急に胃カメラ二件・胃カメラ&大腸鏡一件行うことになり 看護婦一人を持っていかれてしまいました。きゃ~!入院の患者さんがベッドに搬送されてきましたが、移送中に腕に大きな裂傷を作ってしまったようで出血しています。 来てすぐ処置をしなければなりません。昼休みには院内会議もあります。でもお弁当は食べずにやれば なんとか2時の退院の二人を送り出せそうです。ほっとしたのもつかの間、緊急で二人入院患者を引き受けることになりました。いや~ん、状態が良くないみたい!!最初の一人は脱水なので とりあえず点滴を入れてベッドへ。二人目はなんと救急車で搬送されてきました。呼びかけても反応が鈍く しゃっくりの様な呼吸もしています。待って、まだ退院していない、あと30分しないとベッドが空かない!!レントゲンや心電図をとってから 救急車のストレッチャーのまま処置室で待機してもらい、退院前なのにベッドを空けてもらって作り直します。さて、そこからは走りづめ。二家族からアナムネ(患者さんの病気の経過や状況の情報収集)をとり カルテを作ります。その間にドクターから指示を貰い 点滴や採血の準備。点滴は明日の分も用意しておかなくては・・・。付き添いさんが付くので その食事の伝票もきらねばなりません。処置しながら退院の患者さんを送り出すのも やらなくちゃ!それから他の患者さんの痰の吸引やネブライザー、流動栄養の管理に補水、与薬、体位変換にオムツ替え・・・・・。やらなくちゃいけないことが頭の中をぐるぐるめぐってパニック寸前なのを (落ち着け、落ち着いてひとつづつ確実に・・・)と呪文のように繰り返してこなします。
何とか検温や処置のみ済ませることが出来たときには もう申し送り15分前になっていました。勿論 入退院のカルテまとめや看護記録には手が付いていません。約一時間の超過勤務。終わったときには 疲れすぎて気分が悪くなりました。

小さい病院なのでこんなにいろいろなことが重なることは 滅多にありません。でもそうなった時には 看護婦の仕事量はキャパを遥かに超えてしまいます。燃え尽きるのも早そう。
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