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**アカシアの木蔭で**

流れていく時間と逆らわずに流れていく自分を、ゆっくりペースで書いて行こうと思います

富さん さよなら

2005年08月10日 | 病棟
一日の尿量が 500、400、50、25ミリリットルと減り、
富さんは眠るように亡くなりました。
付き添う家族が交代の時間を見計らうように
たくさんの見守りの中、鼓動を止めました。
家族・親族が口々に「大往生だ」と喜びました。

でもわたしはもうこんな看取りはしたくない。
苦しい息の下、看護婦の腕や髪をひっぱり
叩いて苦しさを紛らわしていた。
何度となく「もう逝っていいかい?」「帰りたい」「早く死にたいよ」
とうめいていた。
なにもせず 見守るだけは 辛すぎる。

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